チョーさんの独り言

生存の理由・証しをしつこく追及中の団塊世代先頭組の一人のひとり言です。

連載 日本縄文底力で地球を救え 4

2016-10-13 10:16:17 | 日記・エッセイ・コラム
希少資源を集積すると毒になる

 核エネルギー資源は、地球上で希少資源であるウラン鉱床からウランを抽出することから始まる。
ウランは、「元々希少に産するから」、「希少のままでいるから」、「人類をはじめ生物に悪影響が少ないから」、共生可能だったもの。
それを人間が人間の都合で勝手に高濃度に抽出・精錬・凝縮するから、その毒性が許容値を越えて、人間・生物に悪影響を及ぼすようになる。

 これはウランだけでなく、人間が工夫した各種の素材と称するもの共通にいえることである。
例えば、鉄、水銀、銀、金、銅、およそ鉱物資源は皆該当すると思って間違いない。
同様に気体では天然ガス(メタンガス)、窒素など。液体では石油、塩水、塩素水など。

 これらがウラン起因の核エネルギー資源と唯一違うのは、その最終処分の方法を人類が試行錯誤の結果、見出していること。
つまり無毒化する方法を承知していることである。
 この無毒化の方法を探し出し教えたのが、かつての精錬術士、今でいうエンジニアである。

「馬鹿とはさみは使いよう」と言われる通り、使い方を知らない無知な素人が使うと猛毒になるが、医師が使うと薬になる。
麻薬・モルヒネなども然りである。この意味では、医師もエンジニアである。
医師(ドクター)が敬われると同様に技師(エンジニア)も敬われるべきである。
そういった社会通念を作り上げるべきである。 .

ウラン抽出の話

「ウランは、核燃料としても知られ、核兵器に使用できることでも知られている。
これはウランに核分裂を起こさせることで、エネルギーを取り出しているのである。
ただし、これらの用途に使用できるのは、現在の地球上に一番多く存在するウラン238ではなく、次に存在量が多いウラン235である。
このウラン235は、唯一天然に産出する核分裂核種として知られ、原子力の分野では重要視されている。

 このため、しばしばウラン235を濃縮するという作業が行われている。
なお、この作業の結果に生ずる、ほぼウラン238だけになった放射性廃棄物を、劣化ウランと呼ぶ。
他、一般的な重金属と同様に、ウランの場合も生体内に取り込まれると化学的な毒性を発揮するが、
それに加えてウランは放射能を持つため内部被曝の原因ともなる。
また、メカニズムは不明だが、ヒトの場合、特に腎臓がダメージを受けることで知られている。

 現在までに知られているウランの70%はオーストラリアに埋蔵されており、
なかでもオーストラリア南部のオリンピックダム鉱山が世界最大とされる。
 一方、輸出量としてはカナダが世界最大で、サスカチュワン州とアルバータ州の北部にまたがるアサバスカ堆積盆地で
高品質のウランが産出されている。
 他、ウラン鉱山としては、ユーラシア大陸にカザフスタンのハラサン鉱山 (Kharasan)、Inkai鉱山、Akdala鉱山、Irkol鉱山などがあり、
アフリカ大陸にコンゴ民主共和国のシンコロブエ鉱山やニジェールのアクータ鉱山などがある。
日本では岡山県・鳥取県の人形峠の鉱床が古くから知られており、岐阜県土岐市の東濃鉱山も核燃料鉱床として採掘の対象となったことがある。
しかし両者とも採算の合う埋蔵量ではなかったため、稼動することのないまま閉山となった。」
~【出所 Wikipedia「ウラン」@2014年1月16日(木)】

鉄中毒の話

「鉄を含む錠剤は、貧血の治療に広く用いられています。鉄は多くの総合ビタミンサプリメントにも含まれています。
特によちよち歩きの幼児は、こうした錠剤を取りすぎると鉄中毒を起こします。
多くの家庭には鉄を含む成人用の総合ビタミンサプリメントがあるため、鉄の過剰摂取が頻繁に起こっています。
しかし、特に小児用のチュアブル錠(噛み砕いて服用する錠剤)など、鉄分を含むビタミン剤の過剰摂取では、
通常重い中毒を引き起こす量には至りません。ただし純粋な鉄のサプリメントの取りすぎは、重大な鉄中毒を起こすことがあります。
妊婦用ビタミン剤は鉄を多く含んでおり、小さな小児にとっては有毒です。」
~【出所 メルク マニュアル家庭版「鉄中毒」@2014年1月16日(木)】

許容量で薬が毒に変身の話

「『毒性学』という学問がある。あらゆる物質の毒性を調べる学問だ。毒性学の定義に従うと、あらゆる物質は毒である。
例えば水。
人は水無しでは生きていけない。しかし毒性学の立場から見ると、水ですら人体への毒性を持っている。
水に毒が溶けているという意味ではない。純粋な水でさえ毒であるということだ。
もっとも、水を飲む時に「これが毒なんだ」と悩む必要は無い。
水の「致死量」は体重65~70キロの成人男性で約10リットル。
普通に暮らしていて、10リットルも水をがぶ飲みする機会などありえない。
無理に飲もうとしたところで、救急車の世話になるのが落ちだ。

これはいささか極端過ぎるので、身の回りの物質でもう少し例を挙げてみよう。

砂糖:1kg、塩:200g、コーヒー:100杯、醤油:600~800ml、
ウイスキー:500ml(個人差有り)

個人差もあるが、これだけの量を一気に摂取すると人は死ぬ。
余談だが、アルコールの致死量は結構低い。
しかも個人差が大きいため、くれぐれも飲みすぎにはご注意を。

話を戻そう。
これらをみても、「摂り過ぎは何でも体に悪いという当たり前のことだ」と思う人も多いだろう。(副作用は「死」だが)
普段当たり前に食べている物だから、「毒」と言われてもピンと来ないと思う。
「毒」というものは、ある量を超えた瞬間から「毒性」を発揮する。
この「毒性」が現れる限界量のことを「閾(しきい)値」と言う。
閾値を超えるまでは、毒性は現れない。

そして、ここが何よりも肝心なところだが、”どんな食品にも「閾値」が存在する”のだ。
それゆえに毒性学では「あらゆる物質が毒である」と定義する。
大抵の物質は閾値が非常に高く、生活上問題にならないのだが閾値が非常に低い物も存在する。

つまり、少量で死に至るモノ。これが一般に認識されている「毒」だ。

一方、常識的に考えてありえない量を摂取しないと死なない物。
これは一般には無害な物だと考えられている。

しかしトリカブトやジキタリスのような毒草も昔は薬として使われていた程で、適量用いれば毒も薬となる。
摂取量が毒かそうでないかを決める訳だ。

閾値についてもう少し詳しく書いておこう。
閾値には個人差があると先程書いたが個人差以上に種族間の差が大きい。
ある生き物には何とも無い食べ物、何とも無い量でも別の生き物には猛毒となる場合がある。
ペットを飼っている人なら知っていると思うが「ペットに食べさせてはいけない食べ物」というのがあることをご存知だろうか?

代表例がタマネギだ。タマネギ(ネギ類)に含まれる有機チオ硫酸化合物をイヌやネコが食べると赤血球が破壊され、貧血を起こす。
調理済みであっても毒性は消えないのでハンバーグのような食品を誤って与える事の無いよう注意が必要だ。(注:ニンニクもダメ)
他にもチョコレートも(与える人はいないと思うが)イヌにとっては有害だ。
お茶やコーヒーなどカフェインを含んだ食品も与えてはいけない。
人にとっては健康食品でも、他の動物にとっては有害というものはかなりある。何でもかんでも動物に与えないよう注意が必要だ。
以上のように、ある物質が生き物に与える影響は種ごとに異なる。
蚊取り線香が人には効かないのも似たような理屈だ。

今回の話をまとめると
1.あらゆる物には毒性がある。
2.毒性は、閾値を超えたときに現れる。
3.閾値は生物によって違い、ある生き物にとっては普通に食べられる物も別の生き物にとっては毒になる事がある。」
~【出所 幻影随想 毒の話1―毒性学①―@2014年1月16日(木)】
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