アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』ラスト・マサラ上映@シネマライズ

2013-04-21 | インド映画

『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』、渋谷シネマライズでのラストランは4月19日(金)の最終回。もちろんマサラ上映です。スペイン坂を上がってみると、見慣れた看板(下写真/4月1日撮影)が姿を消していて、一抹の寂しさが。すっかり次の上映作品の看板に取って代わられていました。シネマライズの前には、これからマサラ上映に、という観客の方が何人もたたずんでいたのですが、私と同じような感想があちこちから聞こえてきていました。

そんな中、声を掛けて下さった方が。「ナマステ・インディア」やアテネ・フランセ文化センターでの『恋する輪廻』の上映時に、私の顔を見て憶えていて下さったようです。シネマライズでの上映は、左の女性の方は4回目、右の黒い粋なクルターを着た男性の方は5回目だそうです。すごい! 男性の方のポーチには、燦然と輝く缶バッジが4個!

マサラ上映はリピーターが多く、2回目、3回目の人はざら、とは聞いていましたが、4回、5回となると投入資金も相当な金額に...。頭が下がります。最後の上映ということでリピーターが詰めかけたせいか、見事満員御礼になりました。

劇場内に入ったら、やっと会えましたよ~、ターバンを被ったプレミアシートへの案内人のお兄さん! いやー、私がプレミアシートを購入した4月1日も、こういうカッコいい人に案内してもらいたかったです。「マサラ上映の時は毎回いたんですよ。すみません」とのことで、記念にパチリ。胸に抱えているのが、プレミアシート用の豪華クッションです。

場内に入ると、これまたびっくり! 何と立ち見の方がいっぱい! 休憩も入れると3時間余り、ずっと立ちっぱしで大丈夫? 自分の席を譲りたくなってしまいますが、こんなにたくさんいらしては(オロオロ....)。結局、階下だけで30人ぐらいの方が立ち見で見て下さっていました。この日は3階席というか階上の席ももちろん全部開放されていたのですが、それでもこんなに立ち見の方が....。

(写真アップのご了解を得なかったので、画像は一部処理しています。不都合がありましたらコメントでお申し出下さい。削除致します。反対に、”目の線を取って”というご要望でもOKです。コメントはアップしませんのでご安心を。下方の写真に関しても同様です)

そこへ、アップリンクの露無(つゆむ)さんが。今回の公開の中心となって、しゃかりきにがんばってくれたスタッフです。

「自分が担当した作品で、シネマライズみたいな大きな劇場がいっぱいになるなんて、初めてなんです。アップリンクとかではあったんですけど....」と感激の面持ちでした。いや~、今日まで倒れもせず、よくがんばりましたねー。「今日はシネマライズの方で終了後お掃除のプロを入れて下さるので、安心して楽しんで下さい」とのお話に、内心ガッツポーズ。

いよいよ上映開始。さっきのターバンのお兄さんが前説をやって、みんなでちょっと「♪オーム・シャンティ・オ~~ム♪」の振りの練習です。一番前の席には、多分野火杏子さんのお弟子さんだと思うのですが(追記:ベリーダンサーのNourah(ノーラ)さん率いるダンス集団、Jyoti(ジョティ)の皆さんだったそうです。露無さんから訂正が入りました。失礼しました~)、踊り子さんたちがずらり。この踊り子さんたちが盛り上げのプロで、しかも「♪ドゥンタナ♪」の歌では3番のディーピカーたんの衣裳に合わせて同じようなバンジャーラー・ガールの格好を、「♪ダルデー・ディスコ♪」では最初のアイテム・ガールそのままのヘアウィッグを着けて、と心憎いばかりの演出の数々。ソング&ダンスシーンでは通路狭しと踊ってくれます。思わず、紙吹雪(家にあった色画用紙を大型カッターでしこしこ切ってきた)をいっぱい撒いてしまいました!

インターミッションの時には、ベリーダンス風の格好で派手に後ろのドアから登場。音楽はインド民謡風だったのですが、見事なフォーメーションで楽しい踊りを披露してくれました。

観客もじっとしていられず、こ~んな感じで場内は踊りの渦に。圧巻でした~~~。

その観客の皆さんですが、映画の途中のソング&ダンスシーンでも何人かは立ち上がって踊っていたものの、「♪ダルデー・ディスコ♪」と「♪オーム・シャンティ・オーム♪」、そしてラストシーン以外は全員立ち上がって、ということもなく、むしろしっかりと集中して映画を見ている、という感じでした。出演者のしぐさやセリフに敏感に反応し、ドンピシャのツボの所で笑ったり歓声上げたりクラッカー鳴らしたりと、映画が二倍、三倍楽しくなるワザの数々。昔のインドの観客もこんなだったよな~(クラッカーはなかったけど)、という思いがこみ上げてきて、胸が熱くなりました。

クラッカーを鳴らすタイミングも絶妙で、「♪ドゥンタナ♪」のバドミントン・シーンでは、羽がラケットに当たる「ポンッ!」という音の所で「パーン!」。なるほど、だてにリピートしてるわけじゃないんですね、皆さん。あと、この日はなぜかパップー役のシュレーヤス・タルパデーが人気で、初登場シーンではクラッカー鳴りまくり。私も鳴らしました(笑)。しかしながら、一番クラッカーが多く鳴ったのは、言わずと知れたこのシーンです。

 © Eros International Ltd

クラッカーは劇場側から1個プレゼントされるのですが、私も百均で音のみのを1パック買って持って行った上、せんきちさん(何度ご覧になったのやら、というマサラ上映観客の大先輩。あっ、公式サイトにお写真が!)からも中身はあるけど散らばらない式のクラッカーを数個いただき、たっぷりと鳴らしました。スーラジ・バルジャーツヤーのそっくりさんが出てきた所で「パーン!」、ヤシュ・ジー(『命ある限り』のヤシュ・チョプラ監督)の登場で「パーン!」、カージョルで「パーン!」、アクシャイ・クマールが「闘士再び」の最後で振り向いてポーズを決めた所で「パーン!」。タイミングがピタリと決まると「カ・イ・カーン!」ですねー。リピーターになるの、わかります。

あと、手拍子も歌のシーンで毎回入ったのですが、「♪オーム・シャンティ・オーム♪」では2+2+2+2+3+3というビートの手拍子が。そうそう手拍子と言えば、上映がすっかり終わって場内が明るくなった時に、「では、締めの三三七拍子を!」という声が上がり、みんなでチャッチャッチャ、とやりました。リードして下さった男性の方、ありがとうございました!

興奮冷めやらぬ劇場内でしたが、その余韻を煽るように、アップリンクの皆さんがこれからの『恋する輪廻』上映予定のチラシを撒いてくれます。まず、『ラ・ワン』から続けてインド映画紹介に奔走した新井さん。ご苦労様でした~。

 

露無さんの右隣は、試写を仕切ったりとこれまたしんどい仕事の数々をこなした村井さん。今回のお仕事でアップリンクは卒業だそうです。残念!

最後はアップリンクの浅井社長。おお、社長までチラシ配りですかー。しかし、浅井社長というか配給会社側には、『恋する輪廻』に関する頭の痛い問題が持ち上がってまして、上映成功も手放しでは喜べないらしいです。その問題とは、こちらの記事で報道されています。もしかしたら、『恋する輪廻』の完全版が見られなくなるかも!?

そういう恐れもありますので、まだご覧になってない方、まだまだ見ておきたい方は、次の上映に急ぎましょう。

◆渋谷アップリンク:4月27日(土)~5月10日(金) 連日14:20~上映
            5月8日(水)19:00~ 特別マサラ上映
 ~おまけが付く特別料金、各種割引もありますので、詳しくは公式サイトを見て下さいね。
 
◆爆音マサラ上映@渋谷クアトロ:5月4日(土) 14:00~
 ~まさにライブ! 詳しくはこれも上記公式サイトで。

◆キネカ大森:5月11日(土)~5月24日(金)
         5月18日(土)マサラ上映決定!
 ~詳しくは、キネカ大森のHPで。

これから日本各地で続々と公開される『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』。たくさんの方が楽しんで下さることを、心から願っています。あっ、最後になりましたが、ゴミの大変な後始末をして下さったシネマライズの皆様、どうもありがとうございました。お陰様で、インド映画に関するとってもいい思い出がまたできました。1998年の『ムトゥ 踊るマハラジャ』公開に引き続き、お世話になりました~。

 

 

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22 コメント

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ありがとうございました (kuuai)
2013-04-21 14:35:27
初めてコメントさせていただきます。

最終マサラ上映会のインターミッション中に、cinetamaさまをお見かけしました。

日本語字幕のありがたさをひしひしと感じておりまして、感謝の気持ちをお伝えしたいと思ったのですが、トイレやらビールの調達をしている間にお姿を見失ってしまいました。
字幕がなくともそれなりに楽しめる本作ですが、アテネフランセの上映会で初めて日本語字幕つきで見た時は、ハンケチ一枚がしっとりするほどの涙を絞り取られてしまいました。
こんなにステキなインド映画を東京にいながらにして大きなスクリーンで見られることの幸せを噛みしめられるだけ噛みしめた一ヶ月でした。(シネマライスでは、通算6回見ました)

cinetamaさんをはじめとする沢山の方々のご尽力のおかげですね。
本当にありがとうございました。

ボリウッド4も楽しみたいと思います。
kuuai様 (cinetama)
2013-04-21 16:33:28
初コメント、ありがとうございました~。

休憩時間中は、私もトイレに走ったりしていたので、姿を消してしまいすみません。今度機会があったら、ぜひお声をお掛け下さいね。

アテネにも行って下さり、シネマライズは何と6回! すごいですねー。確かに、大スクリーン&シネスコフルサイズで見ると、印象が全然違って見えます。特にインド映画は、劇場で見てこそ!ですよね。

「ボリウッド4」も楽しんで下さいね。各作品のご感想など、またお寄せ下さい。
Unknown (やっほー)
2013-04-21 16:34:12
マサラは四回行ったのですが、最終日だけ行けず、涙をのみました。
レポしてくださってありがとうございます。

会場の熱気が伝わってきました。

いまもちあがってる問題も解決して、完全版がこれからも見られますように祈っています。


次は爆音 (せんきち)
2013-04-21 16:55:53
こんにちは。
先日はおつかれさまでした。
当方、結局マサラ上映5回通常上映7回、計12回もシネマライズに通ってしまいました(笑)。
今は5月の爆音マサラ上映に備えて虎視眈々と作戦を練っております。
シネマライズ、『ムトゥ』のときは炎天下スペイン坂に1時間以上行列して超満員の館内で観た思い出がありますが、今回のマサラ上映も超満員の大盛況で、またいい思い出ができました。
やっほー様 (cinetama)
2013-04-21 17:31:00
コメント、ありがとうございました。

やっほーさんは最終日、12時の回にいらしたんですよね。ブログ(下のアドレス)を拝見して、自分も4月1日に看板の写真をケータイで撮っていたことを思い出したのでした。
http://ngsaigeng.blog65.fc2.com/
今、再度拝見すると、やっほーさんのブログに影響されたのか同じ表現「一抹の寂しさ」を使ってますね。スミマセン。

では、「ボリウッド4」の方もぜひよろしくお願いします。また時々ブログにお邪魔しますので~。
せんきち様 (cinetama)
2013-04-21 18:16:46
コメント、ありがとうございます~。その節は、クラッカーをたくさんいただきまして、本当にありがとうございました。

『恋する輪廻』公式サイトに「Filmfare」抱えたお姿が出ていましたね。すごいです!

12回ですかー。それ以上通われた方、もしおいでになったらご連絡下さい(笑)。
そして、まだまだ記録更新予定なんですね。爆音マサラ上映、オールスタンディング(少しはイスが用意されているらしいです)なので私はパスしますが、せんきちさんのブログでご報告が出るのを待っています~。
行きたかった!! (もら)
2013-04-21 18:20:51
もらこと広東語教室後輩の森戸ですw
香港在住の友人が一時帰国の際にお誘いいただいてから
二度のマサラ上映を含む、計三回鑑賞しました!!
本当はこの日四回目のはずだったのですが満員で入れず…
甘く見てました!(>_<)
でも大好きな作品なので大人気なのはうれしいです!
もしかしたら最終日だしcinetamaさんにもお会いできるかな?
と思っていたのですがやっぱりいらっしゃってたんですね!
でも追加上映が決まって本当にうれしいです!
素晴らしい映画を提供していただき
本当にありがとうございました!!☆(^o^)/

ボリウッド4も行くぞ~!☆w
マサラ上映堪能しました。 (ルク子)
2013-04-21 20:00:37
初めてコメントさせていただきます。

マサラ上映、なかなか行く機会がなかったのですが、やっと19日に参加できました。

上映前に、松岡さんをお見かけして舞い上がってしまいましたが、緊張して、お声がけできませんでした(><)

それにしてもすごい熱気で、クラッカーや拍手のタイミングも皆さんすごかったですね。バドミントンのシーンでのクラッカーに妙に感動しました(^^)

何度観ても、30年後のオームが輪廻を自覚して「帰宅」するシーンは涙があふれてしまいます。

そして私もDard-E-Discoのあのシーンで叫んでクラッカーを鳴らした1人です・・・(*⁰▿⁰*)

帰宅したら、注文していたThe Making Of Om Shanti Omという本が届いていたので、余韻どころかまだまだ「陶酔感」は続くという感じです。

この本を書いたMushtaq Sheikさんが出て来たエンドロールでもちゃんと?歓声をあげました!

興奮してなんだかとりとめもなくなりましたが・・・本当に素敵な字幕をありがとうございました。

私、実は上の写真のなかに・・・映り込んでいます(恥)
もら様 (cinetama)
2013-04-21 20:15:44
初コメント、ありがとうございました。ご本名が出てしまってますが、大丈夫ですか?

満員でお入りになれなかった、とは残念ですねー。よかったら、爆音マサラ上映の方でリベンジして下さいませ。すごい音だと思うので、広東語で叫んでもきっと大丈夫ですよ。「シャー・ルク大哥!」とか「ディーピカー小姐、好青見~」とか(笑)。
香港の人にも、日本発のマサラ方式鑑賞法を教えてあげたいですね~。
ルク子様 (cinetama)
2013-04-21 20:44:20
初コメント、ありがとうございました。

え、写真にルク子さんが? 大丈夫ですか? 目隠しが必要でしたら、あとでこっそりコメント下さいませ。

今度お会いしたら、ぜひお声を掛けて下さい。「ボリウッド4」の会場でお目にかかれるかも知れませんね~。

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