チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

防衛局、知事の中止命令も無視し、ブロック投下を強行---海保はフロートの外でカヌーや船団を拘束(加筆訂正版)

2017年03月29日 | 沖縄日記・辺野古

 3月29日(水)、早朝から辺野古へ。Mさんと「美ら海」に乗って海に出た。他には、「勝丸」「平和丸」「ブルーの船」、カヌーは10艇だった。

 一昨日、翁長知事が海上作業中止の行政指導を行ったが、防衛局はそれを全く無視、今日も挑発するかのようにコンクリートブロック投下を続けた。しかも、海保がフロートの外でカヌーや抗議船を拘束するなど、政府は、「法治国家」をかなぐり捨て、法を無視し、暴力的な工事強行にひた走っている。

 汀間漁港を出てまず弾薬庫下に向かった。瀬嵩の浜近くでは、袋状のフロートが工事の施行区域(臨時制限区域)から大きくはみ出している。弾薬庫下から、しばらくクレーン台船や、シュワブの浜で始まっている取付け道路工事の様子を監視する。これらの問題については、明日、その詳細と問題点をまとめよう。 

 その後、カヌーや抗議船が集まっている航路入口に向かった。しばらくするとコンクリートブロックを積んだクレーン船がやってきた。長島の大浦湾側には浮沈式汚濁防止膜を設置するために22個のコンクリートブロック投下が予定されている。しかし、この辺りはサンゴの被度が高いところで、環境監視等委員会にもまだその内容が諮られていない。しかも昨日の知事の工事中止命令も無視してブロックを投下しようとしているのだから許されない。

 カヌー隊と抗議船による抗議行動が始まった。数艇のカヌーがフロートを超えて中に突入していく。クレーン船のすぐ近くまで迫り、作業はしばらく中断した。

 フロートの外では、海保のボートが次々にカヌーを拘束しはじめた。抗議船も拘束されてしまった。「フロートの外なのに何故、拘束するのか!」「知事が中止命令を出したのに、何故、海保は防衛局の違法工事を助けるのか!」と抗議するが、海保は規制を止めようとはしない。

 

 懸命の抗議行動にもかかわらず、結局、コンクリートブロックが7ケほど投下されてしまった。しかし、船上には10ケ以上のブロックが積まれていたので、抗議行動がなければ全てのブロックの投下が完了しただろう。

 

 今日のカヌー隊は10艇と少なかったが、皆、目の前で続くブロック投下に対して懸命の抗議を続けた。海に落とされたメンバーも多い。中には、いったん船に上がり、足ひれをつけて海に飛び込み、クレーン船に向かって泳ぎ始めた女性もいた。カヌー隊のメンバーらは、なんとしても工事を止めさせたいと連日の奮闘を続けtいる。

 ただ、現状では圧倒的に数が少ない。せめて20艇のカヌーが抗議すれば、今のように一方的に海保に規制されることはない。そして、50艇のカヌーが海に出れば、工事は止められるだろう。

 一人でも多くの方が、海上行動に参加してほしい。

 

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 午後は船を降り、ヘリ基地反対協の記者会見に同席した。詳細は30日の新聞を見ていただきたい。

 

 

 

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