年を食うこと。

「年を食うって、ええコトあらへんな」
70代の患者さまが、おっしゃいました。

う～む、ムムム…。

僕自身も加齢による劣化を感じておりますもんで、
そのようにおっしゃるお気持ちは、分かります。

年食うと、身体のあちこちガタがくるし、
無茶は出来へんし、なかなかしんどいよね。

けど、ええコトあらへんこともないのですよ。

僕は、こうお答えしますの。

「年を食った分だけ、知識と経験が増えます。
　よって、安易な失敗を絶対的にしなくなる」

そう。
我が身を振り返っても、そう思うんだもの。

若い頃は、今から思たらなんでやねんっちゅうくらい、
いとも簡単なしくじりを重ねてきた。

若かりし頃は少々、猪突猛進気味だったかと。
(↑バカともいう)

年食ってオッサンになった今、それなりに、
熟慮断行型になったと自分では思っとるが、どうやろ。