星の王子様

「大切なものは目に見えないんだよ」

せっかく友達になれたキツネからもらった最初で最後に書かれていた手紙の言葉。


サンテグジョペリの作品、「星の王子様」は読めば読むほど深すぎて（僕は）傷つく。



だって～、そんな純粋ではないから。











好きだからこそわがまま言う薔薇の気持ち、痛いほどわかるって誰がわかる？





そう、砂漠に不時着したからこその幻だと思えば楽なこと。














でも違う。















遠い、小さな星から来た男の子はきっと存在したはず。



だからこそ、この地球で知った、人を想う気持ちがどれだけ重いかを知ったがために毒蛇に咬まれて、（地球上での）死を選んだ、リトルプリンセスはきっと、必ず、生意気な薔薇が咲いている小さな星に帰ったはず。




生きるか死ぬかの瞬間だからこそ、星の王子様と出会えたんだ。











クリスマスキャロルの（ついでに）購入したミュージカル映画。


わざわざ歌わなくてもと思っても、就職の面接で好きな本はと聞かれ、「星の王子様」ですと答えた僕。




１７年ぶりにちょっと考えることがありました。















僕はきっと、砂漠に不時着したサンテグジョペリ。





感謝します、薔薇や蛇やキツネに。


あらら、若干意味不明ね。







友達に感謝の意を表明なんて思ったけど、うまく言えない。


大切なものは目に見えない。


だからこそ、感謝を伝えたい。






























「いつも、ありがとうございます」