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時悠人chosan流処世術

★年金の損得勘定

2007-07-13 14:15:48 | 日記・エッセイ・コラム

 ニュージーランドに住む娘から妻に、「日本で年金問題が大変になっていると、ニュースで知った」と、電話があった。「お母さん達の年金は大丈夫なの?」と、心配していたとのこと。

 妻からその話を聞き、ふと娘の年金の方が気にかかった。ワーキング・ホリディでオーストラリアに1年、一旦帰国して、再度、ニュージーランドに渡り、まる3年経つ。最初は、いずれ日本に帰ってくる予定が、今では永住を決意したようだ。そうなると、今まで支払った保険料は没収される。

 国民年金と厚生年金を通算して10年間程度だが、支払った保険料は、かなりの金額になるはず。25年未満者の保険料は、元金さえ戻らないのは何故というのが、素朴な疑問だ。将来、万が一、気が変わって帰国すると言い出した時のことを想定すると、悩ましい。

 現在、受給資格を巡る立証問題は、”性善説”で決着させる方向のようだが、受給資格そのものについても検討すべきだ。「強制加入だから受給条件を満たさない限り、全額没収」ではなく、必要経費を控除した後、積み立て額の何割かでも返還する保証がないと、予測出来ない生活環境の変化に対応出来ない。身勝手と思いつつ、未払いでも、「支払ったとみなす」妥協案を出すなら、積み立て期間の短縮があっても、良い気がしてならない。