アジア映画巡礼

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『バーフバリ 王の凱旋』<特報映像>がアップ!

2017-10-05 | インド映画

「バーフバリ! バーフバリ!」の声に乗って12月29日から公開される『バーフバリ 王の凱旋』ですが、今作の合い言葉は「王を称えよ!」です。キャッチコピーは何と「宇宙最強の愛と復讐」となっており、「宇宙最強のアクション俳優」と呼ばれるドニー・イェンもびっくり!の超強力宣伝が繰り広げられようとしています。まずは本日より、特報映像が解禁になりました。

「バーフバリ 王の凱旋」特報

『バーフバリ 王の凱旋』は、8割方が今は亡きアマレンドラ・バーフバリ(プラバース)のお話となるのですが、彼が旅先で王国の姫デーヴァセーナ(アヌシュカ・シェッティ)と出会ってからは、文字通り「宇宙最強の愛」が展開します。もう少し正確に言うと、「宇宙最強の男と宇宙最強の女の宇宙最強の愛」とでも言えばいいでしょうか。とにかくアマレンドラ・バーフバリの強さは、皆さんも前作『バーフバリ 伝説誕生』でとくとご覧になったと思いますが、デーヴァセーナ姫もハンパでなく強いのです。さらに外敵との戦いの合間に、王国に味方して戦ってくれるバーフバリから”同時に複数の矢を射るテクニック”を教えてもらい、文字通り「宇宙最強の女」となってしまうのですから、時としてアマレンドラ・バーフバリが尻に敷かれているように見えても仕方ありませんね。

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それにしても、『バーフバリ 伝説誕生』でシヴドゥことマヘンドラ・バーフバリ(プラバース二役)が恋に落ちるのは女戦士のアヴァンティカ(タマンナー)ですし、バーフバリ父子はよほど強い女性がお好きなんですね。というか、これはS.S.ラージャマウリ監督の女性観がよく出ているところで、英雄が惚れるのは自立した強い女性である、という、ジェンダー問題なんか蹴っ飛ばす法則が痛快です。また物語の要的存在のシヴァガミ妃(ラムヤ・クリシュナ)もそれこそ「宇宙最強の国母」であるなど、主要女性キャラクターが強さと美貌と魅力を兼ね備えた存在なのも、『バーフバリ』シリーズが大ヒットした要因かも知れません。

「宇宙最強の復讐」の方は、またおいおいにご紹介していきますのでお楽しみに。最後になりましたが、作品データと宣伝会社から付与されたストーリーを付けておきます。公式サイトもいよいよ本格始動し始めましたが、すでに公開劇場は全国で決まってきており、公式サイトを見ると、12月29日(金)には全国20カ所のスクリーンに「王を称えよ!」の文字が躍ることになるようです。12月29日は、大掃除も餅つきもほっぽらかして、我らがマヒシュマティ王国へとすっ飛んでいきましょう!

 

『バーフバリ 王の凱旋』  公式サイト 
(2017/インド/テルグ語//原題:Baahubali 2 - The Conclusion)
 監督:S.S.ラージャマウリ
 主演:プラバース、ラーナー・ダッグバーティ、アヌシュカ・シェッティ、サティヤラージ、ラムヤ・クリシュナ、タマンナー、ナーサル
 配給:ツイン
12月29日(金)より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国順次ロードショー

【物語】遥か遠い昔、インドに栄えたマヒシュマティ王国。自らが伝説の英雄バーフバリの息子であることを知ったシヴドゥは、父の家臣カッタッパから、ある裏切りによって命を絶たれ、王座を奪われた父の悲劇を聞かされる…。 カーラケーヤとの戦争に勝利を収め、国母シヴァガミから王位継承を託されたアマレンドラ・バーフバリは、自ら治めることになる国を視察するために、信頼する忠臣カッタッパと共に身分を隠し、旅に出る。その旅でバーフバリはクンタナ王国の王の妹デーヴァセーナと恋に落ちるが、王位継承争いに敗れたバラーラデーヴァは、バーフバリとデーヴァセーナの仲を裂き、バーフバリを王座から引き降ろすべく邪悪な策略を巡らしていた。やがて、王位を奪ったバラーラデーヴァはバーフバリと生まれたばかりのその息子の命をも亡きものにしようとする…。父バーフバリはなぜ殺害されなければならなかったのか? 母デーヴァセーナはなぜ25年もの間、鎖に繋がれていたのか? すべてを知ったシヴドゥはマヘンドラ・バーフバリを名乗り、暴君と化したバラーラデーヴァに戦いを挑む!

<追記:マスコミ関係者の皆様へ>宣伝担当はエデン、パブリシティお問い合わせ先は祭屋です。試写が間もなく始まりますので、ぜひご覧になって下さい。



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4 コメント

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壮絶に楽しみです (よしだ まさし)
2017-10-06 12:39:41
いよいよ、『バーフバリ 伝説誕生』の続きが観られるのですね。
これは、力を入れて周囲の連中に布教しなければいけません。あれは、絶対にスクリーンで観るべき映画ですから。
DVDで『伝説誕生』を見直したのですが、テレビの画面だと映像が暗くて、細かい部分がよく見えなかったりします。

しかし、12月29日からって、嫌がらせですか(涙)
正月が終わるまで、身動きがとれません。
まさか、1週間、2週間で上映が終わったりしないでしょうね。
とにかく、映画館で観なければ。
返信する
よしだ まさし様 (cinetama)
2017-10-06 20:15:00
コメント、ありがとうございました。

お待たせしました~、の『バーフバリ 王の凱旋』なのですが、宣伝の立ち上がりが少々遅くなってしまい、今、フルスロットルで宣伝展開中、というところです。
ぜひ、お知り合いの方々にご宣伝下さいね。

12月29日の公開、ファミリー・マンのよしださんには申し訳ないのですが(上で「大掃除も云々」と書いている時、よしださんがお風呂場をピッカピカに掃除なさる姿を思い浮かべていました^^)、今回は「新ピカで1週間のみ」なんてことにはなりませんので、お正月明けにごゆっくりご覧下さい。
私も、早く大画面で見たいです!
返信する
布教の成果\(^o^)/ (よしだ まさし)
2017-10-12 12:25:44
「『バーフバリ 王の凱旋』の上映、年末年始なんだよね」と嫁さんにぼやいたところ、嫁さんが「私も映画館で観たいから正月に行こう」と言い出しました。

いままでインド映画に見向きもしなかった嫁さんなのですが、嫁さんが暇そうにしている時にさりげなく『伝説誕生』のDVDを再生して、そのまま最後まで見せてしまうという強引な作戦が成功しました!

これではまってくれれば、また別の作品も一緒に観に行けそうです\(^o^)/
返信する
よしだ まさし様 (cinetama)
2017-10-12 21:46:30
思わず頬が緩むコメントをありがとうございました。

奥様はもともと映画好きでいらっしゃるし、ハリウッド・メジャー作品から『銀魂』(実写版)まで楽しむことができる方なので、インド映画も絶対イケると思っていました。
作戦成功、おめでとうございます!
年始のレポートが今から楽しみです~。
(いや~、恋のシーンで、ものすごく気恥ずかしくなるようなシーンもあるのですよ。ご夫婦でご覧になるとどんな感じだったか、そのあたりもぜひお聞かせ下さい)
返信する

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