園長だより

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経営に人格を

2017年01月03日 11時57分42秒 | Weblog
北川八郎さんの「繁栄の法則 その二」を読み終わりました。

「おわりに」にこれからの人としての生き方を考える示唆を与えてくれる内容が書かれていたので、長くなりますが抜粋させていただきます(茶色で表記します)。


おわりに

利益追求と真逆の世界で栄えるために・・・・・人間経済学を学ぶ


(前略)

この点から見て、経営には「人格」が必要なことがわかります。

これからの平和な世界を続けるにあたって、おわかりのように世間受けする「野心だけの人」は、ただ社会混乱を引き起こすだけです。

経営者の向かうべき明るい未来は、「利益がすべて」という世界観から目ざめることです。

「人の役に立つこと」を企業の目的とした企業は、人々の惜しみない応援を得て、成功のチャンスは広がります。

経営者として、人口の大部分を占める平凡な消費者が、深いところで望むことを理解するならば、次の、経済競争の頂点に立ったスティーブ・ジョブズの有名な「病床の詞」を味わってみましょう。


「私はビジネスの世界で、成功の頂点に君臨した」

「他の人に目には、私の人生は成功の典型的な縮図に見えるだろう」

「しかし、仕事をのぞくと喜びが少ない人生だった。

人生の終わりには、富など私が積み上げてきた人生の単なる事実でしかない」

「私がずっとプライドを持っていたこと、認証(認められること)や富は、迫る死を目の前にして色あせていき、何も意味をなさなくなっている」

「今やっと理解したことがある。

人生において十分にやっていける富を積み上げた後は、富とは関係ない他のことを追い求めた方がよい」

「もっと大切な何か他のこと。

それは、人間関係や芸術や、また若い頃からの夢なのかもしれない」

『終わりを知らない富の追求は、人生を歪ませてしまう。私のようにね』

「神は、誰もの心の中に、富によってもたらされた幻想ではなく、愛を感じさせるために『感覚』というものを与えてくださった」

「私が勝ち得た富は、(私が死ぬ時に)一緒に持っていけるものはない」

「私が持っていける物は、愛情にあふれた思い出だけだ」


このスティーブ・ジョブズの詞から学ぶことはたくさんあります。

「終わりを知らない富の追求は、人生を歪めてしまう」と人生を振り返っています。

億以上の年収をとる事は、時速に200キロ以上のスピードの高級車に乗るのと同じ快適さと不安で、どこかで怯えながら生きていかねばなりません。

果てしない高収入の経営者には「怯え」がつきまといます。

億以上の収入を目指すよりも、『上座も下座もない、空いた席を楽しむ』束縛のない自由な生き方をジョブズは最後に述べているようです。

私たちは、争いと苦しみを経て長い時間をかけて平和の方向へ進んでいます。

目覚めを起こした多くの若い経営者が権威的な生き方から、親和的な生き方にシフトし、良き仲間と生涯貢献できる会社をつくりつつあることに喜びを感じています。

千年後か二千年後に、この私たち日本人の心に眠る「和」に目ぜめた経営者が、一人一人それぞれの人生の意味を探り、幸せと調和と充実に向けて共に歩んでいることでしょう。

きっと「共存共楽」の世界が待っていることでしょう。

二千年後が楽しみです。




人類史上、もっとも多くの人々に影響力を未だにもっているのは、ブッダさんとイエスさんではないかと思います。

二千五百年前と二千年前に存在した人です。

北川さんは、二千年後には、そのような人たちが目指していた人としての平和、平穏の世界に近づくと言っているように思います。

力の時代から人格の時代へ、ゆっくりでありますが、人類がシフトしていく、という本に多く出会ってきました。

この「繁栄の法則 その二」の「おわりに」もそのようなに締めているように思います。

ジョブズさんの病床の詞からも、何が人として生きるのに大事なことか、伝わってきます。

アップル社を世界一の会社に成し遂げたトップが言うからこそなのかどうかわかりませんが、人として好きな人が言うことだからこそ、響きます。

人格、を大事に生きていきたいと思います。



最後までお読みいただいて、ありがとうざいました。
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