ビジネスBLOG @神奈川中央会
神奈川県中央会が提供する中小企業支援情報です!
 



神奈川県中央会では、3つのテーマ(「経営革新情報」、「経営に関する法律情報」、
「ビジネスITスキル情報」)による専門家の記事を載せています。

本日は「経営革新」をテーマとした中小企業診断士竹内幸次氏の174回目の記事となります。
前回のブログを見逃した方はこちらからご覧いただけます!
補助金は手段にすぎない
--------------------------------------------------------------------------------
174回 先行きが不透明な時の経営戦略

株式会社スプラムの中小企業診断士竹内幸次です。前回の「補助金は手段にすぎない」に続いて、
今回は「先行きが不透明な時の経営戦略」がテーマです。
--------------------------------------------------------------------------------


先行き不透明時代の始まりか



英国のEU離脱決定とアメリカ新大統領の就任。それぞれが大きな変化であったのですが、
経営者が考えておくべきことは、その決定からどのような派生的な変化や結果が生じるか、ということです。


例えば米国大統領はTPP離脱を正式に発表しました。
日本経済にも大きな影響が及ぶ、もしくは大きな影響を見込んでいた産業等が従来路線に戻ることが予想されます。
TPPスタート前の現在と同じ状況であると解釈すればさほど大きな問題ではないと言えますが、
自由貿易や貿易自体の価値が理解されずに、短期的な保護主義に進めば、
これは他の国々への自由経済への影響は大きく、いずれ大きな経済価値観変化になって、世界経済に影響が及ぶことでしょう。







保護で得た成長は企業の本質的な成長とは言えない



保護政策によって売上や利益が一時的にアップしても、それは見せかけの成長であり、企業の本質的な稼ぐ力はアップしているとは言えません。
経営分野では企業の稼ぐ力や技術進歩は「全要素生産性」という言葉で説明します。

全要素生産性とは、経営で必要な要素としての資本や労働等を「投入量」として、「産出量」との比率を示すものです。
具体的には、全体の産出の「変化率」から、労働と資本の投入量の「変化率」を引いたものです。
分かりやすく換言すれば、「資本と労働の成長では説明できない、技術上の進歩」を表します。

このような進歩は正当な開発競争や市場競争によって磨かれていくものです。
過度な競争は避けたいものですが、適度な競争はむしろ産業全体の成長にもつながります。







先行き不透明な時代の経営戦略



上記のような自国第一主義、反グローバリズムによって2017年の中小企業を巡る経営環境は不透明感が増しています。
4月からの新年度の事業計画を立てたいが、例年になく先行きが不透明だと感じている経営者も多いことでしょう。




以下のことに留意して経営戦略を策定していきましょう。


(1)関税率や株価等に変化があっても、目の前の顧客の支持が強ければ業績変化は少ない

(2)経済が冷え込む時に仕事が減る企業は、そもそも稼ぐ力は高くなかった企業である

(3)変化こそ成長の苗床である。変化を受け入れる姿勢が成長につながる

(4)本業と関連性が高い関連型多角化により成長する

(5)本業と関連性が低い無関連多角化は投資を慎重に行う

(6)本業に大きなマイナス影響が予想される場合は、市場も製品も新規である多角化への投資を行い、本業低下の影響を補う




--------------------------------------------------------------------------------

株式会社スプラム代表取締役 竹内幸次 http://www.spram.co.jp/

中小企業診断士竹内幸次ブログ http://blog.goo.ne.jp/2300062/

株式会社スプラムFacebookページ http://www.facebook.com/spramjp

--------------------------------------------------------------------------------

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 経営に関する... ビジネスIT... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。