園長だより

学園の様子と、園長の日々想うこと、日々の学びを、つれづれに書きしるすブログです

施設養育

2017年07月14日 05時35分08秒 | Weblog

昨日は職員会議でした。

職員会議で施設養育について話をしました。

施設養育は、組織で行うもので、組織としての職場風土が良好であると意味をなしてきます。

逆に、組織としての職場風土がよくないと、施設養育もよくないものなってしまいます。

それだけ職場風土というものは、大事なものです。

よく組織や施設は「いきもの」のようだと言われます。

その「いきもの」のような組織が、活き活きと活力に満ちて、健康で機能するためには、管理職の役割はとても影響力が強くなってきます。

組織の状態をよくするためには、意欲的で謙虚で情熱的な雰囲気がとても大事になってきます。

そして組織として施設養育を行うには、率直で建設的な議論、話し合い、指摘しあい、改善し、支え合い、労いあい、ということが大事になってきます。

大人のための施設になってしまうということは、人間関係を気にしすぎて、ぬるま湯的で本当の議論ができないような、腐敗した組織になってしまうようなことを言います。

施設養育というのは、子どものためにあります。

昨日は、職員会議が終わって、午後に、一人の子どものことを話し合う会議がありました。

話し合いの内容は、施設養育としてどういう支援がその子どもにとってよいものか、という内容がありました。

ともすると施設養育の中でも、職員は「プールの監視員」のような存在になってしまうことがあります。

高いところから、子どもたちの生活を見下ろし、何か問題があると指摘し指導することに偏るような存在です。

われわれにとって必要なのは、プールの監視員になるのではなく、プールに入り、子どもたちとのやりとりの中で共に体験し、

子どもたちの感情や情緒に寄り添い、子どもたちの自尊心を高める関わりや人に相談してもよい、という感覚を高めていく、ことが、施設養育にとってとても大事なことになってきます。

この内容は、季刊児童養護vol.48.No.1に掲載されている「施設養育」に関することに書かれていました。

イギリスの施設養育の取り組みを紹介したものですが、生活を大事にするその感覚はとてもよい内容です。

学園が「共生の精神」を基調として取り組むことが求められる法人であるため、「プールの監視員」の喩えはとても、意味があります。

施設養育の内容を「言葉」にすることの大切さは、わたしが20年前に所属していた児童養護施設の研究会でよく言われていたことでした。

恩師より施設養育は「学問と実践は車輪の両輪のようなもの」として、説明できるような言葉を持つことが、プロフェッショナルであり、児童養護施設職員に求められる内容だと教わっています。

昨日の職員会議、午後の一人の子どものことについて話し合う会議に、そのようなことを思い出しながら会議に参加していました。

若い頃から今まで出会った恩師たちに改めて感謝しながら、今があることを感謝しています。

施設養育の内容を高めていけるように、これからも学び実践していきたいと思います。

 

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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