エッセイ -日々雑感-

つれづれなるままにひくらしこころにうつりゆくよしなしことをそこはかとなくかきつくればあやしゅうこそものぐるほしけれ

地球温暖化パロディー

2016年11月07日 | 雑感

                                 

                                 

 

 去年のことだが、家の近くを散歩していて気になるものを見つけた。

飲料品の自動販売機だ。 その販売機の側面にプラカードを持った白熊の絵が描かれていて、プラカードには 「温暖化が進むと氷が溶けちゃうよ」 と書かれている。

前にまわると“省エネ大賞”、“エコプロダクツ大賞” という表示があり、さらに “ふむふむ。ピークをシフトしているってこと?” という表示があった。


ネットで調べると、このタイプの自販機はある飲料会社が2013年に開発したもので私が知らなかっただけだった。

電力消費がピークの日中を避け、稼働を夜間にシフトして省エネするという。

それはそれでいい。エコな自販機、結構だ。自販機が必要なら。


しかし問題は、日本の自販機が極端に多すぎるということだ。全国で550万台をこえるという。あれっ、だれも来ないんじゃないの!というようなところでも突っ立っていて、せっせと昼夜をとわず電力を食って地球温暖化に貢献している。

日本中の自動販売機をすべて原発からの電力で稼働させるとすると、原発1.5基がいるらしい。

わかりやすいように原発単位で示しているが、消費されたエネルギー(この場合電力)は大雑把に云えばすべて地球温暖化を促進する炭酸ガスとなる。

エコを唱える人たちおよび環境学者の多くは自販機には好意的ではない。エネルギーの無駄な消費機器の代表格だというわけだ。ただしこの人たちも時には自販機を利用する。

 

 さて、問題の自販機にもどる。


自販機は蔓延しているから、“省エネ大賞受賞”、“エコプロダクツ大賞受賞”の自販機は結構なことで、それを宣伝するのは大いに結構だ。

しかし、白熊さんの云っていることは、どう考えても“地球温暖化”という真摯なキーワードに対するパロディーとしか私には思えない。


白熊さんが「温暖化が進むと、氷がとけちゃうよ!だから自販機やめて!」と云っているのなら話はわかるのだが。

 

 

 

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