乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

“かわいい”効果

2012年09月27日 | 病気・症状
更年期症状と戦う女、ノエルです。

はぁぁ~~、やる気がでなくてブログも放置状態が続いちゃってます。ブログなんて、日々のできごとをツラツラというかダラダラ書けばいいだけなんですが、、、座ってじっくり考えるということに、苦痛を覚えるようになっちゃいますた。

同年代の人なんか、朝は6時に起床して、家族全員の朝ご飯とお弁当、洗濯、そして化粧。これを1.5時間で済ませて出勤しているのに。なんで私はこんなにダラダラなんだろうかと。。。
元々、集中力ってなかったんですが、ここ数年、全くない! このままじゃ顔までダラリンとなってしまいそうで、エステだけはしっかり通おうかと(^^;)。

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【子猫・子犬「かわいい!」で集中力アップ…研究】 2012年9月27日(木)15:08

 かわいいものを見ると、人は集中力を高める――。

 広島大の 入戸野宏准教授(認知心理生理学)らの研究グループが、こんな実験結果をまとめた。

 約130人の大学生に愛らしい子犬や子猫の写真を見せ、注意力が必要な作業をさせると正確性が高まったといい、米オンライン科学誌「プロスワン」で27日、発表した。

 入戸野准教授の実験目的は、「かわいい」という感情がもたらす効果の解明。まず大学生グループに子犬や子猫の写真7枚を1分半見せた後、おもちゃの小さな部品をピンセットでつまみ上げる作業をさせた。その結果、見せる前に比べ、成功した個数は平均44%増加。これに対し、成長した犬猫の写真を見せた別のグループは平均12%の上昇にとどまった。

 このほか、10桁の数列の中から指定の数字を抽出するテストを3分間行ったところ、子犬や子猫の写真を見たグループの正答数は16%上昇。一方、成長した犬猫の写真を見たグループは1・4%増で、ほとんど変わらなかった。

 入戸野准教授は「『かわいい』という感情は、対象に接近して詳しく知ろうという機能があるため、細部に注意を集中し、作業の正確性を高める効果が出たのでは」と分析している。
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昔、外資系の会社に出入りしていた際、社員は全員日本人だったのですが、仕事机に家族写真を置いている社員が多くて驚いたことがあります。職場に自分の家族写真を置くのは、ちょっと違うかなと。

私の感覚では、職場は仕事をする所で、家族は家で会う人。区別した方が仕事はしやすい。家族写真を置くと、集中力が切れそうな気がして、未だにやったことはありません。

で、ピカチュウです。

私はこういったお目目がクリクリのキャラクターグッズは嫌いです。“かわいい”系のマスコットって、ぜんっぜん好きじゃないです。

ところが、、、(元)彼が私の誕生日にピカチュウの人形を送ってくれたのです。嫌いなんだけど、、、彼を好きだったので、しぶしぶお義理で机に置いておいたのです。毎日眺めているうちに、、、1年後にピカチュウのファンになってしまった(^^;)。

それからは怒濤のピカチュウグッズ買い。新幹線で東京ポケモンセンターまで行き、大きな袋2つ分を買いあさったこともあります。彼と別れても、もはやそんなことはどーでもよくて、ピカチュウちゃん一本槍。
ネットオークションでは18金ピカチュウ(激レア)の入札バトルもやっちゃいました。

もちろん、ピカチュウTシャツなんかは着ません。そんなん着て外を歩いたら、「あのオバさん、やっだぁ~」と後ろ指を指されるに違いないでしょ。パジャマやエプロンは着るけどね。ひたすら自宅に秘蔵して楽しんでいます。

というわけで、私の仕事机にはピカチュウがいっぱい乗っています。そっか、集中力が出ないのは、ピカチュウが足りないからなのね。んじゃ、もっと増やそうかなっと。

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なかのひと

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乳癌術後の腫瘍マーカーやCT検査

2012年09月21日 | 病気・症状
中国による反日運動、中国政府による事情で集結に向かわせるようですが、、、

マスコミ報道で観る限り、イオンやヨーカ堂をぶち壊す映像は恐怖を覚えます。こういう人たちに「理性を持って話をしよう」なんて無理じゃないかと。

日本製品不買運動をする人たちに、私は一つの疑問を持っています。日本製品を買うなと叫び、日本製品をぶち壊す。それ事体は理屈に合った行為だと思うのです。

が、略奪はどうでしょうか?

略奪した日本製品を売りとばしたとしたら、「不買運動」じゃないですよね。「日本製品を買ってくれ」と言ったのと同じになります。
略奪した人たち、まさか自分では使わないですよね? 日本製品不買運動している人が、日本製品を使うなんて、ありえないじゃないですか。

また、「買うな」と言って他人の(日本製品を売る店なども含む)日本製品をぶち壊すくらいですから、当然、自分が所持している日本製品を、まず初めにぶち壊してから、他人のを壊しているんですよね??

反日デモに参加した人は全員、自分が所持していた日本製品を自分で壊し、デモに参加するのが筋ってもんじゃないかと思うのです。

その割には、《自分の》日本車を壊したとか、《自分の》日本製の化粧品を全部捨てたとか、、、そんな映像がないのはなぜですか????

さらに念を押しますが、デモに参加した人たちは、日系企業に就職しようなんて、絶対思わないはずですよね。日本が嫌いなんだもん。

日本企業は人を雇用する際、学生運動など思想的活動をどの程度行ったか、調査するというしきたりがあります。大手企業ほど、調査は細かい。
映像に映った人たちは元より、会社だって防犯カメラなどは回しているわけですから、採用試験の際はチェックされることになるでしょう。

私は、人が信念を持つことは自然なことだと思います。

持ったのなら、それを強い行動や言動に出したのなら、それは貫き通すべきだと思うのです。
多くの人はそこまで気持ちが行かないから、行動に出さなかったり、言葉を濁したりするのだと思います。
自分ができないことは、言わない、他人にやらせない。

他人を破壊するほど、強い信念に従って行動したのなら、最後まで貫くべきです。
簡単に撤回した途端、信用されない人間に成り下がります。信用されない人とは、誰からも愛情をもらえない人ということです。

私自身は、中国の文化の深さに圧倒され、敬服した1人です。1か月間の中国旅行で、日本文化の源は中国からと体感したほどです。じゃあ、なぜ中国に戦争をしかけたんだと言われれば、申し訳なかったとしか言いようがありません。

第二次世界大戦の経緯があり、日本は中国に多額の1ODAを行ってきたのだと思っていました。その結果がこういう形で現れたことに、もうこれ以上、相手を考える必要はないんじゃないかという気持ちになっています。相手を思うことは無駄なんだと。新たな相手と親しくなった方がいいような気がします。
なんて、、、まさか米軍のオスプレイを、日本での試験飛行をすんなり通したのがそんな気分で、だと困るんですが。。。

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【乳癌術後のフォローアップに腫瘍マーカーやCTを使うな】
日経メディカル2012年9月号「特集 その検査、ホントに必要?」転載 Vol.9

 「早期で転移リスクが低い乳癌患者の場合、術後のフォローアップに腫瘍マーカー、CT、PET、骨シンチグラフィーを用いるな」。これは米国臨床腫瘍学会(ASCO)の勧告だ。



 「ASCOの勧告のうち、この項目が最も注目に値する」と語るのは、平鹿総合病院(秋田県横手市)乳腺科部長の島田友幸氏。日本の多くの医療機関では、乳癌患者のフォローアップで血液検査やCTなどがルーチンに行われているからだ。これらルーチンの検査を不適当だとする勧告がもたらすインパクトは大きい。



転移発見しても予後変わらず


 乳癌術後のフォローアップは、乳癌の乳房内再発や対側転移(もう一方の乳房への転移)の発見と、肺や骨などへの転移を発見するために行うものに分けられる。このうち、マンモグラフィーは前者、腫瘍マーカーやPET、CT、骨シンチグラフィーなどは主に後者の発見に用いられる。



 「この勧告が意味するのは、乳房内再発や対側転移と異なり、肺や骨などへの転移は発見しても生命予後に変わりはなく、患者に利益がないのだから行うなということだ」と島田氏は解説する。



 乳癌は早期に発見される頻度が高まり、トラスツズマブ(商品名ハーセプチン)などによる標準化学療法も進歩したため、多くの人は再発転移することなく平均寿命まで生存できるようになった。その一方で、他臓器に転移した場合は治療法が限られ、「転移をいくら早期に発見しても、現状では転移巣を根治させるほど有効性の高い治療法がない」(島田氏)という。

 勧告の大きな根拠となっているのが、94年と99年に発表された2つのランダム化比較試験の結果。術後に定期診察とマンモグラフィーのみ行う群と、積極的に画像検査や腫瘍マーカー検査を行う群を比較したところ、生存率に差がないことが示された。この事実に基づき、日本の乳癌診療ガイドラインでも、上記の検査は軒並み「C2」評価、つまり「実施は基本的に勧められない」と評価されている。

 一方、日本の多数の医療機関ではこうした評価に反する形で、ルーチンに腫瘍マーカー検査やCTが行われている。ガイドラインはあまり活用されていないようだ。「根拠となった2つの試験は90年代のもので、治療が進歩した今では当てはまらない」といった考え方で検査を行っている医療機関もあるという。
 これに対して島田氏は、「過去の試験が現状にそぐわないという考え方を否定できるエビデンスはない。ただ現場の実感として、転移乳癌患者への有効な治療法はないというのも残念ながら事実だ」と指摘する。



 これらの検査には偽陽性や誤診もあり、その場合の不利益も考慮する必要がある。患者の心理的負担や、生検などの侵襲的検査や過剰な治療などによる身体的負担、費用負担は無視できない。



 「腫瘍マーカー値が少し上がっただけでも癌の患者は不安になり、その不安を取り除くために説明する医師の負担も大きい。それらを総合的に考えた今回の勧告は極めて妥当で、米国では議論の余地がないほど浸透している」と島田氏は強調する。
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>転移発見しても予後変わらず


初めから運命は決まっていたという意味にも取れます。
だとしたら定期検査を受け、その都度ハラハラドキドキするのは無駄なような気がしますね。もっとも乳癌患者は、対側乳房の新たな発癌率も高くなるので、それを発見するのには有用だと思います。

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なかのひと

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HER2陽性の術前療法とKi67

2012年09月16日 | 病気・症状
先日作った栗の渋皮煮、ご近所にお裾分けしたら、次々とお返しがきますた。「あんなに大きくて立派な栗をありがとん」と。ちょっとした“栗しべ長者” 状態です、えへへっ。

渋皮煮を作る際、栗は大きいのに限ります。鬼殻を剥くのが超大変なので。で、どうしても煮崩れしちゃったり、小さい栗も含まれています。ご近所に配るには、できるだけ大きくておいしそうなのをチョイスしますよね、当然。

さて、注目のKi67ですが、こんな報告が昨年出ていました。
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【HER2陽性乳癌で化学療法、トラスツズマブ、ラパチニブ併用の術前療法はKi67とpAKT発現を抑制する】

   サンアントニオ乳癌シンポジウム2011

 HER2陽性切除可能乳癌に対し、化学療法とトラスツズマブ、ラパチニブの併用による術前補助療法で、病理学的完全奏効(pCR)率は高く、治療によりリン酸化AKT(pAKT)やKi67の発現が抑制されることが、無作為化フェーズ2試験(CHER-Lob)のバイオマーカー解析で明らかになった。イタリアModena University HospitalのValentina Guarneri氏らが、サンアントニオ乳癌シンポジウム2011で発表した。

 試験は、HER2陽性ステージ2-3A乳癌患者121人を対象に、術前補助療法として、化学療法に加え、トラスツズマブを投与した群、ラパチニブを投与した群、トラスツズマブとラパチニブの2剤を投与した群を比較した。また事前にトランスレーショナル研究として、効果予測因子や治療効果のバイオマーカーの評価が計画されていた。化学療法には、週1回パクリタキセル(80mg/m2)、5-FU(600mg/m2)、エピルビシン(75mg/m2)、シクロホスファミド(600mg/m2)が使用された。

 トランスレーショナル研究では、治療前後で免疫組織化学(IHC)によってHER2、p95HER2、PTEN、pAKT、Ki67が評価された。FISH法による解析はHER2がIHCで2+の場合、ならびに中央管理施設における結果と各施設検査室の結果が一致しなかった場合に行われた。

 この結果、乳房と腋窩リンパ節における病理学的完全奏効(pCR)率は、化学療法とトラスツズマブを投与した群では26%、化学療法とラパチニブを投与した群は28%、化学療法とトラスツズマブ、ラパチニブを投与した群は44%だった。

 バイオマーカーとの関連性をみたところ、治療前のKi67、PTEN、pAKT、p95-HER2とpCRには関連性がなかった。しかしp95HER2の発現レベル80%をカットオフ値とすると、各治療群において、p95HER2高値群に比べ低値群のpCR率は高かった。

 治療前後の発現率を比べると、Ki67発現率の平均は治療前が29.6%、治療後が16.5%(p<0.0001)、pAKTはそれぞれ23.4%、8.8%(p=0.0003)で、有意差が見られた。一方、PTEN発現率は治療前が65.9%、治療後が68.5%で有意差はなかった。

 治療群別では、Ki67発現率は、トラスツズマブ群やラパチニブ群に比べ、2剤併用群での減少が有意に大きかった。このため「抗HER2療法を併用した方が、抗HER2療法の単独よりもKi67阻害作用は高い」とした。

 またpAKT発現率は、トラスツズマブ群での減少が最も大きく、「治療によってpAKT発現は抑制され、特にトラスツズマブ治療を受けた患者で顕著だった」とした。

 なお中央管理施設による再検査の結果は、各施設検査室での結果と高い整合性を示していた(97.3%)。
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最近の乳癌患者さんは、Ki67値も測っている人が増えていますね。先日、私が通う病院主催の乳癌の勉強会があったのですが、、、測定する際、難しい問題があるとのことです。標本のどの部分を抽出して測定するかにより、値が変わりやすいのが難点だそうです。

Her2発現の測定法ですと、標本の染まり方はほぼ均一になります。グレープジュースで例えると、ジュースを10ml、50ml、100mlをそれぞれ100mlの水で溶かしたとしましょう。水の色の濃さはHer2+、++、+++に例えられます。

Ki67の測定を例えるなら、桜エビ入りお好み焼きです。焼けた際、お好み焼きのどの部分を切り取って測定するか。
桜エビがかたまって入っていた生地を切り取ったか、あるいはキャベツばっかの生地を切り取ったかによって、値は異なってしまいます。Ki67測定値にはそんなむずかしさがあるそうです。

ということで、測定法についての統一基準を確立することにも力を注いでいる段階のようです。
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抗がん剤投与の順番

2012年09月12日 | 病気・症状
スーパーできのう、栗が売られていました。とっても大きな栗だったので、渋皮煮にするには楽かなあと。

で、午前中はまるまる鬼殻を剥き、昼から煮始めたんですが、、、ううう、気温が急上昇。室温33度の中、汗だらだらで煮物する私。なんかフラフラしちゃって、まだ煮えてないのに、うっかり砂糖をどばっと入れてしまった。

当然、栗はしまって固くなります。煮えにくくなるし、おいしくない。調味料を入れるタイミングは大事だって、百も承知ですが、、、やっちまったわ(T*T)。

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【ドセタキセルとシクロホスファミドの投与順序を変えると乳癌の非血液毒性が軽減】

第19回日本乳癌学会学術総会 2011年9月2日~4日 仙台

乳癌の術前もしくは術後化学療法として使用されるTC療法(ドセタキセル、シクロホスファミド)で、ドセタキセルとシクロホスファミドの投与順序を逆にすることで、疲労や浮腫、末梢神経障害などの非血液毒性が軽減することが、後ろ向き研究から明らかになった。虎の門病院乳腺・内分泌外科の花岡まりえ氏らが、9月2日から仙台市で開催された第19回日本乳癌学会学術総会で発表した。

 原発性乳癌に対し、TC療法は術前、術後化学療法として使用されているが、皮疹や浮腫、神経障害などの非血液毒性が出現する。そこで、ステージ1-3の原発性乳癌で、術前もしくは術後の補助化学療法としてTC療法を行った患者を対象に、TC療法と、ドセタキセルとシクロホスファミドの投与順序を逆にしたrTC療法における副作用を比較した。2006年12月から2009年8月はTC療法が、2009年9月から2011年6月はrTC療法が行われた。

 TC療法では、3週おきに、ドセタキセルを75mg/m2投与し、その後、シクロホスファミドが600mg/m2投与された。rTC療法では、同量のシクロホスファミドを投与し、その後で同量のドセタキセルが投与された。これらの治療は4コース行われた。

 TC療法が行われた群(50人)の年齢中央値は49歳、rTC療法が行われた群(42人)も49歳、術後補助療法の患者がTC療法は82%、rTC療法が81%だった。またTC療法群の30%、rTC療法群の23.8%にHER2過剰発現が見られ、それらの患者にはトラスツズマブを併用投与した。

 非血液毒性の発現率を比較すると、疲労については、TC療法群は72%で見られたのに対し、rTC療法群は23.8%と有意に低く(p=0.0001)、浮腫はそれぞれ48%、16.7 %(p=0.003)、末梢神経障害が66%、14.3%(p=0.0001)、筋痛が48%、9.5%(p=0.0001)、口内炎が48%、16.7%(p=0.003)だった。

 なおグレード3/4の非血液毒性は、浮腫がTC療法群で2%、rTC療法群が0%、皮疹がそれぞれ10%、4.8%、末梢神経障害は10%、2.4%、筋痛が2%、0%であった。グレード3/4の血液毒性は白血球減少がTC療法群は96%、rTC療法は66.7%、好中球減少は90%、85%、貧血が2%、0%だった。発熱性好中球減少は12%、9.5%だった。

 花岡氏は、「ドセタキセルとシクロホスファミドの投与順序を変えたrTC療法では、従来のTC療法と比較して、特に非血液毒性が軽減される」と述べた。またrTC療法でアレルギー反応が減少したことから、免疫抑制剤でもあるシクロホスファミドの免疫抑制効果によって、ドセタキセルの毒性が減弱されたためではないかとしている。
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抗がん剤投与の順番の違いでこれだけの差が出るんですね。副作用の軽減は患者にとって大切ですが、奏効性はどうなんでしょうか。同じであってほしいです。

ジェネリック薬品については、オリジナル薬品より奏効性が劣ると実感すると、多くの医師が回答したという記事を読みました。これって大問題だと思うのですが。大規模試験なんかはやらないんでしょうね。やったらまずいことになるかもしれないし。。。

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なかのひと

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CT検査の発癌リスク

2012年09月04日 | 病気・症状
腰痛のため、総合病院で腰のMRIを取り、診断がつきました。で、あとは近所の開業医で治療をしてねと、MRIのCDと紹介状を持たされ、その開業医へ。

総合病院でのMRI画像診断の保険点数は200点、開業医では450点。同じ画像を見ているのに、こんなに違うんかい!って感じです。

頭にきちゃうのはレントゲン撮影です。総合病院でまずはともあれレントゲン。んで、開業医でもやっぱりレントゲンから行ってみよー。んじゃ、MRIと同様、レントゲンのデータも持たせろよって思います。被爆量が多くなるし、何よりお金がかかるじゃないですか(`×´) 。

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【若年者のCT検査、累積線量に応じて白血病と脳腫瘍のリスクが上昇】 Lancet誌から
   絶対リスクは小さいが、慎重な適用が必要

画像診断 脳腫瘍 白血病
 CT検査を受けた22歳未満の若年者では、脳の累積線量が60mGy程度になると脳腫瘍リスクが約3倍、赤色骨髄の累積線量が50mGy程度になると白血病リスクがほぼ3倍になる可能性が、英国で行われた後ろ向きコホート研究で示された。論文は、英Newcastle大学のMark S Pearce氏らが、Lancet誌電子版に2012年6月7日に報告した。



 CTスキャンは非常に有用な検査法だが、特に放射線感受性が高い小児では電離放射線による発癌リスク上昇への懸念がある。しかしこれまで、CTスキャンを受けた患者の癌リスクを直接調べた研究はなかった。



 そこで著者らは、英NHS(National Health Service)のデータベースを利用して、CT検査を受けた若年者の白血病と脳腫瘍の罹患について分析する後ろ向きコホート研究を実施した。



 白血病と脳腫瘍に着目したのは、(1)赤色骨髄と脳は放射線感受性が高い(特に小児)(2)これらの組織は小児期のCTスキャンで放射線を浴びやすい(3)白血病と脳腫瘍は小児癌の中では罹患率が高い―という理由からだ。



 1985年から2002年に、イングランド、ウェールズ、スコットランドのNHSセンターで初回のCT検査を受けた、22歳未満の、癌の既往がない患者を選んで、生年月日、CT検査の詳細、検査部位、性別、居住地域などの情報を得た。

さらにNHSのデータベースから、85年1月1日から08年12月31日までの癌罹患、死亡、追跡からの脱落に関するデータを入手した。



 CT1回当たりの脳と赤色骨髄の吸収線量(mGy)を推定し、白血病と脳腫瘍の過剰発生をポワソン相対リスクモデルを用いて評価した。癌診断を目的とするCTスキャンを分析に組み入れないように、白血病罹患に関する追跡は初回CT検査から2年後、脳腫瘍については5年後に開始した。



 白血病に関する分析の対象として条件を満たした17万8604人を、172万984人-年追跡した。脳腫瘍については、条件を満たした17万6587人を、118万8207人-年追跡した。



 白血病リスクの評価対象になったのは28万3919回のCT検査で、うち64%(18万2337回)は頭部の検査だった。次に多かったのは腹部と骨盤のいずれかまたは両方で、全体の9%(2万5695回)を占めた。続いて胸部の検査が7%(1万8910回)だった。脳腫瘍の評価の対象になったCT検査は27万9824回と幾分少なかったが、検査部位の割合は白血病の場合とほぼ同様だった。

 追跡期間中に74人が白血病と診断され、135人が脳腫瘍と診断されていた。



 白血病のリスクは、赤色骨髄の放射線曝露量の推定値と有意な関係を示し、脳腫瘍リスクは脳組織の放射線曝露量の推定値と有意な関係を示した。1mGy当たりの超過相対リスクは、白血病が0.036(95%信頼区間0.005-0.120、P=0.0097)、脳腫瘍は0.023(0.010-0.049、P<0.0001)だった。



 赤色骨髄の累積線量が5mGy未満だった患者を参照群とすると、30mGy以上(平均線量は51.13mGy)の患者の白血病の相対リスクは3.18(1.46-6.94)だった。同様に、脳組織の累積線量が5mGy未満だった患者を参照群とすると、50~74mGy(平均線量は60.42mGy)になった患者の脳腫瘍の相対リスクは2.82(1.33-6.03)、50mGy以上(平均線量は104.16mGy)では3.32(1.84-6.42)になった。



 CT検査との間に有意な関係が見られた癌のサブグループは、神経膠腫(P=0.0033)、神経鞘腫と髄膜腫(P=0.0195)、急性リンパ芽球性白血病(P=0.0053)、骨髄異形成症候群(P=0.0032)だった。一方、急性骨髄性白血病(P=0.2653)などのリスク上昇はなかった。



 今回の分析データは、01年以降に英国で2~3回の頭部CT検査(脳組織の累積線量は約60mGy)を受けた15歳未満の小児の脳腫瘍リスクは約3倍、5~10回の頭部CT検査(赤色骨髄の累積線量は約50mGy)では白血病リスクがほぼ3倍になることを示唆した。



 ただし、実際にはこれらの癌の罹患率は低いため、累積絶対リスクは小さい。10歳未満で初回のCTスキャンを受けて以降10年間の超過リスクは、頭部CTスキャン1万回当たり白血病が1例、脳腫瘍が1例多く発生する程度と推定された。



 英国には、電離放射線の医療被曝に関する規制が存在し、これに基づいてCTスキャンは臨床的に正当な理由がある場合にのみ行われており、そうした規制がない他の国に比べCT検査の適用頻度は低い。それでも、CT検査の線量をさらに減らすことが緊要であり、放射線を用いない超音波検査やMRIなどの代替利用の可能性を考慮すべきだ、と著者らは述べている。



 原題は「Radiation exposure from CT scans in childhood and subsequent risk of leukaemia and brain tumours: a retrospective cohort study、概要は、Lancet誌のWebサイトで閲覧できる。
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子供ほど放射線の感受性が高いから、受ける影響も高まります。でも、、、CT検査は大変有用な検査です。実際の癌罹患率も低いのも留意点ですね。

福島原発事故以来、放射能に関しては近隣都県だけではなく、日本全国で危機的関心が高まっています。その一方で、日本経済の行方を左右する問題だとする人たちもいます。

原発なんてないほうがいいに決まっています。が、経済的に豊かな生活もしたい。中道を考えれば、両極端の双方から突っ込まれる。結論の出しにくい問題だと思います。

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