函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説の村・椴法華。
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公明党の改憲論

2017年08月05日 23時36分25秒 | えいこう語る

▼政治家は、ずるい人間が多いようだ。平気で嘘をつくからだ。嘘を嘘とも思わないくらいでないと、政治家は務まらないのではないかとも思う。もっとも真面目そうに見える小野寺五典さんだって、防衛大臣になれば嘘を嘘だと思わないで、嘘を真面目につきそうだからだ。

▼第三次アベ内閣が発足して、支持率が横ばいか数ポイント下がると予想していた。しかし、支持率が44%にアップした。嘘が混在した政治に、国民が慣れさせられてしまったのだろうか。これが「アベノマジック」という、アベ総理の巧妙なテクニックなのだろうか。

▼自分が不利な状況におかれても、相手(敵=野党)の混乱に乗じて、自分のポイントをさらに高める手腕は、権謀術数に長けた、元総理のおじいさんから、免許皆伝を与えられたのかもしれない。不人気と言われる状況下でのこの支持率は、憲法改正へ国民の支持を受けたと、アベ総理は勘違いし、憲法改正へまっしぐらと突き進むのではないか。

▼政権与党ともなると、真面目や正攻法では絶対務まらない。だが、自民党とタッグを組んでいる公明党代表の山口那津男さんは、とても真面目に見える政治家の一人だ。冷静さが清廉さを醸し出し、一年中さわやかに振舞っている。

▼東大法学部出身で、元弁護士という経歴も、一層真面目に思えるが、先日の都議選では、自民党不利とみて、顔色一つ変えず小池新党と手を組んだのはさすがだ。しっかり議席を確保し、その後は、小池知事とは是々非々で臨むというから、なかなかの戦略家だ。

▼さらに、法学部出身の知恵を発揮し、アベ総理が主張する憲法第9条に3項を加え、自衛隊を明記するのは反対だと主張し始めた。自衛隊の存在はすでに国民が認めているので、あえて憲法に明記する必要はない。憲法に自衛隊を明記すると、戦力の保持となり、違憲とみなされるという考えだ。

▼これなら多くの憲法学者も納得しそうだ。アベ総理より憲法解釈が正当だというイメージがつきそうだ。さらに、山口代表は、公明党はアベ政権とも是々非々だという、極めてバランスの取れた、賢明な政治家としての印象を、国民に与えているのではないだろうか。

▼だが、加憲を主張して憲法改正しようと提案したのは、公明党だったと記憶している。それに配慮し、アベ総理は3項を加えることにしたような気もする。自衛隊を国防軍に改名するには、2項を削除し、2項に自衛隊を明記するのがアベ総理の本来の改憲だったはずだ。

▼だが、内閣改造のこのタイミングで、山口代表の「9条を変えない方がよい」発言は、走りすぎるアベ総理を戒めたような感があり、
政権の女房役としての公明党の好感度は、アップしたのではないかと私は思う。菅官房長官に変わりその椅子に座れば、さらに安倍内閣の安泰になるに違いないと思わせる、実にバランス感覚のある政治家だ。

▼というのが、現在の私の山口代表への評価だ。だが、私が20代の時に好感を持っていた公明党とは、随分違ってきているようだ。世界平和を目指し、生活に身近なことを処理できる政党だと思っていたからだ。

▼しかし、時代の空気を読み取るのが政党の大事な要素だ。それに長けた山口さんは、与党の一角としてのバランスをさらに重要視していくに違いない。嘘だと思わぬ、そうして国民にそう思わせない政治家として、さらに自分を磨いていくのではないだろうか。

▼第三次アベ内閣は「憲法改正実行内閣」になるに違いない。そのキーマンの一人は、実は公明党の山口代表ではないかと、私は考える。

▼真面目すぎる政治家や真面目に見える政治家が、国政の重要なポストを占めると国民は安心する。そんな人事が、憲法改正になだれ込むのではないかと心配する。今回の内閣改造の顔ぶれをよく見ると、そんな人事ではないかと、私は非常に心配するが。
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