函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説の村・椴法華。
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9条改正本格化

2017年05月16日 08時53分02秒 | えいこう語る

▼アベ総理が、憲法改正の期限(2020年施行)を明確にしたことで、国民投票も現実化してきた。憲法改正の要件である、衆参両議院で、3分の2の改憲勢力は現在確保できている。後は国民投票で過半数を獲得すれば、成立できる。世論調査では、9条の改正には反対が多いが、北朝鮮のミサイルが、今後我が国近くに頻繁に飛んでくると、国民の中に国防の意識が高まり、改正になびく可能性は大きくなるだろう。

▼この二つの条件がクリアーされれば、施行するには天皇の御名御璽があればいい。ここで、天皇が拒否すれば不成立になるが、そうはならない。天皇の役割は、それに判を押だけだと、96条に明記されているからだ。我が国は9条があるから、戦争ができなかったのだ。アベ総理が狙うのは、自衛隊を9条に明記し、戦争ができる国にしようとするものだ。それでも、自衛隊は「戦力ではない」というのは、小学生でも嘘と分かっているが。

▼すでに、集団的自衛権を認める法も成立させている。ふと考えると、天皇の役割は、死刑執行のボタンを押す係りのような気がする。その係りは数人で行うようだが、誰が押したかわからなくし、精神的苦痛を和らげるためだという。

▼例えばボタン係が3人だとする。自分は押したのだが、それより早く押した人がいるかもしれないと思い込めば、自分が殺したのではないと考えることができる。だが、後の2人が押さなかったのではないかと思い込んでしまった時、どうなるだろうか。だが、憲法施行のボタンを押すのは、天皇一人しかいないのだ。

▼現天皇は、昭和天皇から戦争に突き進む恐ろしさを、聞かされていたに違いない。今回のお言葉での「退位発言」は、9条改正の御名御璽の拒否のようにも思われる。さらに、次期天皇にもその重圧を与えさせないために、退位ができる自由を、今後にも及ぶように望んだのかもしれない。だが象徴ゆえに、憲法で様々な制限があり、本人限りの「特例法」で、その意思も断ち切られたような感じだ。

▼アベ総理の9条改正案に対し、次期総裁を狙うイシバさんが、異論を唱えた。これで、9条論議が加速され、改正へとまっしぐらに突き進むだろう。置き去りにされるのは野党だけだ。「戦争できる国」にするか「戦争しない国」にするか、私たちは、9条改正と同時に天皇の存在もタブーとしないで、考えてくことが必要ではないか。

▼9条に軍事力の保持を明言するなら、施行の責任者は、天皇ではなく、内閣総理大臣にするという、改正案も考えていいと思う。そうなれば、国家元首は天皇とする自民党改憲案に対し、元首は内閣総理でいいのではないかとなる。天皇に国家の最大責任を押し付けることは、主権の存する日本国民の総意ではないと考えるからだ。

▼憲法施行から70年を過ぎ、改憲は時代の潮流になってきた。憲法を理解することで、国民とは何か、国家というのは何かということも、考える時代になってきたようだ。
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