グワシ!
分かりづらいぞ。
まことちゃん (3) (小学館文庫)(1999/02)楳図 かずお商品詳細を見る |
こいつのことか?
塾長さまに拉致られて新宿の酒場に監禁されています。
なにやらこの店で、恐ろしい熊体実験が行われるようです。
助けてー!
ということで、まずは生から。
11月とは思えないほど暖かい夜なので、最初はやっぱビールがいいね。
アテは、
へ?
オムレツ?
塾長さまって、とある財閥のプリンスなのに、意外と庶民的なものを注文するのね。
あ、お金持ちだから、逆に庶民の食べ物に興味あるのかな?
けれどこのオムレツ、ただものではありませんでした。
中に小さく刻んだ豆腐とぎっしり詰まった鰹節。
ほほう、これはおもしろい。
ビールのあとは燗で新潟の吉乃川。
根みつばをサイドに置いて、
自家製の塩辛でいってみました。
塩分が少なく、肝を和えたばかりのイカは、トロリと濃厚でぼく好みの味。
新宿といえば、塩辛のレベルが高い町。
西新宿1丁目の“吉本”は、その中でも最高峰。
【吉本@Chris's monologue】←塩辛目当てで通いたくなる店
ついつい調子にのってお銚子をもう一本追加してしまいました。
ところでこの店、なにも恐ろしいことないよね。
見渡す限りでいうと、ここが新宿とは思えないくらい大衆的な酒場。
熊体実験って、一体なにするの。
え……これがその熊体実験?
鯵のお造り
うぎゃ!!
熊体実験じゃなくって、たんなる熊イジメですか?
いくらクマが生の魚を食べるからといって、これはむごい。
パクパクいってたのが、最後には断末魔の叫びのように、身体全体が痙攣し始めました。
鯵の最期を看取ったら、
骨センベイ(揚げてあるので頭から全て食べられます)にして、成仏させ、全部食べて供養することにしました。
そういえば巣鴨の隠れ名店(とぼくがいってるだけだけど)“おふく”でも、なめろう食べたときやってくれたなぁ。
【おふく@Chris's monologue】←隠れてはいない名店かも
なんかドキドキする酒場でしたね。
え、まだどっかに行くの?
ぼく、基本がヘタレなんで、もうこのへんで……。
え、ちょっと、やめて……だじげでー!
つぎはどんなところに監禁されるんだろう…………怖いよぉ。
居酒屋
【くりす的全国名酒場紀行@大衆酒処 まこと】←詳細