「雑誌とフリーペーパー」を読む!

活字中毒の私。いつでもどこでもフリーペーパーを拾い歩き、雑誌を買いあさっています。その私の雑誌とフリーペーパー評です。

「週間 東洋経済」 4/28-5/5

2007-04-29 20:49:28 | 雑誌
今回の特集は「ニッポンの医者、病院、診療所 これが医療崩壊の実態だ」、というものである。この特集について医者限定の掲示板で話題になっていたので、ぜひ読んでみたいと探していた。

しかし、この本を購入するのが意外に大変であった。いつも行っている中規模の本屋ではすでに売り切れであった。もう一軒回ったがそこにもなかった。売れているのだろうか?

そして、3件目に行った本屋で陰に隠れた1冊を購入。

内容に関しては非常によく取材してある、というのが第一印象である。新聞をはじめ多くの日本のメディアは医療に関しては素人と知識はかわらない(プロとしては素人より勉強して記事を書いて欲しいのだが・・・期待はできないレベルだ)記事ばかりだと感じている。感情論や「すでに結論ありき」という論調が多い。

それに比べてこの特集は現場の綿密な取材を行い、客観的な記載を行っている。取材能力が高く記者のレベルが高いと感じた。

経済の雑誌がなぜ医療?とおもわれるだろうが、私は経済は社会の安定なくしては成長しないと思っている。医療はその要のひとつであろう。また、医療も消費経済のひとつでビジネスとしても十分に将来性があるという面からも十分に注目すべき話題である。

この雑誌を読んで、はじめて医療がここまで危うい状態に陥っているのだと知った人も多いだろう。国の医療行政や社会の過度な期待に振り回されている医療者はすでに疲労困憊しているし、いまの医療の問題を解決する権力もない。医療は社会全体で考えなくてはならない問題なのである。

再度言うが、経済の安定、国の安定は社会の安定があってこそ得られるものである。医療を良くしたいという心を持ち、医療の問題をどうしたら解決できるのか、それを経済人によくよく考えて欲しいと思う。そういう意味で医療崩壊の特集を組む東洋経済は社会を見る目があるし、そういう問題を経済人に知ってもらうという特集は非常に意味がある。

この雑誌の社会的な力に期待したいと思っている。
ジャンル:
雑誌
キーワード
日本のメディア
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