乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

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日本乳癌学会公開セミナー

2013年07月07日 | 患者の気持ち
第21回日本乳癌学会学術総会 乳癌公開セミナーに参加しました。

友達のエム子から、「最近、ブログの更新がないけど、どーしたの?」の心配メールをもらいました。更年期症状との戦いに疲れてしまい、ずっとだらだら過ごしています。

抗がん剤治療でいきなり更年期症状に突入して、はや7年。コンディションは泥沼化しております、、、と思ったら、エム子が過労でぶっ倒れたと知らせが( ̄□ ̄;)!! 彼女はフルマラソンにも出場するほどの、仲間内では一番元気な女性です。

なんだ、この疲労感は治療の後遺症のせいじゃないのね ( ̄▽ ̄)。乳癌になったからというより、単に加齢によるもの、誰もが通り抜ける関門よねっ(*´∇`*)。お仲間(?)の存在にちょっと気が楽になり、ちょっくら第21回日本乳癌学会学術総会(浜松市)の公開セミナーへ行ってみました。

司会に渡辺亨医師、あけぼの会会長ワット隆子さんが出て、さて始まるのかと思ったら、まずはパイプオルガンの演奏がありました。
乳癌セミナーになぜパイプオルガンの演奏??と、目をぱちくりしちゃったのですが、重厚な音色にすぐに馴染んでしまい、心が穏やかになれました。
そうだった、癌患者にはこういう癒しが必要です。知識の習得よりも心の浄化が先ですわよね。

         

この画像の長方形の中に小さな長方形が見えますか? その中央にかすかな黒点があるのですが、それが演奏者の頭です。天井のシャンデリアは、オペラ座の怪人が乗っかれるほどの大きなものです。手前のお客さんの頭と比べ、演奏位置がいかに高いかがわかると思います。こんな頂上で音を奏でたら、自分こそが神の声を代弁している気分になりそうです。こりゃあ私も弾いてみたいです。

さて、中山清吾先生もパネリストの一人だったのですが、、、おおっ! 1年前にお見かけした頃より断然、ス、スマートになられていましたっ!!昔のハンサムなお姿に戻ったようです。
当時は、先生もいよいよ中年太りかぁ、太るとハンサムも台無しねえ、ただのオッチャンじゃん(ヒソッ)と、非常にがっかりしたのであります。人間、やればできる、努力は人を裏切らないんですねえ。

セミナー自体は1時間半と短かったため、突っ込んだ話とはなりませんでした。が、最新情報をキャッチしました。特にHer2強陽性患者には朗報が入りました。
2年ほど前にこのブログでも紹介した“次世代ハーセプチン”と呼ばれるトラスツズマブ-DM1が今年中に承認されそうです。
この薬は、分子表的治療薬に抗がん剤を搭載したピンポイント抗がん剤です。

また、Her2とHer3を押さえるペルツズマブも承認が近いとのことです。

患者代表のワット隆子さんが、「これら新薬で生存期間が数ヶ月延びたと言われても、患者はたった数ヶ月かという気持ちになる」。

渡辺先生は、「新薬は既薬が効かない人から使う。(母数にはその人たちが多分に含まれていると私は理解しました)。劇的に効く人、全く効かない人も含まれている。術前・術後の補助療法使用は含まれていない。

1剤だと寿命は数ヶ月延びるに留まるが、2剤併用したりすると、2000年以降、寿命は1.5倍ぐらい延びているという印象を持つ。
また、ただ寿命が延びるのではなく、QOLも高まっている」。

中村先生は、「少し前までは、日本で未承認薬を、海外に行ったり海外から購入したりした患者がいた。最近の治験は欧米だけでなく、日本も同時期にスタートするようになった。ドラッグラグは少なくなった」。

皆様、ドラッグラグは解消されつつあるようですよ。


私が今回のセミナーで一番心に残ったのは、ワット隆子さんの言葉です。

「患者はある日突然、患者になる。賢くなれと言われても、その日から賢くはなれない。
だから愛とやさしさをお医者様に求めます」。


ある患者さんが抗がん剤治療で脱毛した時、これでがん細胞も消滅したと喜んだそうです。彼女の担当医が、脱毛と癌消滅は関連がないと言い放つのは、愛がないと。

私なら、抗がん剤は毛根細胞みたいな細胞分裂が盛んな細胞に効くのだから、がん細胞は分裂が早いんだから、効く可能性は高いんじゃないかしら。苦しくても途中で止めない方がいいよ、と言うでしょう。
関連がないのは私も知るところです。が、喜んでいる人に向かって、ばっさり切り捨てるのは、患者としてできそうにありません。苦しむ患者には、救いが必要なのです。

私の母は長年がんを患い、がん治療がどんなものかはわかっていました。が、自分のがんとなると、なかなか冷静でいられなくなります。
自分で手術する病院、日取りを決め、費用を工面しなくてはなりません。仕事を辞めて引っ越して、、、等等、家事や介護をしながらやることが山ほどあるし、治療に入ると、精神的にもかなり厳しくなるからです。

私の場合、ストレスがかかった中で、まず乳がんに関する書物を読み、最新情報をネットで得ようとしたのですが、、、医者だって色々な治療をするし、患者も同様です。情報が雑多で混乱します。
ある癌の掲示板など、「もっと勉強してから書き込め」とか、「あなたは病気を正しく理解できてない」とか、患者に対して強烈なレスが付いたりしていました。

これを患者目線で見ると例えて言えば、車に酔って気分が悪い時、地図を見せられ、駅から自宅までのルートを示してくれと言われるようなものです。

具合が悪いのに、細かな地図など見られますか?
がんばって見ようとすると、吐いちゃうんじゃないですか?

下車して一息つけば、冷静に地図を見られるようになるでしょう。
心ないレスを付けるのは、患者ではない人だからです。

手術がいかに不安なもので、治療がどんなに体にダメージを与えるものか。
ある日突然、精神的、肉体的、経済的にドカッと重い衣を纏ってしまう。それが患者です。

私も纏うものが重すぎて、その日から賢くははなれませんでした。掲示板では、治療や薬の知識より、愛がほしいと叫んでいました。ワットさんの言葉は、患者の本質をついています。

患者が賢くなりたいと思い始めるのは、治療が済み、体調も戻ってからです。つまり、一通り体験してやっと冷静になれる。自分の病気を見つめる気力が湧くのは、ずっと後です。

実際は治療する前に、たくさんの重い決断をしなくてはなりません。わからないから不安になります。他人に頼りたくなったり、手軽にネットで調べたりもするでしょう。それゆえ、上記のような強烈なレスがつくような質問をしたりもするでしょう。

患者のそういう行動の裏にある気持ちは、同じ体験をした患者が一番理解できそうです。が、患者だけでもないでしょう。
患者や家族、医療関係者など立場の違いで、理解は変わるとは言えないと思います。

患者を人としてどう捉えるか。彼女の実像に至るには、想像力が必要だと思います。

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アンジーと遺伝性乳癌

2013年05月21日 | 病気・症状
前回の記事に大きな反響をいただきました。

ですので、昨年の乳癌講座録を再び読み直してみました。中村清吾先生のスライドの場所がわかりました。アンジェリーナ・ジョリーさんと関連がありそうな部分を抽出してみました。

まず、BRCA遺伝子についてですが、BRCA1遺伝子の異常は600種類を超えるパターン、BRCA2遺伝子は300種類以上のパターンが報告されています。




アンジーさんが卵巣の切除を行う予定という記事を読みました。とすると、、、BRCA1変異遺伝子を保有しているのかな。

この図で見ると、遺伝性乳癌は、約7-10%です。
数年前の勉強会で、よくわかっていないが5%ぐらいと言われていました。調査が進んだようですね。



遺伝のメカニズム







トリプルネガティブの中には、遺伝性の乳癌と関連が高そうなものがあるようです。





詳細を読みたい方は、<こちらから>
そこには、中村先生の幼少期の写真もあります。子供のころからハンサムだったんですね(・∀・) 。
最近はさすがに中年太りのようですが・・・(*´∇`*)ゞ

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アンジェリーナ・ジョリーと乳がん

2013年05月16日 | 患者の気持ち
随分と間が空いてしまいましたが、きょうは腰の調子がいいので、チャチャッと書きたいと思います(・∀・)。

昨日のTVニュースなどで盛んに放映していたので、ご存知の方が多いかと思います。有名人の治療はインパクトがありますから、私もこの話題にちょっと触れてみます。

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【アンジェリーナ・ジョリーが選択した「乳腺切除」 技術が格段に進歩、「美しい」再建できる】 2013/5/15 18:15 j-CAST

ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさん(37)が乳がん予防のために、両胸の乳腺切除の手術をおこなったと告白して、世界中の関心を集めている。

乳腺を切除すると、乳房の大半を失うことになる。現在は再建手術により、「美しく」戻ったというが、日本のネットでは「がんにかかったわけではないのに、本当にそこまで必要だったのか」と疑問の声も上がっている。

発がんリスク、87%から5%以下に

アンジェリーナさんは5月14日付けのニューヨークタイムズ(電子版)に「私の医学的選択」というタイトルで寄稿した。そこで、遺伝子検査の結果、BRCA1と呼ばれる遺伝子に変異があり、乳がん・卵巣がんになる確率が一般の人よりもかなり高いことが分かったため、がんのできる乳腺を切除する手術に踏み切ったと明かした。

アンジェリーナさんの医師によると、乳がんにかかるリスクが87%、卵巣がんが50%あったという。一般に、BRCA1に欠陥がある場合の乳がんにかかる確率は65%で、日本人女性のうち生涯で乳がんにかかる確率は6%(国立がん研究所統計)だから、かなり高い数値と言える。アンジェリーナさんは、がんにより母親を56歳で亡くしており、子どもに同じ思いをさせたくなかったと検査に至った理由を説明している。

アンジェリーナさんの文章には、措置の過程もつづられている。まず乳首を温存するため、乳管とその周りの血管を除去する処置をした上で、2週間後に手術で乳房組織を取り除いた。

乳腺をすべてとるとなると、乳房の大部分を切除することになる、とピンクリボンブレストケアクリニック表参道の院長・島田菜穂子医師が14日、やじうまテレビ!(テレ朝系)などで語っていた。

そこで、アンジェリーナさんは9週間後、乳房のかたちを再建するため、インプラントを埋めこむ手術を受けた。一般に、乳がんでの乳房切除後の乳房再建術では、インプラントには、シリコンまたは自分の組織が用いられる。ここ数年で再建の技術は格段に進歩しており、「美しい」結果になりえたようだ。

これらの措置により、アンジェリーナさんは発がんリスクを5%以下に減らしたという。

日本での費用は「遺伝子検査が20万~30万円、手術は全部で約200万円」
この予防のための遺伝子検査と乳腺切除術は、乳がん患者が女性の8人に1人と多い欧米では、一般に知られている。ただ、日本では、乳がんと診断される前の検査や手術は保険適用外ということもあって、とくに手術はほとんどおこなわれていない。ごく一部の遺伝外来が受け付けているが、費用は「遺伝子検査が20万~30万円、手術は全部(遺伝子検査込み)で約200万円」(島田医師)という。検査でリスクが高いと分かった場合は、おもに「なった際にどうするかを綿密にカウンセリング」(同)していくそうだ。

こうしたこともあって、日本のネットではかなり驚いた人も多かったようだ。

「リスクが高いから削除・・凄い判断ですが、将来これが普通になるのかな?」
「本当にそこまで必要なの?」

アメリカでも、「多くの女性に遺伝子の検査を受けてもらい、もしリスクが高かったならば、強力な選択肢があることを知ってもらいたい」とするアンジェリーナさんの呼びかけを、疑問視する向きは出ている。アンジェリーナさんのように遺伝子に問題があるケースは特殊で、ほとんどの人には検査も手術も必要ない。さらに、アメリカでも検査にかかる費用は3000ドル(約30万円)と高額だ。

「リスクを抱えている女性にとっては切除手術は意味があるものですが、ほとんどの女性はそれに該当しないのです」
スローン・ケッターリング癌センターの乳がん部門主任、モニカ・モロー医師はNYT(電子版、14日付)に対してこう話した。

なお、日本乳癌学会では、ホームページ上で「乳がんのうち5~10%は遺伝性である」と説明した上で、遺伝子検査の対象者の条件を以下のようにあげている。
・乳がんと診断された年齢が若い(50歳以下が目安)
• ・同時にまたは異なる時期に、2つ以上の原発性乳がんを発症した場合(両側の乳房にて乳がんが認められた場合や、同じ側の乳房内に明らかに別の複数の原発がんがある場合を含む)
・乳がんと同時にまたは異なる時期に、卵巣がん、卵管がん、原発性腹膜がんのいずれかを発症している場合
・乳がん患者の父方母方どちらか一方の家系の近縁の血縁者の中に、乳がんと診断された人が2人以上いる場合、または、近縁の血縁者の中に、乳がんと診断された人が1人しかいなくても、ほかに卵巣がん、卵管がん、原発性腹膜がんのいずれかの患者がいる場合
・ 乳がん患者が男性である場合
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昨年、中村清吾先生の遺伝性乳がんの講座を聴きました。内容をちょっと紹介します。

祖母、母、娘と、乳がんが続いておこる場合、2つに分けて考えることが必要だそうです。
1つは、親の卵子または精子の遺伝子に変異があったり、もとから体のすべての細胞に特定の遺伝子変異があり、体のある部位でがんを発生しやすくなり、子供が乳がんに罹患しやすくなる場合。

2つは、家族で高脂肪食、アルコールの多飲、肥満、高齢出産という環境で生まれ育った場合。

BRCA1、BRCA2変異保有者の乳がん、卵巣がんの発症リスクは、30歳を過ぎたあたりから徐々に上昇します。BRCA1変異保有者だと、60歳で半数弱までに。BRCA2変異保有者だと、70歳になる前に過半数を超えます。

遺伝子検査のステップについては、
1 家族性のリスクを有する患者の判定
2 遺伝子カウンセリング
3 インフォームド・コンセント
4 検査の実施
5 結果説明
6 検査後カウンセリングとフォローアップ
1の段階では、主治医の責任が極めて重要です。

BRCA陽性となった患者には3つの対策が主に取られます。
1 予防切除術(乳房切除、卵巣摘出)
2 化学的予防 タモキシフェン、経口避妊薬
3 検診 マンモグラフィ、MRI、超音波、視触診

上記にあるよう、日本での遺伝子検査にかかる費用は20万円ほどとのこと。中村先生は日々、費用を軽減するために尽力の最中だと思われます。

もし私がBRCA陽性だったら、乳房の予防切除をすると思います。自分が乳がんになった経験から、そう思います。最初の5年間は常に再発の不安との戦いでした。この5年分の不安が200万円でかなり軽減するのなら、私はがんばって働いて資金を作るでしょう。

中村先生のスライドでは、30歳以下での乳がん・卵巣がんの発症率は少なそうなので、妊娠出産はそれまでに済ませておきたいと思うでしょうね。

、、、となると、恋愛・失恋を何度か繰り返し、好みの男性と結婚するまでの猶予期間が必要です、、、となると、成人するぐらいまでには検査を受けたほうがいいように私は思ってしまいます。

もちろん、「リスクが高いから削除・・凄い判断ですが、将来これが普通になるのかな?」と思う方には無用の検査になるでしょう。

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サービス付き高齢者向け住宅

2013年03月23日 | 社会
両膝の手術で退院して1か月が経過しました。膝は何となく回復傾向なんですが、、、

膝をかばった生活を強いられたため、先週、右腕を傷めてしまいました。
で、何となく回復したと思ったら、今週は左腕を傷めました。右腕をかばっていたからね、仕方ないんだよ。
で、この4か月間、ほっとんど運動できないせいか、風邪ばっか引いています。体力が激落ちです(T*T)。

あーあ、これじゃまるで老婆のようです。っていうか、整形外科へ行くと、80歳代の高齢者と話が弾んでしまいますぅ。

体はもう若い頃のように回復しない。1か所怪我すると、次々と連鎖して怪我をしてしまう。そのうち体全体が弱り、気力も失う。

老化って、こういうことですね。今回の怪我で、よ~~くわかりました。

なので、私は真剣に自分の老後を考えるようになりました。60歳になったら、老人ホームへ入ろうと思います。

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【知ってますか? 大ブームの「サ付き住宅」】
  15%が医療法人による経営

 皆さん、「サ付き住宅」をご存知ですか?

 正式名称は「サービス付き高齢者向け住宅」。見守りや安否確認などの生活支援サービスの提供を義務けられている高齢者住宅で、今、急激に増えています。2011年10月に創設されたばかりの新しい住宅制度ですが、2012年12月時点での棟数は2778に上り、登録戸数は8万9228にもなります。まさに、建築ラッシュの様相を呈しています。

建築費の補助が10%も


 急増の背景は、大きく分けて二つ。一つは、手厚い補助金と優遇税制などからなる国の手厚い優遇政策です。事業者が都道府県などに届け出てサ付き住宅として登録されれば、新築の場合は建設費の10分の1、改修なら建設費の3分の1が補助されます。また、固定資産税を5年間にわたって3分の2に軽減するといった優遇税制も設けられています。



 もう一つの理由が、社会保障財源の逼迫と高齢化の進行です。財源の問題から病院や介護保険施設の整備は難しくなりつつあり、入院・入所先探しに苦労する高齢者の方が増えています。この問題は、放置しておくと、今後さらに深刻化するのが確実です。



 そこで国は、高齢者向けの民間住宅の供給を進め、そこに医療・介護保険の訪問サービスなどを提供する形で、高齢者の生活を支えようと考えています。この施策の中核となるプレーヤーが、サ付き住宅なのです。



 サ付き住宅は、基本的には集合住宅です。居室面積は25m2(一定の条件を満たせば18m2)以上と定められており、入居対象者は、60歳以上、または要介護・要支援認定者となっています。

15%は医療法人による経営


 事業主体は民間企業が中心ですが、実は、15%の住宅は医療法人による経営です。



 医療法人立の住宅は、一般的には、民間企業より有利といえます。在宅医療により高齢者の生活を支えられるため、入居者にとっての安心感が高いからです。また、医療法人側にとっては、家賃等の収入に加え、在宅医療の提供による収入を見込めるというメリットもあります。



 民間企業経営の住宅でも、大半は、入居者の生活を支えるために訪問介護や通所介護の事業所を併設しています。通常、入居者はこうした事業所から介護サービスを受けることになりますので、住宅とはいえ、その機能は「施設」にかなり近いともいえます。



不適切な運営事例も


 加熱するサ付き住宅市場ですが、最近では、少々“ゆがみ”も出始めています。一つは、供給増によるオープニングスタッフの確保難と、入居者獲得スピードの鈍化。事業者からは、「スタッフ採用に苦労し、オープンが1カ月遅れた」「採算ラインに乗るのまでの期間が以前より2カ月ほど延びた」といった声が聞かれます。



 また、不適切と思われる運営も顕在化してきました。入居者から、「併設の通所介護事業所の利用が必須になっている」「住宅運営会社の関連事業所が作成するケアプランが、区分支給限度基準額の上限まで使い切る内容になっている」といったクレームが一部で出始めています。

 では、このように市場環境が大きく動いている中、高齢者の支持を得るサ付き住宅となる上で重要なキーワードは何でしょうか? それはおそらく、「終の住み家」です。


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私の住む街でも、サ付き住宅が駅前に建設中です。やはり、従業員募集中です。
老人ホームと呼ばれる施設は、郊外にいくつか建っています。どこも一杯で、順番待ちのようです。

私は街中に住むのが好きです。だから、駅前まで出るのに30分以上かかるような施設には住みたくありません。だってさ、高齢になればなるほど、病院通いが必須になるでしょう。その都度、ちょいと不便なロケーションから街中の病院まで通うのは、老体には大変負担な気がします。私の終の住み家は街中かな。

しかし、私がこういった施設に入所できるかどうかは、、、大きな問題があります。私の上の世代に、“段階の世代”がいます。彼らがいつからどのぐらい施設を使用し、占めてしまうか?

「終の住み家は、70歳ぐらいになったら考えればいいんじゃね?」じゃ、遅い気がします。やっぱり60歳になったら入所しようっと。

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医療ジャーナリストのニーズ

2013年03月11日 | 患者の気持ち
この数年、医療事故に関する報道が増えているような気がします。
あるテレビ番組のある医療ジャーナリスト、元は写真家だったらしいのですが、出演当初はスリムでいかにもアーティストっぽい身なりでした。

「患者の立場から見た医療問題」を唱えてずっと取材を続けているとのことなんですが、、、政治家のように脂ぎって太っちゃったんですぅ(╬☉д⊙) 。

私もアーティストの端くれですが、、、美を追求するとか、自己表現を磨くようなに就くと、醜く太るってことは少ないっす( ̄▽ ̄)。
彼の肥え方は、ジャーナリストになったからなのか?

いや、ジャーナリストは真実を追求する職業ですよね??

私はマスコミ関係の会社に出入りしたことがありましたが、、、社員は取材に追われ、会社に戻れば資料集めと原稿書きです。食事もそこそこ、長期休暇も取れません。
太っている人はいませんでした(`▽´)!

デスクワークだけならば、運動不足で太ることもありましょう。しっかしです、取材は体力なんです。
ジャーナリストと名乗るなら、ある真実を追求するためには、多面的な取材が必至です。関連資料を集め、“ウラ”を取らねばなりません。この地道な作業なくしては、情報は公にはしちゃいかんのです。

取材活動をこなし、膨大な資料を読みこなし、無駄な時間と思われるような時間を費やす。そこから真実を追求する人って、そんなに太る暇があるのでしょうか?

最近のマスコミは、このウラ取り作業が甘いのか、「番組の訂正がございます」が多いですね。多過ぎて、最後に「申し訳ございませんでした」の謝罪の言葉もなかったりします。すげー(●゜ω゜●)!

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「適応外治療の説明不足」で説明義務違反!?

判例解説●高松高裁2005年6月30日判決
膨張する「説明義務」の範囲


 乳房温存療法が適応外の患者に乳房切除術を行ったケースで、医師側が敗訴しました。温存療法が適応外である理由を詳細に説明し、セカンドオピニオン先も紹介しましたが、それでも温存療法の説明が足りないとされました。

【執筆】田邉昇=弁護士(中村・平井・田邉法律事務所)

事件の概要
 患者は50歳代の女性である。県立病院で「乳癌の疑いあり」と診断された患者は、乳房温存療法に積極的に取り組んでいる大学外科助教授Aのことを本で知り、診察を受けた。Aが診察したところ、乳癌の疑いが強く、Aは健診センターのB医師の精密検査を受けるよう勧めた。

 健診センターのBはマンモグラフィー、超音波検査および細胞診を実施した。その結果、やはり強く乳癌が疑われたため、Bは患者の同意を得て、1995年12月14日、大学病院で摘出生検を実施。AとBは、病理診断の結果や、自ら生検標本を検鏡した結果から、乳房温存療法の適応がなく、乳房切除術が適当であることを確認した。

 Bは、患者および夫に、患者の病変は初期の浸潤が疑われる「非浸潤性乳管癌」であり、癌細胞の悪性度が高く、切除標本のほとんどすべてに乳管内癌が広がっていると説明、早期に転移する可能性は低いと思われるものの、このまま放置すれば遠隔転移を起こす浸潤癌に移行する可能性があることを説明した。

 そして、非浸潤性乳管癌の場合、一般に乳房切除術と乳房温存療法があり、自分は乳房温存療法を積極的に行っているが、患者の場合、広範囲の乳管内進展型で、マンモグラフィー上も乳房の中に癌がたくさん残っているので、乳房温存療法は適応外であり、乳房切除術によるべきであることを説明したほか、現時点では転移がないため、乳房切除術を行えば予後は良好であることなどを伝えた。

 Bは患者らに対し、セカンドオピニオンも聞きたいのであれば構わないと話したところ、患者が「どこへ行ったらいいでしょうか」と質問したので、がんセンターなどの病院名を挙げた。患者が「乳房温存療法に積極的な東京の放射線科医のC医師はどうか」と質問したところ、「あそこだけはやめておいた方がよい。内部の人の話だけれど、再発が多く、C先生にかかれなくなって外科にかかり直している」などと返答した。

 また、医師である患者の夫は患者に、「組織診断は助教授の診断だから間違いない。乳房切除にすべきである」旨の発言をした。

 患者は、96年1月4日、乳房切除術を受けること、セカンドオピニオンは聴取しないことをBに電話で伝え、入院・手術予定日を決めた。

 Bは同月23日、手術の実施に当たって患者および息子に対し、再度病状や手術の合併症などを説明し、患者と息子は「手術・麻酔・検査承諾書」などに署名・押印し、手術の実施を承諾した。

 同日午後、Bは自ら執刀医となり、Aを助手として、患者に対し本件手術(乳房切除術)を施行し、患者の右乳房を切除した。切除標本の病理組織検査結果は、小範囲ながら非浸潤性乳管癌が見られというものであった。Bは患者に検査結果を示し、乳房切除術が妥当であったことを説明した。

 しかし、その後患者は、医師らは乳房温存療法などについて十分な説明をせず、自らの意思で治療方法を決定する機会を奪ったなどと主張し、慰謝料など合計1100万円の支払いを求めて提訴した。

判決

 地裁では請求棄却となったが、患者側は控訴した。控訴審の高松高裁は、生検結果などから本件の患者は乳房温存療法の適応である可能性は低かったものと認められるとしながらも、一審判決を覆し、医師側の説明義務違反を認定。大学およびA、Bに、連帯して240万円を原告に支払うよう命じた。

 裁判所は、患者が乳房温存療法に強い関心を有していることを医師らが認識していたと推認。その上で、「乳房切除術および乳房温存療法のそれぞれの利害得失を理解した上でいずれを選択するかを熟慮し、決断することを助けるため、患者に対し、医師らの定めている乳房温存療法の適応基準を示した上、患者の場合はどの基準を満たさないために乳房温存療法の適応がないと判断したのか、という詳細な理由を説明することはもちろん、再発の危険性についても説明した上で、医師らからみれば適応外の症例でも乳房温存療法を実施している医療機関の名称や所在を教示すべき義務があったというべきである」とした。

 Bが患者に説明した内容は「乳房温存療法は適応外であり、乳房切除術によるべきであることを説明したにとどまり、乳房温存療法が適応外であることについての上記説示のような詳細な理由を説明したとは認められない」と判断した。

 Bが患者に対し、がんセンターなどの名を挙げたことについては、「これは、乳房温存療法は適応外であり、乳房切除術によるべきこととした判断についてセカンドオピニオンを受けることのできる具体的な医療機関を教示したにとどまる」として、「Bからみれば適応外の症例でも乳房温存療法を実施している医療機関の名称や所在を教示したと認めることはできない」と判示した。上告受理申立も却下され、判決は確定している(高松高裁2005年6月30日判決)。

解説

 私はこの判決を詳しく読んで、あぜんとしてしまいました。「温存療法が適応外である理由を詳しく説明しなかった」「温存療法を行っている施設を紹介しなかった」などを理由に説明義務違反が認められたのですが、病理診断に基づいて病状を詳しく説明し、セカンドオピニオン先まで紹介しているのにそう判断されたことには、驚きを禁じ得ません。

 そもそも、乳癌手術の際の説明は、患者の自己決定に必要な情報を提供するために行うものです。医師の夫がいて、書籍で調べて病院を訪れている患者が、医師からこれだけの情報を得て自己決定ができないなら、ほかにどんな情報があればよかったのかと強い疑問がわいてきます。

 判決では「乳房温存療法を行った場合のデメリットまで説明せよ」としていますが、癌が広がっていることや、現時点では転移がないため、乳房切除術を行えば予後は良好であることなどを説明していることからすれば、温存療法のデメリットとして、残った癌が遠隔転移するという危険性を患者は当然認識していたのではないでしょうか。

 この判決には、ほかにも首をかしげたくなるポイントがあります。B医師は、患者が受診してから3週間近く連絡がなかったため、患者に電話をかけ、生検を受けることを勧めたのですが、裁判所はこれを「患者に診療方針の選択について熟慮する機会を与えるという観点からみた場合、不適切であったとの批判の余地はある」などとしています。さらに裁判所は、乳癌を「精神的苦痛を重視すべき特異な疾患」として考えていますが、現在では形成外科の進歩で、形態的にはかなりの再建が可能ですから、乳房切除術への「偏見」自体が誤ったものといえるでしょう。医師は乳房再建術についての説明を行い、患者に勧めています。

 上告受理申立も却下され、最高裁もこの判決を不問にしているようですが、これがまかり通るようでは、裁判所に対する不信感が増大するばかりでしょう。医療行為の当否については、学会が適切な鑑定人を推薦することで、不当な判決をある程度食い止められますが、説明義務違反は裁判官の独壇場です。わが国の医療をこれ以上荒廃させないためにも、早期に医療審判に関する代替の制度を確立し、裁判によらずに原因や解決法を模索する仕組みをつくるべきです。
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乳房を温存することに、大きな執念を持つ人もいます。そういう患者の場合、この記事を読むと、医師が温存することはリスクが大きいと説明しても、本人には伝わらないような気がしてしまいます。

この件の場合は、患者の夫が医師であることも大きな?です。医学的知識を持っている夫でも、温存リスクに関しては少ないはずだと考えているかのように見えます。

この夫である医師が、もし妻である患者の立場だった場合、やはり温存手術を希望するのでしょうか?

彼の医療技術にとても興味を持った記事でした。
医療ジャーナリストならば、こういう医師への取材をお願いしたいところです。取材交渉や、裁判傍聴、乳癌手術の術式を調べるなどなど、、、肥える暇はないと思いますよ。

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