イタリアまるかじり

料理を通じてイタリア文化探検する。

「にんじんとポークソテーぶどうソース」

2009-10-30 20:01:03 | その他
写真は2006年10月~2007年2月の半年間奉公していた「ラ・チンクアンテーナ」チェチナ市郊外(トスカーナ)丁度今頃の季節でした。隣の髭の巨漢は当時21歳のシェフ代行のアレー。

NHKきょうの料理10月号記載の三国清三シェフが富良野(北海道)の人参を主体に考えたレシピーです。

「にんじんとポークソテーぶどうソース」T25分
材料(2人分)
豚ロース(厚切り)200g -包丁で全体を叩いて筋きり、塩、胡椒、小麦粉まぶす
にんじん -120g(皮むき薄い輪切り)、たまねぎ ー65g(薄切り)
A ーしょうがー小匙1、にんにく -小匙1/2(各ミジン)
B ーぶどう(小粒なデラウエアーなど)50g、バター20g、醤油小匙2/3
ぱせりー(ちぎり)少々,クロ胡椒(粒)少々(粗く砕く)
塩、胡椒、小麦粉、サラダ油、酒
調理
1.フライパン
 サラダ油小匙2熱し、中火で豚肉がカリッとするまで焼き、取り出す。
2.1.に人参、玉葱いれ強火で良く炒める。全体に油がまわったらA.を加え炒める。
3.1.の豚肉を2.の野菜の上に戻しいれ、酒・水各カップ1/2を加えてふたをして約5分間蒸し焼き。
4.器 -3.の人参、玉葱を敷きその上に豚肉をのせる。
5.フライパンは洗わずにB.をいれ、中火でぶどうの皮がはじけて破れるくらいまで火にかける。
6.5.のソースを4.にかけてパセリ、クロ胡椒を散らして完成。

①小粒のぶどうが無かったので、「甲斐路」を使用半分に切り種をだした。
②豚肉のうまみを油に移すように脂身の部分から先に焼き付ける(縦に持って)

ぶどうの甘み、軽い酸っぱさで豚の味がひきたつ定番となる一品です。時間もかからず挑戦してみてください。



第4回「イラクの現状」酒井啓子(寺島実朗リレー講座)29/10

2009-10-29 20:50:55 | その他
写真は多摩大学
本日は「イラクの現状」
酒井啓子氏ー現在東京外大大学院教授。82年アジア経済研究所研究員、在イラク日本大使館専門調査員、カイロ・アメリカン大学客員の経験。研究員
1.イラクでの米軍戦死者は4667名だが、戦中は138名で戦後が深刻、イラクの死者は65万人いじょう(2006年)、イラク難民は人口の10%(250万人)。
短期的に戦争は終了し後は平和的に統治出きるとの超楽観論が背景。
自爆テロでの死者は1/4で、半分は銃撃戦。
2.米国がイラク戦争を行ったわけ
 8項目を挙げ聴講生にどれが正解かを問う。
 (1)サダム・フセインがとにかく危ないやつと思っていて、イラク国民を民主的な国にしたかった。(親米国にしたい)と本気で思っていた。
(2)石油利権を独占したかったのは付随的。
 (3)9・11(2001)の米国同時多発テローー(予防先制攻撃)の発想
3.イラク宗教対立他
 1921年のイラク建国:もともと宗派、民族毎にあった三つの州をイギリスが強引にまとめた。政権についた(外国組)と(国内組)との対立。
与党連合内勢力で3政党が背景、主張異なりもめている。
クルド人は国を持てず2500万人~3000万人おり、イラクにも多数住んでおり、イラクは連邦制をとりクルド地方政府を認めているが、
この地域び石油があり中央と地方がもめている。

平易な言葉で講義されたが、睡魔が襲ってくる。他の聴講生(60代以上)も同じ様
に眠そう。中東の地図は日本人にはなじみが少ないのでスクリーンを使い地政学的な説明や歴史的事実などもう少しダイナミックな講義にしてほしかった。
前2回の金氏(朝鮮半島)、沈氏(中国)の講義に比べ、情熱や迫力が欠けていた様に思えた。
300名が定員でほぼ満席で学生が100人ぐらいで、一般は殆どは60台以上で
70~80歳の方もたくさん参加されており、皆さん知識レベルは高そうです。

10月22日(木)(沈講師)第3回寺島実朗監修リレー講座

2009-10-27 16:20:13 | その他
写真は会場の多摩大学。
沈講師(65歳)中国出身、中国の準教授を経て、東大、早稲田、御茶ノ水,一橋
の客員研究員歴任し三井物産戦略研究所中国経済センター長。現在は多摩大の教授
講座は「中国政治・経済・外交の最新動向」
1.ポスト胡錦濤は誰?習近平か?-首相は?過去5回のトップ交代で平和的かつ
スムーズに行われたのは江沢民→胡錦濤だけ、過去5回の経済挫折は例外無く「政変」の時に起きている。共産党一党支配の最大脅威は共産党内部にあり「格差」と腐敗」は2大時限爆弾。
2.経済の最新動向;講義当日に第3QTR中国GDP成長率は8.9%、09年は8%は超える、10年は9%想定。車、株(82%UP)不動産は活気あふれている。
世界経済の最大エンジンへ。
3。中国の景気回復と日本経済への影響;中国の自動車減税で日産大躍進、マツダは中国向けが日本を上回っている。、鉄鋼、建機、化学樹脂等日本が最も恩恵受けている。「世界の工場」から中国国内の巨大市場を狙え。
中国ビジネスリスク;2010年上海万博後の7つの不安。①農民暴動(7万件/08)②民族紛争(56民族)③腐敗蔓延(天安門事件/89)④生産過剰と貿易摩擦
⑤環境汚染(CO2最大)⑥政権交代⑦民主主義体制へのソフトランデング
4.米中関係5.日中関係等。

講義の内容を羅列しましたが、居眠りすることなく聞けました。沈講師は「親米睦中」戦略が日本に大切と結んだ。



 

寺島実朗監修リレー講座(多摩大学)を拝聴10月15日(木)

2009-10-19 12:55:33 | その他
写真は寺島実朗監修のパンフの一部。
寺島実朗(多摩大学学長、日本総合研究所会長、三井物産戦略研究所会長)
本人と9名の講師が毎週木曜日に「世界構造転換と日本のあり方を考える」につき多摩大学で80分の講義、学生も含め300名が拝聴。12回の講演。
寺島実朗には以前から注目していたが、友人に誘われ参加。
第一回は台風で中止、第二回10月15日 金美徳(47歳)の「今朝鮮半島をどう考えるか」95~97年に金日成総合大学の招聘講師(資本主義経済担当)も経験。
北東アジア経済圏の地政学的立地を日本からの視点では無く講義、「北朝鮮」のやっかいでしたたかな動き。多くの統計資料を駆使し、時に暗くなりそうな北朝鮮問題をユーモアをまじえてお話された。随所に目からうろこが取れた内容の印象多く大変良い刺激となった。

台風一過の多摩川(10月9日)

2009-10-12 22:37:28 | その他
写真は台風一過の翌日の多摩川(詩吟をしている人)
武蔵小山ー田園調布下車し多摩川沿いを歩き、二子玉川ー武蔵小山電車。
約90分歩く。一日おきに歩く予定。二子多摩川の近くで国交省が不必要と思われる工事をしていたが中断の様である。
多くの桜や木々も伐採寸前。工事の中断を祈るのみである。「文芸春秋」11月号を拾い読みする。ーー小沢一郎「新闇将軍」の研究ー立花隆が35年前に田中角栄の金脈追及を文芸春秋で取り上げたが、再び角栄の弟子と言われる小沢を評論。
角栄と小沢はかなりの一致点があるが、角栄には人を魅了し親しみをもたらす何かがあるが、小沢には欠けているとの指摘。
他にーー朝鮮戦争マッカーサー神話の嘘、JALを墜落させた真犯人が興味を引いた。

「事実は小説より奇なり」で月刊誌は遅れてでるが、それはそれで後追いで読んでいる。

肉じゃがと秋刀魚のパスタ

2009-10-02 15:10:14 | その他
2.肉じゃが(写真)のレシピー
 材料(4人前)
  じゃが芋4個 --皮むき大き目の乱切りで水に入れ水切り。
  豚肉ロース 200g --大きめにカット
  しらたき 1~2玉(沸騰したお湯であく抜き)
  たまねぎ 1個 --ざくぎりし8等分
  ニンジン 1個 --ざくぎり
  さやいんげん 50g --半分に切る
  水2カップ、砂糖、酒、みりん(各大匙2)醤油大匙3.5
  サラダ油、塩(各適宣)
 調理
  1.鍋:サラダ油大匙2~3熱し豚肉さっと炒め取りだす。
  2.1.のじゃがいも、ニンジン、しらたき加えて炒め焼き。肉を戻しいれ水カップ2煮たてあくを取る。
  3.砂糖、酒、味醂(各大匙2)醤油大匙3.5入れて落し蓋をし、中火で13~14分煮る。
  4.たまねぎ、さやいんげん加えて落し蓋をして5~6分煮る。汁が詰まったら強火で鍋返し、じゃが芋が煮崩れる寸前に火を止める。
 
 数回調理したがまずまずの出来で味も良い。じゃがいもは男爵使用。

3.秋刀魚とトマトのスパゲッテイ
 材料(2人分)
  スパゲッテイ(1.6mm)160g
  秋刀魚2匹:頭と尾を切り落とし、はらわた除き水洗いし水気を」ふきとる。三枚におろし腹骨を漉き取る。それぞれ3等分に切って    塩胡椒、小麦粉をふる。
  トマト中1個 --くし型に切り、種をとって一口大。
  にんにく(ミジン)1/2片、赤唐辛子1本(種とる)
  塩、胡椒、小麦粉(各少々)
  しょうゆ少々、オリーブ油大匙1.5、
  あさつき(小口切り)2本分
 調理
 1.フライパン
   オリーブ油大匙1/2熱し、秋刀魚を入れて焼く。両面に程よい焼き色がついたら取り出す。
 2.スパゲッテイを茹で始める。(塩1%)
 3.1.のフライパンにオリーブ油大匙1足しにんにく、赤唐辛子いれ弱火にかけ、香りが出てきたらトマト加えて炒める。スパゲッテイの茹で汁カップ1/4(50cc)入れて5~6分煮た後醤油で味付けし、焼いた秋刀魚加え一煮立ちし火を止める。
 4.茹で上がったスパゲッテイを4.にいれ、手早くあえる。
 5.器に入れあさつきを散らす。

今が旬の秋刀魚とトマトは相性良く、このレシピーはいわしで調理がオリジナルであったが、どちらも旨い。是非鮮度の良い秋刀魚で挑戦してください。富やん,たけちゃんがんばって調理してください。 


 

息子の家でのメニュー

2009-10-02 14:43:23 | その他
9月某日息子の家で簡単料理
1.梨とセロリの和え物(サラダ)--- 写真
2.肉じゃが
3.秋刀魚とトマトのスパゲッテイ

1.梨とセロリの和え物(4人分)15分
 材料:梨 1個 (400g)--大き目の乱切り
    セロリ1本(100g)--縦半分に切って斜め切り
    せり又は壬生菜(なければサラダ菜)--1把(食べやすい大きさ)
  A.レモン汁(1個分)、塩2g、ゴマ油小匙2
  B.クコの実、松の実(各大匙2)糸唐辛子適宣
 調理
  ボウル:材料の野菜、梨を入れA.を加えてあえる。
      Cを散らす。 -- 冷蔵庫で30~60分
 簡単でしゃきしゃき感が良く美味、我が家では定番。 

 

ポー川のひかり(岩波ホール)エルマンノ・オルミ監督

2009-10-01 13:03:51 | その他
北海道から東京に戻り約1ヶ月経過、その間ブログをさぼっていましたが、本日10月1日より再開。イタリア映画との事で女房に誘われて鑑賞、映画の内容は事前に知らずに「ポー川のひかり」の題名にひかれたのが本音。もとの題名は「百本の釘」この題名だと多分行かなかったと思う。ポー川はアルプスを源流としアドリア海に注ぐ大河。ポー川のデルタ地帯は米どころであり、又最高級のハム「クラテッロ」の産地、写真はルッカの肉屋で左下の丸い型がクラテッロ。天井につるし10~14ヶ月熟成し、床には地元の赤ワインをまくと言う贅沢な一品、豚ばら肉の尻の肉と塩だけを使用している。小生は一度だけ食した事あり、少し固めだが口の中に芳醇な香りがひろがってきたのをおもいだしました。

映画のあらすじ;夏休みに入った欧州最古のボローニャ大学の図書館で大量の古文書が太い釘で床に貫かれる事件が起きる。容疑者は若く将来を嘱望されている哲学教授。ドイツの車BMWであてもなくドライブしポー川のほとりで、車のキイ、クレジットカード、身分証明書、ジャケットなどほとんどの物をポー川に投げ捨てる。やがて朽ちかけた小屋に住み着き始めた。村人は彼に関心を持ち、「キリストさん」となずけ廃屋の修理の手伝いをしてくれる。マグダレナのマリアを思わせる若い女性とのダンス、そして恋。老人達はキリストさんも女好きとからかう。素朴なポー川流域の静かな人々の暮らし。一方警察は自殺の線で調査を始める。
ポー川中流に港建設の計画が持ち上がり、不法居住していた老人達に罰金が課せられた。「キリストさん」は一枚だけ持っていたクレジットカードを差し出した。身元がわれる事を承知の上で、そして逮捕される。毎日図書館で古文書をさわり不自由な目で眺め回すのを日課としている神父が刑務所を訪れ、「キリストさん」をなじる。彼は「本よりも友人と飲むコーヒーのほうがいい」と答える。
「キリストさん」は釈放されて戻ってくるとの情報が入る。村の少年が「キリストさんを見たよ。新しい背広を着て土手を歩いて行ったよ」。人々は「キリストさん」を待ったが夏が過ぎ、秋、冬となっても戻っては来なかった。
オルミ監督(78歳)自身最後の映画撮影と思われている。監督はキリストの肉声を大事にし、本で裏打ちされた教会の権威に対する問いかけ。
小生にとって一神教のキリスト教には正直なところ今も馴染めることはないが、この作品は時間が経過するとともに内面がじわじわと暖かくなってくる気がする。