「51」シンクエンタ・ウノのブログ

「日常」から「非日常」へ・・その扉を開けると素敵な空間があなたをお待ちしております( ̄▽ ̄)ニヤリ

週末ワイン予告2017年9月第2週目

2017-09-07 22:38:20 | 週末ワイン 
「ローリング 2002 ブロッソー・ヴィンヤード」

さてと、すっかり気温も下がって秋めいて来ましたね( ̄∇ ̄)ニヤリ

まだまだ『秋の夜長』には、ちょっと夏の名残りがありますが、美味しいワインでもどうぞm(_ _)m

今週のワインは僕も初めて聞きました「ローリング・ワイン・カンパニー」

なんでもアメリカのワイン雑誌各誌から軒並み高評価を受け、日本への正規輸入開始も、なんと今年から!(今回のは並行輸入品ですが(苦笑))

『ローリング・ワイン・カンパニー』って名前にしてるのも、オーナーのブライアンさんが影響を受けた『カレラ・ワイン・カンパニー』へのオマージュらしいですね( ̄∇ ̄)ニヤリ♫

コレはちょっと楽しみですね( ̄∇ ̄)ニヤリ♫

〜〜〜以下資料抜粋〜〜〜

ソフトウェア・エンジニアを経て、カリフォルニアのワインショップで働いていた 『ローリング』 のオーナー、ブライアン・ローリング。ショップ共同運営者のひとりが熱狂的なブルゴーニュ・ファンであった影響から、彼のピノ人生は1980年代という早い時期に、いきなり 『デュジャック』 『アンリ・ジャイエ』 『DRC』 といった一級体験から幕を開けます。しかし彼をカリフォルニアに留めたワインが 『カレラ』 『ウィリアムズ・セリエム』 『シャローン』 『サンフォード』 といった往年のピノの名手達でした。これらを楽しみ、カリフォルニアでもブルゴーニュに勝るとも劣らぬピノを生み出す事が出来るという現実を直視したことが、1990年代後半の転機に繋がります。この時期、彼は 『ニコルス』 でも御馴染み 『コットンウッド・キャニオン』 の醸造家ノーム・ベコと知り合うのです。ブライアン・ローリングをピノ・ジャングルへと更に引き込んだのは彼。実際に現場でワイン造りのノウハウを体験したブライアン・ローリングは、1997年にいよいよ2樽のピノを独自で仕込み、記念すべき独自レーベルの発進へといざなわれました。

彼の成功はあくなき「葡萄畑への固執」にあります。ワイン造りもワイン・ビジネスもほとんど素人に近い彼は、とにかくプレステージ・ヴィンヤードと呼ばれる一流の栽培家が育てる果実調達に労力と資金を惜しみませんでした。ローリングへの果実供給先には、今でこそ全米各地の錚々たる面々が名を連ねますが、彼は当初、葡萄園のオーナーから許可が出るまで足しげく畑に通い、例え微小な量だったとしても購入しました。そしてそこからワインを生み出してはそれを持参して内容を確かめさせ、翌年の更なる供給量増量、更には他グロウワーとの交渉材料としたのです。これを繰り返し、'99年にはわずか50ケースだった生産量を、'02年には950ケース、そして'06年には5,000ケースにまで増産させることに成功しました(ただし一銘柄あたりは数百ケースに抑制)。

ワイン造りのみならず、人望の厚さにも定評のあるブライアン・ローリング。誠実なだけでなく、周囲の生産者との繋がりを大事にし、また常に新しい試み(高級プレミアムへのスクリューキャプ導入等)にチャレンジし、そしてその研究や体験により得た知識、経験、成果を広く共有しようという姿勢から、現在では若手世代のリーダー的存在にもなっています。『A.P.ヴァン』 の醸造家アンドリューなど、彼を師と仰ぐ新進気鋭…更なる次世代も出てきており、恐らくその人柄の良さが、前述した多くの栽培家との交渉にも役立ったに違いありません。足繁く葡萄畑に通う彼を見て気に入ってしまい、多くのヒント、そして果実を彼に与えたくなった栽培家は少なくないのでしょう。

ローリングの特徴は、自らのシングル・ヴィンヤード作品で、米国全土の広大な各産地を網羅していること。例えばこのジャンルのパイオニアの一つに 『シドゥーリ』 があります。品種をピノだけに絞っているとはいえ、シドゥーリが年間でリリースするピノの種類は20種近くにもなり、これはスタイルの枠を越えて最多級。しかもこれだけの数を誇りながらそれら全てを高い品質で揃えています。ただし果実選択は特定産地に絞られます。

一方ローリングからリリースされるピノの種類は、シドゥーリの半数から2/3程度ですが、その代わりカバーする地区は倍ほどにもなります。メジャー産地のソノマ、S.L.H.(モントレー)、S.R.H.(サンタバーバラ)、オレゴンらを押さえていることは勿論、更にさほどピノで知られるエリアではないパソ・ロブレスやサン・ルイス・オビスボ、そしてセントラル・コースト、果てはシャローンA.V.A.まで…この手の生産者の中でも最も広域範囲をカバーしたピノ・プロデューサーと言えるでしょう。シドゥーリ同様、これだけ様々なエリアのワインを手掛けながら、得手不得手無く各作品を一定の(しかも高い)品質に保っていることは、何よりの醸造スキルの証明です。

◎全米TOP3ピノ、最多選出。
そして勿論、ピノ・フェチにとってローリングが最大の標的となっている大きな理由に、メジャー誌を巻き込んでのクオリティへの賞賛があることは間違いありません。品種をピノだけに限定し、年間約500アイテムものピノ・ノワール "だけ" のレヴューが掲載されるという、まさにマニアのための必読書…「ピノ・リポート」誌。ここでもローリングの評価は圧倒的。同誌が年に一度発表する、全米ピノの頂上決戦【ザ・ピノ・パッション・アワード】では、その年最も優れた作品として「年間TOP12ピノ」が選ばれます。ローリングはその2004年版、2006年版と二年に渡りランクイン…どころではなく、更にその中の "全米No.1" に選出されています。


更にローリングは直近四年で(二度の全米No.1を含む)4本もの作品をTOP3に送り込んでおり、これは同アワードにおいて "史上最多にして唯一"。同誌においては 『コスタ・ブラウン』(4年で2度選出)や 『ラジオ・コトー』(4年で2度選出)よりも格上とされます。同アワードは2007年版を以って一端閉幕となったものの、2014年に復活。そして2015年度のTOP12にて再び選出されました。

因みに約5000本ものピノが収録される同誌ですが、廃刊となるまで100点、99点ピノは誕生せず、史上最高作品としては98点でコスタ・ブラウンのカンツラー'05年と、ロアーのロゼラズ'07年の二本が存在するのみとなりました。そして、それらに次ぐ全米歴代三位のポジションを、97点にて占めているのがローリングの複数ピノ・ノワールです。


(※ なお、初年度の2003年版でも第6位に選出されています。)

あまりにも気になる存在、ローリング。これら垂涎のコレクタブル・ピノを手掛ける人物こそが、主であるブライアン・ローリング。もう一つのピノ専門誌「ピノ・ファイル」では、シドゥーリのアダム・リー、ロアー/フリーマンのエド・カーツマン、テスタロッサのビル・ブロシューと並び、「若き熱狂的ピノ・メーカー」と評されており、他メジャー誌のレヴュワーをもことごとく陶酔させるピノ使いです。そして高いスキルのみならず、彼の人柄もまたローリング成功の要因、その一つと言われています。

以上。

いやいや、ちょっとものすごいワイナリーですよね?興味ある方は是非是非飲んでみてくださいね〜(≧∇≦)

Comment    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 週末ワイン 478 | TOP | 9/11 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 週末ワイン