中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

超危険な激辛麻辣麺@一楽

2011年02月09日 | 中華街(大通り)

 だいぶ前の話になりますが、うちの若い衆が大通りの「一楽」で麻辣麺を食べたときに、『まだまだ辛くても大丈夫』なんてほざいたからでしょうか、彼に対する挑戦状のような形で、今週の週替わりメニューに激辛麻辣麺が登場しました。

 ヤツもてぐすね引いて待っていたようで、もう一人のおじさんを誘って小走りに「一楽」へ。

 彼は着席すると鼻息も荒く『Eの激辛ねっ!』と宣言しましたが、私ともう一人のおじさんはなかなか決断できず、いろいろと迷った末、おじさんは若い衆に押されて“激辛麻辣麺”を、私は気管支が弱いので穏やかな“湯葉入りオムレツ 干し貝柱ソースがけ”を選択。

 冒頭の写真が若い衆のところへ運ばれてきた激辛麻辣麺。別府温泉の血の池地獄さながらです。


 そして、こちらはおじさんの激辛麻辣麺。

 かわいそうに、若者向けと同じ超激辛に仕上げられています。

 さて、大量の唐辛子を使ったこのような麺類の場合、注意深く食べないとかなり危険であるということを、皆さんもご存知でしょう。
 麺やスープを一気に啜ったりしたら、どういうことになるか。

 気管支に入った辛味成分が胸を刺激し、喉は引きつって激しく咳き込み、生きて帰還できるのか本気で心配になってくるほどです。
 
 激辛に耐性のある若い衆も、さすがにこの日の麻辣麺にはてこずっていました。
 ドンブリから直に麺をたくし上げて口中に啜りこんでいるため、ときには唐辛子も一緒に噛んでしまっているようで、何回かゲホゲホと…(やっぱりね)


 一方のおじさん、さすがに用心深く、麺や具材を一旦小皿に取り、混じっている唐辛子を慎重に除けながらゆっくりと口中に押し込んでいました。
 決して啜るような危険は冒しません。
 スープも口の中に流し込むような感じの飲み方です。

 それでも食べ始めて1~2分後、おじさんの頭には大粒の汗が吹き出し、その流出を防ぐ毛髪が少ないため、あっという間に額から首筋あたりに滴り落ちてきました。

 「汗なんか出ない」と豪語していた若い衆も、さすがに5~6分後には大汗が!
 それをものともせず、必死に喰いまくるその姿は、まるで滝に打たれている修行僧のよう。 

 私もひと口お裾分けをいただいたのですが、強烈な辛さの中にもかなりの旨み成分が凝縮されているような感じでした。
 

 こちらは私が頼んだ“湯葉入りオムレツ 干し貝柱ソースがけ”。

 玉子の中には湯葉とハムが入っています。その上にかけられたソースは、ほぐした貝柱がタップリで、優しく穏やかな味に仕上がっていました。
 枯れかかったジジイに相応しい一品です! 

 誰も見ていなければ、最後に皿を舐めてしまいたいほどの衝動に駆られる、美味しいランチでした。


 肉団子のスープもいい味を出していました。


 結構な時間をかけて完食した二人の激辛麻辣麺。

 「まだニラが残っているじゃないか。それに、もしかしたら底に麺の破片や白菜もあるかもしれない、サルベージしな」という私の指摘により、二人はドンブリの底から最後の一片を浚渫して完了。

 このスープ、単に辛いだけじゃないようです。旨みが閉じ込められた激辛だとか。
 かなり辛いので「もういいや、これでおしまい」と思うのですが、ものの数秒で「ああ、もうひと口啜りたい」と思わせる、不思議な魔力を秘めた麻薬のようなスープだそうです。

 さて、こんなランチを食べ終えたとき、隣のテーブルに修学旅行の中学生グループがやってきました。
 何を食べるか皆で相談しているとき、うちの若い衆が小声で「Eランチ」とか「激辛~」とか呟き始めたので、私も悪乗りして「激辛麻辣麺、美味しいよ~」と勧めてみました。

 そうしたら、彼らの中の一人が本当にそれを注文してしまったのです!

 中学生がこんな激辛を食べられるんだろうか…
 いや~、食えねえべ…
 これがトラウマとなって中華街に悪い印象を与えてしまっていいのか…
 それよりも、この激辛麻辣麺が原因で横浜嫌いになったらどうする…
 このチュー坊の前途を踏みにじってしまったかも…


 などとヒソヒソ話をしているうちに、食後の杏仁豆腐とサービスのコーヒーなどが運ばれてきました。
 

 相変わらず美味しいわぁ。

 刺激的なランチタイムを締めくくるのに相応しいデザートです。
 
 唯一残念だったのは、激辛麻辣麺を食べる中学生の姿を観察できなかったこと!
 ああぁ~、見たかったなぁ、超辛に涙しているところを。





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コメント (14)   この記事についてブログを書く
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14 コメント

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辛味の中に。。 (inui)
2011-02-09 14:12:30
先日激辛麻辣麺をいただきました。

タイで現地の方に「アナタ日本人じゃない!タイで暮らせる!!」と太鼓判を押されたほど激辛党の私でもこれは流石に辛いと思いました。
でも旨味がぎゅ~~っと凝縮されている感じで。。癖になる旨さ、とでも言いましょうか?

こちらのママさんが味見されていて一口啜り。。
あ~あ~こういうのは啜っちゃダメなのに~!と思った途端ムセていたのが印象的で(笑

こちらは完食いたしました。
美味しかったですよ!(^-^*
Unknown (いその爺)
2011-02-09 16:11:09
一楽のシェフは元々は四川を勉強していたとか、後引く辛味の味付け上手ですよね。
激辛系の苦手な私も此方では四川系の料理を頼んでしまいますが…
こ・これは…見ただけで撤退です。無理!

あ~あ 修学旅行生を誘導するなんて!(笑
家に帰り、横浜の大人は酷いと、親に話していますよ。
(^^;
うちの (ふ゛り)
2011-02-09 22:08:14
激辛好きな後輩に、このスープを一気飲みさせてやりたいです。
咽て (管理人)
2011-02-09 22:24:12
◆inuiさん
女将さんは結構辛いのが大丈夫だと自分でおっしゃっていましたが、
お店の人に聞いたら、
この激辛麻辣麺では咽ていたとか。
中学生 (管理人)
2011-02-09 22:25:29
◆いその爺さん
中学生は最初からこれを食べようかどうか迷っていたのです。
そこで背中を押してあげたというわけですね。
激辛好き (管理人)
2011-02-09 22:27:18
◆ぶりさん
ただ辛いだけで味の無いものもありますが、
ここのは旨みもあって、いけますよ。
後輩に一気飲みさせてやってください。
確かに。。 (inui)
2011-02-09 22:52:07
ムセていらっしゃいましたよ←その現場を偶然目撃☆

「その麺、辛過ぎない?大丈夫なの?!スゴいわね~!!」

と、お褒めの言葉と苦笑いを頂きました♪(笑
ひ、ひどい(?!) (そのときの中学生)
2011-02-10 02:38:17
修学旅行で初めて来た中華街。
おじいちゃんにもおばあちゃんにもお土産を買って、あとはおこづかいの中から、みんなと思い出をお土産にしようと、方向感覚が周りと違う中華街で、お父ちゃんに教わったお店に、迷いながらたどり着いたんです。
”何を食べようかな~。”
近くで”いかにも地元民”の方が、”美味い美味い!”って。
初めての中華街、いつものお母ちゃんの丸美屋の麻婆豆腐も美味しいけど、それ以上に美味しい中華、食べたいって思った、のですよ・・・。思わず、頼んでしまいました。
もう、大変でしたよ。

でも、おじさん、ありがとう!

ただ、15にして、カラウマが無いと生きていけない体になっちゃったじゃないですかぁ~。


(フィクションです、駄文すいません・・・)
目撃 (管理人)
2011-02-10 06:30:38
◆inuiさん
彼らの食事風景をご覧になっていたんですか。
辛いけど時間をかけて食べれば、
こんな美味しいものはありませんから、
いい想い出になったのでは…
週替わり (管理人)
2011-02-10 06:33:52
◆Seijiさん
ここの週替わりランチは最終日がいいみたい。
毎日お客さんの反応を見ながら変化させているようです。
今日(最終日)あたりは凄いかも。
小生も味見を… (乙さん)
2011-02-11 07:24:36
この記事に触発され、小生も昨日のランチに一楽の「E 激辛麻辣麺」をいただきました。日本人向けに調整されたマイルドな辛さの中にシナモン系の甘みが程よく主張されていて、大変美味しくいただきました。旨みが凝縮されているスープは、小ライス諸共、胃袋に流し込みました。なお、小生には食後のコーシーは出ませんでしなぁ。。。(涙)
旨み (管理人)
2011-02-12 11:16:41
◆乙さん
あのスープは美味しかったですねぇ~。
辛いだけではない、旨みが閉じ込められていました。
でも、乙さんには辛さがまだ足りないのかな…
想い出つくり (馬の骨)
2011-11-16 10:26:40
中学生にとって、貴重なそして、愉しい想い出を作ってあげられて、良かったでしたね。

中学生が大きくなって、久しぶりに同級生に遇う度に、その時の激辛の話で大いに盛り上がること思います。



たしかに (管理人)
2011-11-17 06:28:45
>馬の骨さん
思い出にはなったでしょうね。
我々もときどき思い出しています。
あの光景は忘れられないなぁ。

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