園長だより

学園の様子と、園長の日々想うこと、日々の学びを、つれづれに書きしるすブログです

理解、気づき

2017年05月26日 05時58分24秒 | Weblog

昨日は、園内研修でした。

昨年度、「生い立ちの整理」についての園内研修を2回実施し、その中で、「アセスメントが大事」であることを学びました。

そのことを踏まえ、学園の中の専門職会議が企画し、「アセスメント」の研修を開催しました。

講師の先生は、子どもの虹情報研修センターの研修部長でいらっしゃる増沢高先生です。

子どもの虹情報研修センターとは、厚労省が日本の児童福祉施設や児童相談所の職員育成のために、平成14年に戸塚に開設した研修機関です。

その母体は、横浜いずみ学園という児童心理治療施設(旧、情緒障害児短期治療施設)です。

わたしはちょうど20年前の9月に、横浜いずみ学園に4泊5日の短期宿泊派遣研修という東京都の福祉研修機関の企画研修に応募し、宿泊研修でお世話になっております。

当時、わたしの勉強不足で支援能力に行き詰まりを感じており、無力感や疲弊感が強く、学びに行かせていただいた経過があります。

4泊5日の宿泊研修は、「目から鱗」という体験ばかりで、大きな学び、大きな出会いがありました。

その流れで講師の増沢先生にスーパーバイズを受けるようになって、早20年になります。

時間が経つのは早い、と感慨深い思いでした。

 

研修内容は「包括的なアセスメント」についてでした。

しっかりとした子どもに対する全人格的なアセスメント、理解をするために何に気をつけるべきかということを教わりました。

われわれ援助者が忙しくしていると、容易に子どもの理解を分類、ラベリング、レッテル化をしがちであり、

そこには、子どもの全人格的なきめ細やかな理解が欠けてしまいます。

しっかりとした理解をするために何が必要なのかということを教わっております。

増沢先生は「援助者は謙虚に学び続けなければならない」ことを20年前から教えていただきました。

学び、気づきが少ない援助者は、子どもの理解を誤り、誤った理解は、誤った支援となってしまいます。

少しでも子どもに対する理解や気づきを深めることができた援助者は、自然と子どもとの関係構築ができてきます。

子どもが健康でよい方向に変わっていく、、、そのことをわたしは、増沢先生からスーパーバイズを受け続ける中で実感してきました。

夜中、宿直の仮眠時間を削って、ケース記録を作成し、40ページぐらいになるケース記録を持って増沢先生にスーパーバイズを受けていた頃のことを懐かしく思い出していました。

援助者が救われ、子どもも救われる、という体験を繰り返し体験していたことを思い出しました。

研修内容は2時間の枠では収まりきらない、とても濃密で深い内容でした。

 

援助者であるわれわれが、子どもたちに対する深い気づきや理解が増すことがとても大事であることを改めて感じました。

全国の児童福祉施設や児童相談所の職員育成に大変ご多忙のところご講義賜り、ありがとうございました。

今回の学びから、子どもたちに対する理解、気づきをより深めた職員集団づくりを行っていきたいと思います。

 

 

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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