13日(土)、14日(月)は、沖縄県環境影響評価審査会に提出する沖縄防衛局の辺野古新基地建設事業環境影響評価の事後調査報告書への意見書作成に追われた。明日(15日・月)が期限なので、一部、不本意な点も残っているが、なんとか14日の夕刻までに仕上げ、県庁(環境政策課)に発送した。月末の次回審査会で口頭での意見陳述の機会が与えられるものと思われる。
今後、審査会は今回の事後調査報告書に対して知事に答申を行う。知事は答申を受けて年度内にも防衛局に環境保全措置要求を出すこととなっている。
下に、今日、提出した意見書の目次部分だけを掲載する。
沖縄県環境影響評価審査会会長 宮城邦治様
「普天間飛行場代替施設建設事業に関わる事後調査報告書」への意見書
第1.事後調査項目・内容の不備
1.「土砂による水の濁り」について
2.「ウミガメ類の来遊(接近状況)」について
3.「ジュゴン」について
第2.環境影響評価書の「事業計画」が知事の承認なしに変更されている問題
1.当初の工程を無視した辺野古側からの護岸、埋立工事開始
2.傾斜堤護岸基礎工のための石材の海上搬送
3.ジュゴンが頻繁に確認されている海域での航行
4.K9護岸を桟橋とした石材陸揚げ
5.辺野古側での広範囲の汚濁防止膜の設置
第3.アセス評価書で明記した内容を実施していないこと
1.工事特記仕様書の記載について
2.石材の洗浄問題について---防衛局は砕石場への立入調査を拒否
3.サンゴ類の移植について
第4.今までの環境影響評価では見過ごされていた問題
1.大浦湾海底部の活断層の疑い
2.大浦湾海底部の琉球石灰岩層の問題
3.米軍兵舎解体工事に伴うアスベスト問題
4.米軍兵舎解体工事に伴うコンクリート殻の処分について
5.特定外来生物の侵入阻止策について---土砂条例の明記と、高温処理について