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岩を浮遊させる音波技術

2017-07-12 17:39:25 | 日記

巨石文明は数百トンの岩を浮遊させる音波技術を駆使していた! 「音響考古学」が解き明かす古代のミステリー


古代人は音で巨石を浮かしていた!?

 西暦1世紀ごろに築かれたレバノン東部にある神殿「バールベック」には、世界で3番目に大きい岩が使用されており、その重さは1000トンを越えると言われている。エジプトの古代ピラミッドに至っては総重量約600万トンと見積もられおり、東京スカイツリーの地上本体鉄骨重量(4万トン)の約150倍である。

 今日でこそ様々な重機や知識があり、巨石モニュメントを作ることは容易であるが、それらを持たない古代人にはほぼ不可能のように思われる。ここには何かしらの秘密があるはずだ。オルタナティブサイト
「EWAO」は、物体を自由に浮遊させることができる、失われた超技術が存在する可能性を指摘している。

 古代遺跡の起源を伝える神話では、このような巨大遺跡の建築者は決まって神々だという。にわかに信じがたい話だが、何らかの神的な力でも働かない限り、これほどの巨石を動かすことは不可能のように見えるのも確かである。

 ストーンヘンジにまつわる伝説には、建築材料となった岩を空中に浮かせて運んだという記述があり、南米ボリビアのプマプンク遺跡にも同様の伝承が残されているそうだ。古代ギリシアの歴史家ヘロドトスは、古代エジプト人も岩を空中に浮かせる技術を神から授かったと書き記している。そして、この技術にはどうやら音が関係しているらしいのだ。そして、実際に音で物体を浮かすことは可能である。

ブリストル大学が開発したデバイス「YouTube」より引用

 たとえば、英ブリストル大学の研究者らが開発したデバイスには複数のスピーカーが仕込まれており、これから発生する音で小さな物体を浮かすことができる。米・アルゴンヌ国立研究所でも、音を使って水滴を浮かすことに成功している。

音響考古学が明かす古代文明における“音”の秘密

 古代文明における音に注目した「音響考古学(archaeoacoustics)」では、世界中のさまざまな古代文明で、音が神聖なものとして扱われていたことが分かっているという。近年の研究によると、ストーンヘンジはちょうど音波に干渉するように配置されており、ノイズキャンセラの役割を果たしていることが分かっているそうだ。ペルーの古代遺跡チャビン・デ・ワンタルでも、近隣で吹かれた貝笛の音を猫の鳴き声に変えるように構造物や像が配置されており、メキシコ・テオティワカン遺跡のケツァルコアトルの神殿も、反射した音が、神の使いである鳥「ケツァール」の鳴き声を発生するようになっているという。

 マルタ島で発見された2500年前の遺跡「ハル・サフリエニの地下墳墓」は、墓としてだけでなく宗教的な儀式の場としても使用されていたと見られ、音響上の特殊な仕掛けが存在するという。ここでは男性の声が70Hz~114Hzに変換され、打楽器の音も不思議な共鳴をするというのだ。この帯域の音は人間の脳活動に強い影響を持つことが後に判明しており、おそらく、スピリチュアルな効果を狙ってのことだと見られている。

 このように古代文明では音が非常に重視されてきた。古代の伝承、科学的な事実、そして考古学上の発見を考慮すると、極めて特殊な音の効果で彼らが巨石を空中に浮かしていた可能性は高いと言えるだろう。今後さらなる驚きの発見があることに期待しよう。

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