ギネ 産婦人科の女たち 第８話 ＊感想＊

面白かった。
今までの中で　一番見応えがあったと思う。

１８トリソミーの赤ちゃんを身ごもる妊婦（須藤理彩）と卵巣がんが見つかった瀬川（内田有紀）。
この二人の女性の様子から　ひしひしと伝わってくる
自分の体への危険を承知しながらも　出産して我が子を腕に抱きたいという母の思いと
生まれてくる子供よりも妻の体を最優先にしたいと願う夫の思い。
二組のカップルの葛藤の様子が丁寧に描かれていて　とても見応えがあった。
そして　この女性たちの意思を強く後押しする柊（藤原紀香）と
柊に救いを求めるかのような　二人の女性の表情はとても印象的。

柊のことを快く思わない院長に対して　柊を必死に庇いだてする君島（松下由樹）と
強くて揺ぎ無い信念から　どうしても組織から外れていってしまう柊が
意見を対立させる様子は　今までの中で一番のテンポの良さと迫力があり
こちらも見応え十分だったと思う。

第２話で描かれ　術後の精神面のケアについては全く描かれることの無かった女の子の登場は
正直　今頃になって登場するの？　という思いもあるのだけれど
若すぎてコトの重大さをよく理解できなかった女子高生が　女子大生となり
自分が失ったものの大きさや　病院側の過失について
深く考えるようになった・・・ということなのかしらね～。
彼女が玉木（上地雄輔）を刺したシーンを見たときには　
また　おかしな方向に話が展開していくのではないかと　ちょっと冷や冷やしたけれど
彼女のとった行動の原因の一端は　
自分の意見を持たず　周りの流れに身を任せるような　いい加減な態度の自分にあると
玉木が気付き　柊にその思いを語る様子は　ちょっと面白かった。

最終回を次に控えた第８話。
かなり面白いものを見せられて　ちょっとテンションが上がってきたので
最後まで見続けてよかったとと思えるような　ステキなお話になっているといいなぁと思う。


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リアル・クローズ 第８話 ＊感想＊

う～ん・・・
田渕（西島秀俊）をメインに進んでいく第８話。
今までと比べると　ストーリーにインパクトが無い印象を受けるなぁ・・・。
このドラマは　絹恵（香里奈）が様々な壁にぶつかりながらも　持ち前の明るさと
体育会系のスタミナと気力で乗り切っていく様子が最大の見どころだと思うので
その絹江の活躍がほとんど描かれていなかった　
ということが　いまひとつ面白みを感じなかった原因かしら？

今まであまりスポットを当てられていなかった田淵の　幼少時代のエピソードは面白かったし
別れた田淵の彼女（奥貫薫）が魅力的なキャラクターだったのは　とても良かったけれど
どうせ田淵を描くのなら　ニットデザイナー双葉を蜂矢（小泉孝太郎）から奪い取る際に使われた
強引で手段を選ばない仕事ぶりを　しっかり見せてほしかったと思う。
美姫（黒木瞳）に　仕事の経過説明をした後に　こっそり舌を出す様子は
田淵の一筋縄ではいかない感じが出ていて面白かったし
双葉の代わりにと依頼していたデザイナーに　土下座して謝罪するシーンは
仕事を成功させるためには　なりふり構わず立ち向かう田淵の姿勢が垣間見られて面白かったけど。

酔っ払った田淵を家まで送り届けた絹恵が　田淵の睡眠時無呼吸症候群のような症状を見て
田淵の名前を何度も呼ぶシーン。あのシーンはしつこかったなぁ・・・。
ああいうシーンを見ていると　ドラマ制作側も今回のストーリーには　描くべきテーマを見出せず
時間を合わせるために　あのシーンを入れ込んできているのでは？　などと思ってしまう・・・。
次回は　越前屋全体を揺るがす問題にあわせて　登場人物に大きな動きがありそうだし
美姫の過去のエピソードも描かれているようなので
もう少し見応えのある面白いお話になっていることを期待したい。


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