前回記事の「運動負荷vs骨再構築」の関係性、
①負荷が少ないと骨は吸収され
②負荷が最適であると骨の成長がおこり
③負荷が過剰であると骨の吸収・萎縮がおきる
ですが、身長を高くするトレーニングで発生するマクロな骨肥大の現実では、①~③の間にさらに区切りが現れ
①負荷が少ないと骨は吸収
②負荷が適切であると骨密度が向上
③負荷が②を超えると骨肥大が発生
④負荷が過剰であると骨肥大が停止
⑤負荷が④を超えると骨萎縮がおきる
という5段階として現象します。
身トレ指定の方法で行えば、簡単に③の負荷量に到達することができますし、指定方法の範囲内であれば④を超えた事例はありませんが、
1.人工物の使用
2.指定運動量の超過
を行うと比較的簡単に④~⑤に至りますので、③~⑤までの負荷量は狭い範囲に閾(しきい)が存在するものと推測されます。
また当初より④~⑤の水準で行ったと考えられる運動では、初期的に骨の突出があった後、これが消失するという事例がありますので注意が必要です。
このような事態を防ぐために、身トレには運動の方法・量の指定があり、負荷量の確認方法が記述してあります。
初期の3か月が、その後の成長に大きく影響する期間になりますので、疑問点があれば、いつでも、お気軽にお問い合わせいただき正しい方法でトレーニングを行ってください。