神奈川県中央会では、3つのテーマによる専門家の記事を載せています。
本日は「経営者側からの視点での人事労務」をテーマとした社会保険労務士
平山久美子氏の第9回目の記事となります。
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【「理想の人」を思い描いて採用面接を】
何回採用をやってもうまくいかない、採用してもすぐに辞めてしまう、採用したら想定していた人と違っていて辞めてもらいたいなど、特に創業数年以内の経営者から聞かれる悩みです。このような採用がうまくいかない理由は、主なものとして2つあります。
ひとつは、経営者が従業員にも過度な経営的思考を求めてしまうパターン。創業社長は、ものすごいパワーとモチベーションで事業を起こし、あらゆる困難にも立ち向かって事業を安定させようと頑張っています。そのエネルギーを従業員にも求め、一緒に走ってもらいたいと考えがちですが、そこはあくまでも従業員。経営者ではないのです。経営者は、だれが来ても現場の仕事が回せるように業務をできるだけ自動化させ、進捗をわかりやすくし、組織固めするところまで担わなくてはなりません。そこに、従業員さんをテスト走行させ、試行錯誤しながら仕組み作りを一緒に行っていきます。
もうひとつは、募集段階で求める人材像をイメージしきれていないパターン。「いい人がほしい」と言う人がいますが、「いい人」とは、具体的にどのような人のことを言うのでしょうか。「いい人」の具体的イメージができていないと、学歴ばかりに目が行ってしまったり、職歴や持つ資格に目が眩んだりし、応募者に振り回されてしまいます。トータルでの人物評価ができなくなるのです。
年齢や性別は、採用の差別は許されていませんが、求める人材像をイメージする上では一定の年齢や性別を想定することは問題ありません。一緒に働く人とのバランスを考え、性格や、家族構成などのバックボーン、持っている能力や経験、与える業務から想定される適正など、「理想の人」の顔が思い描けるほどにまでイメージします。その上で、その「理想の人」に一番近い人を採用すれば、軸のぶれない採用をすることができます。
人の採用は、会社にとって人件費という経費の中でもウエイトが高い買い物ですし、それだけでなく、感情を持った人間を扱うことであり、その人やその家族の人生に影響を与える活動でもあります。慎重に、かつ会社も従業員さんもお互いが気持よく働ける職場作りを行っていきたいものですね。
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平山社会保険労務士事務所
社会保険労務士・行政書士
平山久美子
URL : http://www.roumu-shi.com
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