アジア映画巡礼

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新潟で来月『ダバング 大胆不敵』大暴れ!のお知らせ

2017-09-10 | インド映画

『ダバング 大胆不敵』(2010)と『マダム・イン・ニューヨーク』(2012)を配給したビオスコープ社の方から、お知らせをいただきました。新潟県上越市には、現存する日本最古の映画館として名高い高田世界館(何と、1911年にお芝居の小屋としてできた劇場だそうで、今年で106歳になる超ご長寿映画館です)があるのですが、そこで10月21日(土)に『ダバング 大胆不敵』のマサラ上映が行われるそうです。すでに上映はされたことがあるのですが、今回は特別にマサラ上映のために再上映して下さるんだとか。高田世界館でのマサラ上映としては、『恋する輪廻~オーム・シャンティ・オーム』(2007)、『ムトゥ 踊るマハラジャ』(1998)に続いて3回目だそうで、前2回も大好評だったようです。高田世界館のお知らせサイトはこちらです。

 

ご存じのように、『ダバング  大胆不敵』にも、『恋する輪廻~オーム・シャンティ・オーム』や『ムトゥ 踊るマハラジャ』に負けない萌え~!ポイントやピーピーの指笛ポイント、そしてクラッカー「ポンッ!」ポイントがたくさんあります。例えば、こんな所ですね。

<開始5分>チュルブル・パンデー(サルマーン・カーン)見参!のシーン
・それに続く5分余りのアクションシーンは、もうクラッカーを鳴らすポイントだらけ。特に『マトリックス』も真っ青のバレット・タイム映像、緊迫するアクション場面で悪者一味の下っ端のスマホが突然着メロを鳴らしてしまうシーンには、ぜひ指笛と拍手喝采を。

<開始11分>本作の主題歌とも言える「♫ ダバング ダバング 大胆不敵な男 ♫」のシーン
・ベルトを掴んでのあやしい腰の動きには、思いっきりクラッカーを鳴らしましょう!

<開始21分>村の議員チェディ・シン(ソーヌー・スード)が警察署に登場
・年末公開の『クンフー・ヨガ』でジャッキー・チェンと共演しているソーヌー・スード、出世はこの『ダバング』の悪役があったればこそ? クラッカーで祝ってあげましょう。

<開始24分>チュルブルの妻となるラッジョー(ソーナクシー・シンハー)との出会いのシーン
・ここは指笛、口笛で思いっきり冷やかしてあげましょう。
・これに続くアクションシーンも、クラッカーポイント多し。ああ、もう切りがない....。楽しんで下さいねっ!!

今回見直してみると、本作の公開後に亡くなってしまった俳優がお二人います。

チュルブル・パンデーの義父(母の再婚相手)パンデー役のヴィノード・カンナー。上は1970年代後半のブロマイドですが、1970年から82年にかけて二枚目のトップ男優として大活躍した後、宗教家ラジニーシュの信者になってしまい映画界からは引退状態に。80年代末に復帰してからは、中年の脇役として毎年数本の映画に出演していました。2017年4月27日にガンのため逝去、享年70。亡くなる直前に病院で写された、やつれた姿の写真が出回り、インド映画ファンにショックを与えました。


もう1人は、悪と繋がる警部役のオーム・プリー。『シティ・オブ・ジョイ』(1992)、『DONドン 過去を消された男』(2006)、『マダム・マロリーと魔法のスパイス』(2014)など出演作で日本公開されたものがたくさんあるので、この顔をご存じの方も多いことでしょう。2017年1月6日に心臓発作のため逝去、享年66。300本を超える映画に出演し、亡くなったあともサルマーン・カーン主演作『Tubelight(蛍光灯)』が公開されるなど、いつまでも忘れられることのない名優でした。上のお二人、出て来たらぜひご冥福を祈って拍手してあげて下さい。


ところで、そもそも高田世界館と『ダバング 大胆不敵』の親しいお付き合いは、2015年にビオスコープの社長と『ダバング 大胆不敵』(と『マダム・イン・ニューヨーク』も)の上のポスターを含む全ヴィジュアル・デザインを担当したデザイナーさんが、高田世界館を訪ねた時に始まるようです。その前に高田世界館では『マダム・イン・ニューヨーク』が上映され、仕事上のやり取りを通じて高田世界館に興味を持った社長が、幼馴染みでもあるデザイナーさんを誘い、2人で上越市まで出かけたのだそうで、私も当時社長のブログだかツイートで知って、「行ってみたいなあ」とこの映画館に大いに惹かれたのでした。今回、ビオスコープ社の方が、デザイナーさんの当時のブログを教えてきて下さいました。デザイナーさんのステキなパステル画も掲載されていて、高田世界館の雰囲気がよくわかります。このデザイナーさん、『ダバング 大胆不敵』のライン・スタンプ(あるのよ、これが。下にいくつか見本を付けておきます。ご購入はこちらから)のような思いっきりマンガチックなデザインもできるかと思えば、ご自身のブログ「今ふたたびの絵画へ」に毎回使ってある絵のような本格的な作品も描けるという、何とも才能に溢れた方で、尊敬してしまいます。でも、外見は「ONE PIECE ワンピース」のルフィみたいで、ビオスコープ社の社長とデザイナーさんが並ぶと、奈良の映画好き中坊二人組時代の姿が彷彿としてきて、いつも頬がゆるみます。


私としては、ぜひ次のビオスコープ社配給のインド映画でもこのデザイナーさんに腕を振るっていただきたいと思うわけですが、社長のお眼鏡にかなうインド映画がなかなかないらしく、次作の噂は聞こえてきません。悪いのは、本国以外での映画公開への配慮などおかまいなしに作品を買いまくるNetflixか、はたまたそこに作品を売っちゃう製作会社なのか、それとも一作入魂の映画を作ろうとしない映画人なのか。前途多難なインド映画@日本ですが、上越市やその近くにお住まいの方は、ぜひ10月21日(土)@高田世界館の『ダバング 大胆不敵』マサラ上映に駆けつけて下さいね!  最後に予告編を貼り付けておきます。

映画『ダバング-大胆不敵-』予告編


<追記>高田世界館では、どうも『ダバング 大胆不敵』の方が先に上映されたようで、ビオスコープ社社長のツイッターにこんなつぶやき(9月12日のツイート)が。失礼しました~。

 

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6 コメント

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地元です! (サントーシー)
2017-09-12 00:25:36
上越市の出身です!
この映画館は行った事がありませんが・・・・
地元でインド映画が上映されていたとは全く知りませんでした。
今度も続けて欲しいです。
知らなかった~ (Jaan)
2017-09-12 12:05:29
cinetamaさん、こんにちは。
私、新潟(中越地方)出身ですが、高田にそんな古い映画館があるなんて、知りませんでした。
新潟は、ミティラー美術館があったり、結構インドと関係してることが多いな~と最近感じました。
新潟を離れて25年くらい経つので、知らないこといっぱいです。

それから、オーム・プリーさんが亡くなられていたことも知りませんでした。
存在感のある、いい役者さんだったので、とても残念ですね。

機会がありましたら、脇役の方にもスポットを当てて、インド映画講座やってほしいです。
そう思うのは、私くらいでしょうかね(笑)
サントーシー様 (cinetama)
2017-09-12 17:05:18
コメント、ありがとうございました。

上越市のご出身だったのですね。
何でもNHKでも紹介されたとかで、高田世界館は結構有名です。
YouTubeに関連映像があったりしますから、ご覧になってみて下さい。
Jaan様 (cinetama)
2017-09-12 17:21:01
コメント、ありがとうございました。

Jaanさんも新潟のご出身だったですね(この間、Nancyさんとそんなお話を...)。
今度お里帰りなさったら、ぜひいらしてみて下さい。

脇役のお話、私もしたいのですが、どの人も出演本数が多いので資料を作るのがマジ大変なのと、まだ日本ではファンが少ないので、講座は無理かも知れません。
男女優とも、いっぱいいるんですけどね....。
Unknown (Maymay)
2017-09-14 21:33:49
お久しぶりです。
高田世界館さんには昨年のOSOの他3回ほどお邪魔しています。
新潟市内からですと時間的には東京に行くのと変わらなく同じ県内と思えないほどの距離があるのですが本当に素敵な劇場で近ければおそらく毎日通ってると思います(笑)
今回のダバングも駆けつけるつもりです。
cinetamaさんも是非ご都合がつけばいつでもいらっしゃってください。ご案内いたしますので。
Maymay様 (cinetama)
2017-09-15 01:23:37
コメント、ありがとうございました。
ほんとに、お久しぶりです~。

実はこの記事を書きながら、Maymayさんのことを思い出していたんですよ。
同じ新潟でいらっしゃる、ということと、後述するもう1つの理由で、なんですが、その時新潟の地図をよくよく見たら、新潟市から上越市は結構遠いので、これはどうかな、と思っていたのでした。
でも、さすがMaymayさん、ちゃんと高田世界館においでになっているのですね。
今回も、ぜひよろしくお願いします。

もう一つの理由は、Maymayさんに教えていただいた瑞花の揚げせんべい、これまでは近くの二子玉川に出店があったのですが、このブログを書く直前に行ったら姿を消していて、本当に残念!
今は、有楽町のお店か、渋谷ヒカリエに行かないと買えなくなったみたいです。
2年ほど前までは、うちの最寄り駅のショッピングセンターでも買えたのに....。
というわけで、瑞花ショックと共にMaymayさんを思い出した、というわけなのでした。

10.21(お~、国際反戦デーだ)は行けそうにないのですが、高田世界館にはいつか行ってみたいと思っていますので、その時はお目に掛かりましょうね。

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