GOLD 第１０話 ＊感想＊

＊　GOLD　「誰か助けて！もう限界よ・・・哀しき母の最後の叫び」　＊

廉（矢野聖人）の命を危険にさらしてまで　“大きな賭け”に出る悠里（天海祐希）。
悠里の賭けの目的は予想していた通りではあったけど　
それだけでは終わらせないサプライズを用意しているアタリは　いかにも野島さんの脚本といったカンジねぇ。
すっかり“弱気の虫”に食い尽くされてしまったような洸（松坂桃李）に再び水泳を始めさせることが
悠里の目的の一部であることには驚きはなかったけれど　
いやあ・・まさか選考会に　洸もエントリーさせていたとはねぇ・・・。
今までの痛々しいギブス姿からは想像もできないほど　スタスタと歩く洸。
彼の怪我は想像していた以上に軽く　とっくに完治していたということなのか？
それとも怪我をしたというコト事態が嘘だったのか？　このアタリのコトは最終回で明らかになるかしら？
代表選考会というハイレベルの戦いで　ずっと練習をサボり続けてきた洸が本来の力を発揮できるのか？
という最大の疑問もあるけれど　もうこの際　ココはスルーでもいいや(笑)。

そしてもう一つのサプライズは　どうやら麻衣子（南沢奈央）ちゃんが　悠里の指示で動いているらしいこと。
悠里のもとに送られてくる謎の絵文字メール。
その絵文字が　雨→曇り→晴れと変化していく展開は　とても面白くって良かった。
廉に「新しい彼女？」と尋ねられ　戸惑う洸を尻目に「そう♪」と答えたり
「今までとタイプが違うね。」という言葉に「どう違う？？」と呟いたりと
前回以上に不思議ちゃんキャラとなっていた麻衣子ちゃん。
彼女こそが　悠里が言う“お利口さんの馬鹿”ということかしら？
いまひとつ存在感を感じられなかった麻衣子が　“無邪気”“無防備”“無頓着”“無尽蔵”を兼ね備えている　
いかにも野島伸司ワールドに登場してきそうな　ちょっと不思議なキャラだと判明したコトが　何よりも嬉しいわぁ。
それにしても“４無しの法則”って(笑)。　またしても分けの分からん悠里の自論炸裂ねぇ。

廉の命を賭けてまで・・そこまでして洸にゴールドを獲らせたいのか　とか
その目的のために利用された廉は　あまりにも不憫ではないか　とか　言いたいコトはたくさんあるし　
悠里の教育方針や理念には　やっぱり共感することはできないけれど
朋（大江駿輔）と悠里が会話するシーンを入れて　
悠里の子育てに対する考えを　改めて分かりやすく示していたのは良かったと思う。
悠里には悠里の子供の育て方がある　ということよねぇ。

悠里には悠里の育て方があるように　聖子（エド・はるみ）には聖子なりの子供の育て方があったハズなのに
それを　あそこまでキッパリと否定してしまった丈治（反町隆史）。
彼が語る　思春期の子供に対する親のあり方　は　よく耳にすることでもあるし　あまり新鮮味を感じないなぁ。　
なにより　こういった考えを　悠里が聖子に語るというならともかく　丈治が聖子に語るというのは　どうなのかしら？
丈治が　とうとうと語るべき内容とは　どうしても思えなくて　かなり違和感・・・・。
（突然　聖子に色仕掛けで迫られて狼狽してたのか　聖子に怒っているのだか知らないけれど）
自分の経験に基づく考えを語るのではなく　悠里の子育てを引き合いにだして聖子を責め立てる丈治・・・
・・・かなり嫌だわぁ。
このやりとりが　次回への展開につながっていく様子だけれど
今のトコロ　無くてもいいんじゃないの～！？　と思えて仕方がない丈治と聖子のパーツ。
最終回では　なるほど！と満足するようなまとめられ方をしているといいなあ・・・。　　　

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