デトロイト美術館展

陸奥新報社　東京支社スタッフの皆様

上野の森美術館で開催中の
「デトロイト美術館展　大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち　モネ　ルノワール　ゴッホ　セザンヌ　マティス　ピカソ」鑑賞。

大きなゴッホの自画像画の看板がお出迎え。
ピサロ、ドガ、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャン、ルドン、ドニ、ヴァロットン、カンディンスキー、マティス、ルオー、デュフィ、ピカソ等の
多くの画家にも歓迎されている気分。
これはサプライズだったね。

多くの画家たち、５２点の作品をいきなり楽しめるという素晴らしいおもてなし。
来館した日は、月曜と火曜は作品の写真撮影可能ということもあり、
運が良く得した気分は倍増。

会場の前半ではデジカメやスマホで写真撮影されている大スターがいた。
自画像の前に群がる観衆の光景は記者会見でも受けているようだ。
「ようこそ東京へ。私達も皆さんにお会いできることを待っていました」
とでも話しているような余裕の表情の巨匠ゴッホ。

アメリカの公共美術館としてゴッホやマティスの作品を
初めて購入したのはデトロイト美術館。
２０１３年、デトロイト市の財政破綻を機に財源確保目的で、
所蔵品売却の可能性もあったが、市民らの努力で作品は１点も失われることなく、
美術館同様存続。
アメリカ・デトロイトと言えば自動車産業の都市という印象が強いが、
芸術の所蔵も凄いと言うことを作品を見てビンビン伝わる。

これだけの画家を引き連れてやってきた今回の展覧会。
没後１２０年以上経過しても人気画家ランキングのＮｏ．１に輝き続けるゴッホの圧倒的存在感を、
印象派、ポスト印象派、ドイツ絵画、フランス絵画という構成で通覧できる。


２０１６年１０月１８日　ｔｏｎｏ