女心歌う面白さ
撮影・多田貫司
明るいパンクロックにキレのいいラップで、高い人気を獲得している米国の5人組。昨年11月に発表した新作「パンティー・レイド」(ソニー)は、ブリトニー・スピアーズやアヴリル・ラヴィーンら女性歌手の作品をカバーしたアルバムだ。
ラップ、ボーカルのアリ=写真前列右=は「前からカバーはやりたかったけど、人と違うものにしようと女性の曲でやることにした」。子供の頃に聴いたシンディ・ローパーらからファーギーらの近年の作品まで、幅広く選曲した。プロデュースは日本でも評価の高いバンド、グリーン・デイのサポートメンバーとして知られるジェイソン・フリース。ギターのグレッグ=同後列右=は「オリジナルにギターがあんまり入っていない曲に、どうやってギターを入れていくか試行錯誤を続けた。自分たちらしさをうまく出せたと思う」。
悪ガキっぽいイメージの彼らが女心を歌うとは、意外な感じもあるが、かえって面白い。アリは「普段使わない言葉も歌詞に出てくるから、覚えるのが大変だった。ビデオの撮影で女装した時は、違和感があったねえ」と笑う。
1998年にメジャーからの1作目を出し、すぐ人気者に。グレッグは、「特定のジャンルのサウンドを目指したわけじゃない。メンバーの個性を反映して、いろいろな楽曲を作りたかった」。ごく自然に好きな音楽をやっている。そんな姿勢が音からも伝わってくる。
4月4日に千葉・幕張メッセで行われる音楽フェス「パンクスプリング2010」に、ロストプロフェッツらと出演する。(電)0180・993・040。
(2010年1月8日
読売新聞)
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