中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

再びディープな本牧へ(ゴールデンカップ・ドカッ亭・ブギーカフェ)

2013年03月22日 | おいしい横浜

 若い頃のビートたけしが入り口までやって来たのに、怖くて中に入れなかったという「ゴールデンカップ」。

 本牧にまだ米軍住宅があった時代、ここには荒くれ者の兵隊やバンド連中が集まっていた。
 そこから生まれたのがザ・ゴールデン・カップスで、バンドは解散しているがそのメンバーが今でもここに来ている。


 今度の土曜日にはエディ藩とマモル・マヌーが登場する。

 エディ藩は中華街の老舗「鴻昌」をやっていたのだが、数年前、音楽活動に専念するためもあって店を閉じてしまったという経歴の持ち主だ。


 かつては、なかなか入ることができなかった「本牧ゴールデンカップ」。



 当時の様子が写真パネルとなって壁に飾られている。 
 


 こんなお店だったのだが、近頃は昔のイメージを払拭するかのように、明るく健全な雰囲気を作り出している。

 真っ黒だった壁もモスグリーンに塗り替え、床もバリアフリーにしている。
 聞くところによると、中学生でも入れるレストランにイメチェンしたそうだ。


 カラオケもある。



 そんな「本牧ゴールデンカップ」で中華料理を食べることができるようになった。

 調理をしているのは、元「本牧亭」のご主人


 この日は、ラーメンを選んでみた。


 ソース焼きそばや焼うどんも気になるところであったが、腹八分目ということで、これらは後日のお楽しみにしておく。



 ちょっとしたツマミが200円から。
 飲み会にも使えるかな。


 注文したラーメンが運ばれてきた。

 北京飯店で修行していたというだけあって、なかなか美味しい。
 スープもかなりまともだ。


 最近は落語なんかもやっているんだねぇ。



 なんだか面白そう。

 原田ヒロシ
 桜金造
 
 西東京というのは、桜金造がボーカルを務めるロックバンドだ。

【ゴールデンカップの地図】



ドカッ亭

 こちらも「ゴールデンカップ」に負けず劣らず、かなりディープな店だ。

 民家と民家の間に挟まったような小さな売店。
 赤い塗装や幟旗がなければ3歩で通り過ぎてしまうような狭い店だが、これがなかなか侮れないのよ。 


 いろいろお勧めはあるけれど、今回はこれをご紹介したい。

 500円のB食セット。
 私が注文したのはカレーライス+オカズというもの。


 これがそのカレーだ。

 いたって普通のルックス。


 で、+オカズというのは、売店のショーケースから選ぶようになっているんだけど、これがすごい!


 いろいろある中からチョイスしたのは、このハンバーグ!

 通常400円で売っているものだ。
 添付されているソースも手作りでうまい!
 その下にはナポもある。

 こんなのを付けちゃうっていうことは……


 カレーライスとスープとお茶が100円っていうことか……

 でもね、これが美味しいの。
 
 経営者&シェフの北向さんは、香港で10年、台湾で10年、アメリカで4年の調理経験があり、日航ホテルで総料理長も務めていたという。

【ドカッ亭の地図】



ブギーカフェ

 ここは遠い……

 山手駅からも、根岸駅からも、歩いたらとんでもない距離がある。
 したがってバスか自転車で行くことになる。
 でも、行ってみるだけの価値はあるよ。

 店の前の道路は広くて、しかも周囲に高層ビルがあまりないので、空が大きく見えるスポットだ。


 店内カウンター。

 アメリカンでしょ。

 店の向かい側にはかつて、米軍ハウスが並んでいたのだ。


 ハンバーガーやホットドックのランチもいいが、この日は本牧チャウメン(Honmoku Chow Mein)を注文。

 

 大通りや本牧山頂公園などが見えるテーブル席。



 ペプシコーラのネオン管が懐かしい…。



 コロナビールか…。



 本牧チャウメンが運ばれてきた。

 お店のメニューによればハワイ風焼きそばということになっている。
 基本の麺はかなり固め。ゴムのよう…とは言わないが、高齢者にはちょっと厳しいかも。
 具材はアメリカンなスパム! そしてソテーオニオン。
 それらを支える味付けが干し海老という構成。

 このチャウメンの先輩格はムーンカフェのホノルルチャウメンだ。
  
 あちらのはナルトが入っていたり、沢庵が添えられていたりして、もう少し和風味が強いが、どちらも美味しいことに変わりはない。


 壁に貼られたこんな紙を発見。

 これは食べてみたい!
 チリコンカンも待っているし、どんどん課題食が貯まっていくぅ…


【ブギーカフェの地図】





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8 コメント

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探偵事務所本牧支局開設? (ばんど)
2013-03-23 09:53:42
落語にプラスでフリードリンクってあたりがGCしていて
いいですね。ちょっと興味が湧いて来ました。
返信する
ゴールデンカップ (ふ゛り)
2013-03-23 10:56:33
ゴールデンカップ発祥のバンド「ザ・ゴールデン・カップス」は、当時は店でセッション的に発生していたていたというか、あそこで演奏するメンツの中のメジャーに抜擢された一部メンバーのようで、一緒にやっていた仲間は数多く、今でも山下町や本牧界隈で演奏しているようです。

山下町のどこぞのマスターがギターを弾く、なんていう人であれば、カップスの一味かもしれませんよ。
返信する
落語 (管理人)
2013-03-24 05:47:31
>ばんどさん
ゴールデンカップで中華もいいけど、落語も面白いですね。
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へえ~ (管理人)
2013-03-24 05:51:06
>ぶりさん
山下町界隈でギターを弾く人、
何人かいるようですが、
仲間だったんですかね。
返信する
Unknown (ミドリムシ)
2020-08-07 07:54:03
すいかさん…GCは横浜の歴史的音楽風俗博物館なんて言ったら(何言ってるんだい…現在進行中だよ。)と、叱られそうですかね。16歳~19歳の頃、この辺りを歩いてましたが、GCは入った事無かったですね。私よりも一回り位上のお兄様お姉様が楽しむ場所というイメージと、何時でも入れるという気安さなのかな。タコチャンマン…???タケチャンマンですか。みたいに『恐い…』という感覚は、さすがに無かったですね。本牧の街…今では、少しひなびた港町感が…なんともたまらないです。本牧は敷居が高いとか恐いとか勝手に思い込んでた人は可哀相です。『恐い』の正体の9割は、本当の事を知らないからで、残り1割は、知るとマジで恐いやつ、とでも言っておきましょうか(笑)。
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Unknown (管理人)
2020-08-07 10:06:31
>ミドリムシさん
若いころ本牧を歩いていたなんて、いい経験ですね。
私は興味がなかった。
入り浸っていたのは野毛でした。
あとになって本牧の若者VS中華街の若者という喧嘩を知りました。
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Unknown (ミドリムシ)
2020-08-08 14:01:36
すいかさん…本牧一派VS中華街一派の喧嘩上等なんて本当にあったのですか(笑)。一体何を競ってたんでしょうね…?利権ですか、生き様ですか。実は私も、GCにはあまり興味ないから入らなかったんだと思います。本牧ではディスコ・リンディと、大昔のチィーボーちゃんのお店(べべ)しか知りません。まあこの2店を知ってれば、十分なんだけどね。タクシー代金がかさむので、学生の遊び場には向かなかったのかな(笑)。お写真で拝見する21世紀のGCはいいですね🎵明るい内装、お気に入りの曲を1~2曲歌い、たこ焼きとシウマイを 摘まんで、お店の昔話とか聞きたいです。もしライブにでもあたれはラッキー🎵…ですね。そのままチャージして楽しめちゃいますよ💕
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Unknown (管理人)
2020-08-10 09:44:26
>ミドリムシさん
本牧vs中華街のはなしは本牧の人から聞きました。
時間が戻るなら「リンディ」と「べべ」にも行ってみたいです。
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