大阪のまちづくりぶろぐ

大阪でまちづくり活動をおこなっているみなさんの情報発信や交流を行うためのブログです。

平成23年度大阪市まちづくり担い手育成講座(第1回)を開催しました

2012年02月21日 | 大阪市まちづくり担い手育成講座
2012年2月19日(日)に平成23年度大阪市まちづくり担い手育成講座(第1回)を開催しました。

(会場の様子)


会場は田辺地区にある友愛センター北田辺でした。

はじめに、コーディネーターである近畿大学建築学部の脇田教授から、講座の目的についてつぎの説明を受けました。
・市民まちづくりの基本的なスタンスの理解
・大阪市各地の魅力あるまち(づくり)の理解
・まちの魅力、課題の発見


そして、ゲスト講師であるにんやか田邊事務局長の吉村さんから、田辺のまちについて簡単な説明を受けたあと、グループに分かれてまち歩きを行いました。

(まち歩きの様子)


まち歩きは、まちの魅力や課題を発見する視点を身につけることを目的に実施します。
参加者のみなさんは、グループリーダーである近畿大学脇田研究室の学生や他の参加者達とまちの印象について話し合うとともに、気が付いたことをポストイット1枚に1項目ずつ記入しながらまち歩きをおこないました。

田辺地区でのまち歩きでは、

和と洋がミックスされた独特の家屋や大阪市HOPEゾーン事業を活用して修景された家屋、


地域コミュニティーの場となりつつある法楽寺、


法楽寺にある樹齢800年の楠木


地域の伝統野菜である田辺大根、


住吉大社の神馬が育てられていたというエピソードなどといった、多くの地域資源や魅力に気付くことができただけでなく、細く入り組んだ街路が多くて防災面に問題があること、公園などの憩いの場が少ないこと、HOPEゾーン事業により修景された建物が綺麗すぎて周囲と馴染んでいないなどといった課題にも気付くことができました。
また、説明を聞いて初めて気付く魅力もたくさんあり、アピールや発信の方法に問題があるのではないかとった意見も多く聞こえてきました。

まち歩きを終えた後、グループごとに気付いたことを話し合い、まちを活性化するためにはどうすれば良いのかについて、提案づくりを行いました。

提案づくりでは、KJ法という手法により、参加者の意見をまとめました。

(グループワークの様子)


はじめに、参加者それぞれがまち歩き中に気付いたことを書き込んだポストイットの内容を発表し合います。そして、それらを分類しながらまとめていくことにより、グループで地域資源や魅力、課題を整理・共有します。
つぎに、それらの要素をもとにして、参加者それぞれが地域資源や魅力の活用方法、課題の改善方法を考えて発表し、出た意見の中から3つをグループの提案として発表しました。

(提案発表の様子)


ゲスト講師であるにんやか田邊事務局長の吉村さんも、興味深そうに参加者の皆さんによる提案を聞いておられました。

参加者のみなさんによる提案発表が終わった後は、吉村さんが田辺地区で取り組まれているまちづくり活動についてお話をしていただきました。

(吉村さんによるミニ講演)


吉村さんのお話をお伺いして、大阪市HOPEゾーン事業を活用したまちなみづくりだけではなく、地域住民や飲食店などと協力し合いながら、地域の伝統野菜である田辺大根の復活普及に携わっておられるとともに、ホタルを大量に育てている住民と協働した七夕イベントや住吉大社の神馬の伝説をテーマにしたまち歩きイベントを行うなど、地域の人達に自分たちの住むまちを見直し、愛着を感じてもらうために、様々な取り組みをされていることがわかりました。
そして、このようなまちづくり活動を実践するためには、まちの人材と資源を結びつけて発信すること、まちをネタに楽しみ遊ぶ感覚でまちづくりに取り組むことが大切だとおっしゃっていたのが印象的でした。
参加者のみなさんがこれからまちづくり活動を実践されるに際に、大いに参考になるお話だったのではないかと思います。

吉村さんのお話のあとは、脇田教授による総括がありました。

(脇田教授による総括)


脇田教授からは、参加者の皆さんがこの講座で体験したことのねらいや位置付けについて解説していただくとともに、各グループによる田辺地区でのまちづくり提案をつぎのように取りまとめていただきました。
・田辺地区をもっとアピールするためにマップや看板、掲示板などを設置しよう!
・路地の多い北田辺地区で防災訓練や子どもまち遊びをしよう!
・空き家を店舗にしよう!
・難波大道沿いの地域と連携してイベントをしよう!
・お寺を活用してお寺めぐりや楠木をパワースポット化しよう!
・田辺大根を活用してビジネスや品評会、まち中で育てるなどの取り組みをしよう!


今回の講座では、地域の魅力を発見する視点を身につけるとともに、基本的なまちづくりの流れを学びましたが、それだけでなく、まち歩きやグループワーク、吉村さんのお話などを通じて、まちづくり活動とは楽しいものだということもご理解いただけたのではないかと思います。

第2回講座では、水辺のまち東横堀川周辺地区を会場として、水辺を活かしたまちづくりについて学ぶとともに、地域の魅力向上や課題解決に向けた提案づくりに重点置いて学びます。

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「大阪人」4月号増刊「ザ・大阪のデザイン」が発売されました

2012年02月17日 | お知らせ
「大阪人」4月号増刊が2月16日(木)に発売されました。
今回の特集は「ザ・大阪のデザイン」です。
訪れる、乗る、包む、描く、切る、食べる――。暮らしを豊かにし、時代を彩ってきたグッドデザインは、どのように生まれたのか。建築からオムライスまで、大阪の「かたち」を特集しています。
お読みいただくと大阪ならではの豊かなデザイン文化があることを再発見できると思います。京阪神の主要書店、大阪市内地下鉄駅売店をはじめ、全国主要書店にて取り扱っていますので、よろしくお願いいたします。


この特集号では様々な大阪の「かたち」が紹介されていますが、「街のかたちグッドデザインの散歩道−大阪に息づく懐かしい“和”の道」として、2012年2月19日(日)開催の第1回大阪市まちづくり担い手育成講座の会場でもある、田辺地区のことが紹介されています。(ゲスト講師であるにんやか田邊の事務局長・吉村さんも写真入りで登場されています)


かつて田邊村といわれていたこの地区では、住吉大社の神馬がお世話されていたことがあり、その神馬が住吉大社まで通っていた道とともに、田辺地区に点在する和洋折衷のデザインが取り入れられた住宅建築も紹介されています。

田辺地区をまち歩きしてみると、建物全体は和風建築なのに、外壁の材料や屋根、窓などに洋風を取り入れた、珍しいデザインの住宅が点在しており、建築好きな私としてはとても興味が惹かれます。また、寺社も多く歴史を感じることができる地区なので、「大阪人」をお読みいただいて田辺地区にご興味を持たれた方は、足を運んでその魅力に直接ふれてみてください。

なお、まち歩きの際は「大阪あそ歩」のまち歩きマップを参考にしても楽しいと思います。(マップは下記のホームページからダウンロード出来ます)

大阪あそ歩 街道と歴史が織りなす田辺郷〜模擬原爆投下跡から田辺大根の故郷まで〜


(大阪あそ歩のまち歩きマップ)


本日、大阪市都市工学情報センターでは、「大阪人」の休刊についてプレスリリースを行いました。大正14年に「大大阪」として創刊されて以降、戦争による休刊があったものの、長い間にわたり、大阪から、大阪の文化・歴史さらには市政情報を広く発信してきた雑誌だけに残念です。

なお、5月号と5月号増刊の2冊は新たに発行されます。また、バックナンバーについては、当財団で引き続き当財団にて販売いたしますので、よろしくお願いいたします。

バックナンバーなどの情報は下記のホームページをご覧ください。

「大阪人」のホームページ
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御堂筋Talkin’About inアイ・スポット「大阪の観光魅力」の御案内

2012年02月14日 | 御堂筋Talkin'About
2012年2月20日(月)に、御堂筋odonaの2階にあるまちづくりの情報発信施設「アイ・スポット」において、御堂筋Talkin’About inアイ・スポット「大阪の観光魅力」が開催されます。


御堂筋Talkin’Aboutとは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集まり語り合う“サロン”です。

今回のテーマは「大阪の観光魅力」です。

新大阪市長も明言するように、国際観光振興が大阪の大きな課題です。とはいえ、京都、奈良と肩を並べるだけの観光ポテンシャルが大阪にはあるのでしょうか?
海外からのツーリストから見た大阪の魅力や大阪に対するイメージとはどのようなものなのか、 話題提供者である通訳ガイドの方からお話をお伺いすることで、大阪ならではの観光魅力を発見できる機会になると思います。

この場での交流がきっかけとなって、新しいネットワークやアイディアが生まれるかもしれません。ご興味のある方は是非アイ・スポットに足を運んで下さい。

概要は下記の通りです。

日 時:2012年2月20日(月)午後7時〜午後9時

会 場:アイ・スポット(大阪市中央区今橋4-1-1 淀屋橋odona 2階)
    ↓場所は下記をご覧ください。
    http://www.city.osaka.lg.jp/keikakuchosei/page/0000018184.html

話題提供:平須賀 玲子・上田 真由美(英語通訳案内士)
ナビゲーター:小林 卓司(ランテック計画事務所)
生駒 伸夫(生駒時計店)
小川 清(平岡珈琲店)
山納 洋(大阪ガス)

参加費は無料です。事前に申し込みの必要はありませんが、定員は30名です。(先着順)受付は当日の午後6時30分からになります。
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まちづくり担い手育成講座の受講者募集の締め切りが迫っています!

2012年02月10日 | 大阪市まちづくり担い手育成講座
先日より開催の告知をさせていただいている「大阪市まちづくり担い手育成講座」の受講者募集について、締め切り日(2012年2月13日)が迫っています。


平成19年度より毎年開催されているこの講座は、わかりやすくまちづくりの手法を学ぶことができるとともに、受講生同士を含めたまちづくりに興味をお持ちのみなさまによる、まちづくり活動の“輪を広げる交流の場”としても好評を得ています。

今回の『大阪市まちづくり担い手育成講座』は3回連続の講座を通じて、まちづくりの担い手となるために必要な知識を身につけます。講座の開催日程など、詳細については、先日ご案内しました「大阪市まちづくり担い手育成講座」の記事をご確認ください。

当初は2月3日(金)を受講申し込みの締め切り日としていましたが、定員に若干の余裕があったため、現在は受講生の追加募集を行っています。

募集の締め切りは2月13日(月)の17時迄になります。

今回の締め切りで最終になりますので、ご興味をお持ちの方は、この機会に是非ともお申込みください。申込方法等の詳細については、大阪市まちづくり担い手育成講座のホームページをご確認ください。(ホームページからも申込みできます)

現在、大阪市都市工学情報センターと講座のお手伝いをしてくれる近畿大学では、講座の開催に向けて準備を進めており、先日、第1回の会場となる田辺地区を視察しました。

大阪市と地域が協力して、地域の特色を活かしたまちなみづくりを進めるHOPEゾーン事業を活用して修景された建物や寺社、記念碑や堀の跡など、積み重ねてきた歴史を感じる楽しいまちでした。

(HOPEゾーン事業を活用して修景された建物)

(前方後円墳という説もある山坂神社)


講座では、まち歩きを体験するほか、田辺地区で活発なまちづくり活動を実践されている「にんやか田邊」事務局長の吉村さんをゲスト講師にお迎えし、まちの魅力について教えていただくとともに、地域資源を活かし、その魅力を発信していくまちづくり活動について、ご自身の取り組みをご紹介していただきます。

まちづくりに関する実践的なお話を聞くことができる貴重な機会になると思いますので、多くの方にご参加いただければ幸いです。講座へのお申し込みをお待ちしています。
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小学校での環境教育学習を行いました

2012年02月07日 | まちづくり活動情報
環境にやさしい交通をすすめるプロジェクトみなとでは、港区にある八幡屋小学校の5年生(41名)を対象に、環境教育学習として買い物ゲームを行いました。

(環境教育学習の様子)


この買い物ゲームは、お店で売られている食材も産地からの輸送により環境負荷がかかっていること、買い物に行く際も交通手段によっては多くのCO2を排出していることを学び、日常生活と環境問題の関係について考えてもらうことを目的としています。

授業は次の様な手順で進行しました。

はじめに5〜6人の6つのグループに分かれ、夕食のメニューと買い物に行く際の交通手段を決めた後、予め用意された食材カードの中から使用する食材を選びます。

(食材選びの様子)


その後、食材ごとに設定されたフードマイレージ(※)の大きさにもとづいて、購入した食材が食卓に運ばれてくるまでに排出されるCO2量を計算するとともに、買い物に行くときの移動によるCO2排出量と合わせて、各グループの買い物によるCO2排出量を計算しました。
※フードマイレージとは
食べ物が生産地から消費される食卓まで輸送される際の環境負荷のことで、「距離×重さ」で表される。

そして、グループごとのCO2排出量を発表し合ったあと、他のグループとの違いを比べながら、自分たちのグループの買い物がどうだったのかについて話し合いを行いました。

(発表の様子)


子どもたちからは、
・クルマだけでもこんなにCO2などがでていることがわかった。
・今度から近いところは自転車でいく。
・おんなじ食材でも近いところのほうがCO2がいっぱいでないことがわかった。
・よく考えて食材をかうとCO2がすごくへることにびっくりした。
などといった感想を聞くことができ、買い物に行く時には自家用車を使うのではなく、バスや電車などの公共交通機関を利用したり、近くなら徒歩や自転車を使ったりすることでCO2排出量を減らすことができること、産地が近い食材を選ぶことでフードマイレージを減らすことができることに気付いたようでした。

授業終了後におこなったアンケートでは、ほとんどの子どもたちが「楽しく学習することができた」(全体の97.4%)「授業の内容がよくわかった」(全体の92.1%)と答えてくれました。また、「家族などに授業のことを話す」(全体の71%)と答えてくれた子どもたちも多くいたことから、買い物ゲームは楽しく学べるだけでなく、家庭内でも生活行動と環境問題の関係について、考えるきっかけになることがわかりました。

アンケートを読んでいると、感想の中に「安くてフードマイレージが多い物を買ってお金を貯めるのと、高くてフードマイレージが少ない物を買って環境にやさしいのでは、どちらが良いのだろう?お金も貯めたいし、フードマイレージも少なくしたいし…。」といった内容のものがありました。子どもらしい素直な感想であるとともに、とても難しい問題だと思います。
答えは人によって違うかもしれませんが、私は、「出来る範囲で、出来ることをやる」のが大切ではないかと思います。少しでも多くの方々が周りの環境を良くしようと心掛けることにより、住みやすい環境の実現へとつながります。

環境にやさしい行動は、まちづくりの第一歩です。みなさんもできることから始めてみてください。

なお、買い物ゲームの詳細については、過去に紹介しているので、詳細については下記をご覧ください。
「フードマイレージを学ぶための買い物ゲームの紹介」
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