プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★S・Aブームの背景

2006-05-24 09:23:00 | 日記・エッセイ・コラム

 東京を中心に広がりをみせている「S・A」ブーム。高速道路のサービス・エリアかと思ったら「サービス・アパートメント」の略だと言う。

 その正体は、高級コンドミニアムのようなもの。居住空間は、1~2ベッドルームと高級家具付きのリビングを合わせ70平米以上のゆったりサイズになっている。高級マンションと大差ないが、分譲ではなく月単位の契約で、敷金・礼金が不要。海外からの長期出張者を中心に大人気で、供給が追いつかずキャンセル待ちの状態だとか。

 部屋の清掃、ベッドメイキングはもとより、朝食無料やレストランの予約サービスのほか、フィットネスジム完備等々、ホテル機能も備えていてホテルよりも安くあがるというのが人気の秘密。ところで、気になるお値段の方だが、数十万円/月~百数十万円/月とかで、決して、庶民が手を出せるしろものではない。

 所得格差やむなしとする小泉改革の追い風を利用して、不動産業界が業容拡大した好例といえる。「民間の知恵を活用する」とか「官から民へ」とは、こういうプロセスを経て、社会現象化し経済成長につながって行くのだと改めて見せ付けられた気がする。そういえば、景気回復を実現したのは、政府ではなく経済界だと奥田さんは言ってましたっけ。


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