〜かたることばが歌になる風になる〜

歌 サンホセへの道

地域の合唱祭が開かれた。
普段は、先輩がピアノを弾きながら指導しているコーラスグループが、1年に1度、11月最後の日曜日に開かれる合唱祭に参加するために、ひと月前から私と伴奏合わせをして、このイベントでご一緒するようになって10年近くになる。

 今回のこのイベントでは、この地域から1団体と、プロはだしの合唱団「大阪メンズコーラス」がゲストで演奏された。
「メンズコーラス」とは学生時代交流があったことがある。
私が入っていた「合唱部」で一緒に歌っていた同級生の、その彼女の叔父さんの友人と言う人がメンズコーラスの団員だった。
もう何十年もお会いしていない。
演奏者の中にその方がいらっしゃるかと、ほとんどの方の御髪の様変わりの中で目を凝らし見てみたが見当たらなかった。

合唱祭がお開きになってロビーに向かう時、団員の方と遭遇したので思い切って尋ねてみた。私の知っている男性は、初代指揮者だったとその時思い出したが、かなり前に合唱団を辞めておられた。
どういう関係で?というので、自分の大学のことを話すと、あの当時「女声合唱団風」の前身「合唱部」とよく交流していていたとおっしゃる。
1曲だけ思い出した曲名「サンホセへの道(Do You Know The Way To San Jose)」を言うと「ああ、まさしくその頃に交流ありました」とその同年配の男性が懐かしそうに反応された。
クラシックの歌に慣れている私たちには英語の歌詞とメロディーの譜割り、言葉のリエゾンができなかったのを思い出す。
耳コピー時代の息子などにはバカにされそうな話。

トランぺッターのニニ.ロッソの名前をおっしゃったが、そういえば・・・とおぼろげな記憶がよみがえる。
ジョイントステージで、衣装は普段着だが黒で統一してほしいと依頼があって、私は黒のミニスカート黒のとっくりセーターで出たことを後で思い出した。どういうステージ内容かは殆ど覚えていない。

昨日のメンズコーラスのステージは団のテーマソング「Sea Chanties(Shanty)」<Sailing Sailing>で始まった。
学生時代よく聴いた懐かしい男声合唱。男性のベースがハーモニーを支えているので、アカペラは安心して聴ける。
海の男の船出の歌だそうで、当時のメンズコーラスは、若さあふれる弾けたイメージだったが、久々の歌声は、重厚さの中に何十年もの間に熟成されたハーモニーの円やかさが、ステージの皆さんの風貌からも醸し出されていた。
私たち「風」が歌う林光さん編曲の男声合唱版「ゴンドラの唄」もあり、とてもしっとりと歌われた。
 いろんなイベントに参加すると思いがけない再会があるものだと思う。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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