A Pocket Full of Smile

気まぐれに何か楽しいこと、美味しいもの、素敵な場所などを書いてみようかな

牛かつ あおなの「あ」国産牛を食べました

2015-07-30 23:20:21 | グルメ
どうやら私の舌は熱々だと思っていた食べ物の温度が、熱々ではない状態で提供されると、十分にその美味しさを感じられない仕組みになっているらしい。説明するのがとっても難しいんだけれど、だからと言って、冷めてる食べ物が全部美味しくないわけじゃないんです。例えばコロッケや焼き鳥とかでも、揚げたて・焼きたてではないってことを承知の上で食べるのは、決して嫌いじゃないんですよ。だけど例えば、きっと他の人が美味しいって思うほど、その美味しさを感じられない食べ物の代表はつけ麺。初めて食べた時は麺が温かくないことに『なんで?』って思いました。だって、スープは熱々なのに麺が冷たいから、口に入れた時に自分が想像していた温度と違う。そのぬるさにとっても違和感を感じた次第で・・・。だから、つけ麺に関しては、私は絶対にあつもり派。あつもりを取り扱っていないお店では食べたいとは思わないと言っても過言じゃないかも(結構、ガンコなもんで)。

その初めてのつけ麺とよく似た感覚を、実は今回食事をした『牛かつ あおな』さんで思い出しました。

私が行った渋谷三丁目店は先月オープンしたばかり。すぐ近くに(私はまだ行ったことはないけれど)『牛かつ もと村』さんという、結構いつも行列が絶えない牛かつのお店があるので、オープンした時には、結構チャレンジャーだなぁ~なんて思ったんですけどね(笑)。でもこのお店も新しいってこともあり、それなりに先月は列ができていて、今月に入って少し落ち着いてきた感じです。

もと村さんのことは全然分からないけれど、あおなさんのこだわりは国産牛を使っていること。主なメニューは
・「あ」国産牛
・「お」黒毛和牛
・「な」霜降り黒毛和牛

今回は初回なので、「あ」国産牛にしてみました。


牛かつにサラダ、スープ、そして白米か十六穀米のどちらかを選べるので、十六穀米を選択。牛かつにはわさびをのっけて、好みでお醤油 or 油塩 or 岩塩をつけて食べて下さいという説明でした。

まず口にしたのはサラダ。お野菜がとってもみずみずしく、そしてお野菜の味が濃い!ちょっと酸味のあるクリーミーなドレッシングの味もおいしく、このサラダは絶品でした。

そしてメインの牛かつ。ここで私は反省したいです。メニューの写真を見れば、かつの断面はとってもレアな状態なので、熱々な状態で出てくるわけではないのは誰が見ても明らか。だけど愚かな私の頭の中では『かつ=揚げたて熱々』という安易な考えがあり、1切れ目を口に入れた時に『ぬるい!』って思っちゃったんですよね。本当に私のバカ!そうすると、冒頭に書いたように私の舌は十分に美味しさを伝達してくれない。あっ、間違えないで下さいね。美味しくなかったわけじゃないんです。思い込みと味覚にズレがありすぎて、あれれ~って状態になってしまったんです。すべて私の思い込みの強さが失敗の始まり。なので、3分の2くらいを食べ終わるまで、ぼんやりした味しか感じられず、今思い返すともったいなくて仕方がない。残り3分の1くらいになって、やっと少し味を感じるようになりました。遅いってば~。で、その残り少ない量でも一番美味しかったのは、わさびと油塩をのっけてクルッと巻いたかつをお醤油につけて食べるパターンでした。

十六穀米、たっぷりお茶碗に入っていました。ちょっと硬めの炊き方は私の好み。お米と穀物の甘みがある、美味しいご飯でした。

スープは牛だしのやさしいお味。わかめと牛肉が具として入っていましたよ。

反省はしたけれど、きっとつけ麺と同じように、私にとって牛かつは美味しさをパーフェクトに理解できない食べ物のリストに入ったなぁ。これはあおなさんの牛かつだけではなく、世の中に存在する牛かつすべてに対してですからね。あ~、何で冷めてるトンカツは平気なのに、作りたてでも牛かつの美味しさが分からないのかなぁ~。人生、損してる気がする。
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かに料理甲羅本店のレディース御膳を食べました

2015-07-26 22:43:16 | グルメ
この週末、駆け足ではあったけれど、帰省してきました。

自宅の最寄り駅に到着したのが12時前。すると、駅まで車で迎えに来てくれた両親が、わざわざそこから1時間離れたところまでランチを食べに連れて行ってくれました。ありがとう~、お父さん、お母さん

連れてもらったのは、『かに料理甲羅本店』さん。両親は初めて私を連れて行くと思っていたようですが、実は2回目~。カニ好きな私としては、とっても幸せな勘違いです。

両親はお店に入る前から『かに釜飯ランチ』なるものを注文しようと心に決めていたようですが、私はちゃっかりメニューに目を通させていただき、限定30食と書かれていた『レディース御膳』を選択させていただきました。

実は子どもの頃から、家族で外食すると、ほぼほぼ私が注文したものが一番最後に出てくるというのがお決まりだったのですが、今回は珍しく私の前に最初にお料理が提供されました。きっと父親の心のどこかにそのお決まりが記憶として残っていたのか、思わず「あれ?レディース御膳の方が出てくるのが早いやんか。」って言ってましたよ。

その最初に出てきたのは、ワンプレートに華やかに盛り付けられた前菜。


お店自慢のドレッシングがかかったサラダ、カニとめかぶの酢の物、カニの寒天寄せ、他2品。どれも夏らしく、見た目涼しく、食べてひんやりと、暑い日にとてもありがたい前菜。お皿自体が美しいので、見た目にも豪華だから、前菜の時点でワクワク。

前菜をちょうど食べ終わる頃に持って来て下さったのは、カニクリームコロッケ。


コロッケだけではなく、横にはアスパラとエリンギの素揚げと茄子の天ぷら付き。こりゃ、すごい。カニクリームコロッケは揚げ立てだから、衣はサクサク、中は熱々のトロトロのクリーミー。添えられているトマトソースも、トマト感が濃くって、いい感じにクリームコロッケに爽やかさを足してくれていました。

そして、カニクリームコロッケと一緒にテーブルの上に置かれたのは、クーポンでサービスをして下さった一品。普通はクーポンでサービスと言うと、デザートにアイスをサービスとか、ドリンク1杯サービスとかのレベルだと思うけれど・・・。


これ、海老フライではございません。カニ脚のフライです。しかも3本もっ!なんて太っ腹なお店なんでしょう!3本のうち、2本が私のお腹に収まったなんて、嬉しすぎて言えない(←もちろん、隠しきれてない。)

そして、実はカニクリームコロッケが出てくる前にテーブルの上に置かれ、火にかけられていたものがありました。「ふたは取りに来ますから、それまで開けないで下さいね。」という注意事項とともに、テーブルの上で静かに調理が進んでいたもの。それはお豆腐!


持って来て下さった時は豆乳だったのに、目の前でお豆腐に変身。作りたてのお豆腐って本当においしいですよね。私、豆乳も大好物なので、豆の味が濃いお豆腐が大好きなんです。まずはそのまま、そしてお塩をパラリとかけて、それから出汁しょうゆと薬味をかけたものと、何種類かの味付けで食べられたのもありがたかったです。最後はもう一度、何もつけずにいただき、大豆の甘さを存分に楽しませていただきました。

この段階で結構お腹いっぱいになっていたのですが、次に茶碗蒸しが登場。(これだけ写真を撮り損ねちゃいました。)

そして、ご飯ものとしてお寿司の盛り合わせ。


わぉ~、これにもカニがいっぱい!握りに巻き、さらに軍艦。「そのうち、横に歩き出すんちゃうか?」と親に言われてしまうくらい、カニを満喫。幸せ~。

最後の締めにはデザート3種盛り。


シャーベットにムース、そしてわらび餅。ドリンクはアイスコーヒーにしました。

はい、お腹がパンパカパンになりました。あっ、これだけじゃなく、ちょっとだけ釜飯も味見させてもらってますからね。釜飯もカニの旨みがいっぱいで、とっても美味しゅうございました。

贅沢させてもらったなぁ~。甘やかしてもらったなぁ~。往復2時間もかけてもらいましたしね~。感謝感謝でございます。
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バクラワ

2015-07-23 23:59:14 | グルメ
仕事柄、英語圏の人のみならず、東南アジアや南米、はたまたアラブ諸国の人とも接する機会がたまにあります。もちろん、それぞれの人によって性格が違うから国ごとにひとくくりにはできないけど、少なからず国民性が見えたり、日本に住む外国人の方のお話が聞けたりしてなかなか面白いです。

例えば、群馬県や愛知県に地球の反対側から来たブラジルの方が多く居住されているのは知っていたけれど、なんと200人ほどが佐渡島にお住まいになってるって話を教えてもらったり(完全に初耳でした!)、フィリピンの方は日本にいてもフィリピンタイム(のんびり、のんびり~)で過ごされている方が多く、何だかいいなぁーと感じたり、元々スポーツには明るくない私だけれど、フランスで野球をやっている人は珍しいって話にビックリしたり、本当に世界って楽しい。いろんな話を聞くたびに、ステレオタイプで他国の人を見ているようじゃ、もったいないなって心底思います。

そんな外国の中でも、訪れたことがないこともあって、私にとっては未知なのがアラブ諸国。間違っていることもたくさんあるだろうけど、アラブ諸国について思い浮かぶのは・・・
・文字は昔の日本語みたいに、右から左に書く。
・とにかく暑い。
・石油で潤ってる国があれば、戦争が行われていて、母国から亡命しなきゃいけない人がたくさんいる。
・信心深く、毎日何回もの礼拝/お祈りを欠かさない。
・男性と女性が同じお部屋で食事などができない。
などなど。。。

でも、これはあくまでも私の印象だから、本当にそうなのかすら分からない。申し訳ないです。

そして、食いしん坊の私にしては、アラブ諸国のみなさんが何を主食にしたり、どういう食事を日々されているのかをほとんど知らないんです。宗教上、食べちゃいけない食材があることや、ラマダンの時期には断食することくらいは聞いたことがあるけど、ごはんを食べるのか、それともパンのようなものなのか、もしくはジャガイモみたいなものを主食にしているのか、本当に全然知らないんです。主食ですらそんな感じだから、どんなスイーツを食べているのかまでは、全然考えたことがありません。

だから、どんなに美しいスイーツがあるかなんて、夢にも思わなかった。今回はアラブ諸国の中でもシリアのお菓子、バクラワを口にするチャンスに恵まれました。




日本の和菓子の中でも練り切りは本当に美しいけれど、それとは違う美しさがバクラワにはあります。勝手に手先が器用な人が作ってるんだよ~、って思ってるくらい、よっぽど慎重に取り出さないとすぐに形が壊れてしまうものもあり、練り切り同様、とても繊細なスイーツです。

練り切りが白餡をベースにしたお菓子だとすると、バクラワはフィロとナッツをベースにしたお菓子みたいです。何種類か違う形のものがあるけれど、それぞれにピスタチオやアーモンド、クルミなどのナッツがたくさん使われていて、そのナッツをフィロで包んであったり、シロップで固めてあったりします。


さらに味はバターの風味もふんだん。ナッツにバターの組み合わせなんて、絶対カロリー高いよ~って感じだけれど、カロリーが高いものっておいしいんですよね(笑)。だから、バクラワもとってもおいしい!シロップの甘さがしっかりしているので、甘めのお菓子だけれど、コーヒーや濃い目に淹れた紅茶との相性は抜群!

こんなに見た目にも美しいスイーツを見ていると、いろいろ想像しちゃいますね。真っ白なトーブを着た男性陣が天井の高い、そしてとっても長いテーブルのあるお部屋で、水タバコをすいながら、もしくは甘いミントティーを飲みながら、バクラワをつまむ姿とかを。。。

あー、いつかアラブ諸国の人々みんなが、安心して家族みんなでお茶できる日がくるといいな。
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東山動植物園に行きました

2015-07-19 23:42:47 | 旅行
先週北海道に旅行に行っていた両親に、今朝電話をした時に、旭川動物園に行ったという話を聞き、そう言えば、私は先月末に名古屋にある『東山動植物園』に行ったなぁ~ってことを思い出しました。


もともと動物園に行くのは好きだけど、どこの動物園が有名で、どこの動物園に行けばあの動物に会えるのか、なんて知識はない私。正直、名古屋にまで来て動物園で時間を過ごす必要があるのかしら・・・なんて思いもゼロではなかったんです。だからと言って他に遊びに行く場所も思いつかず、お友だちと考えた選択肢の中で、一番楽しそうだったのが東山動植物公園でした。でも、そんな感じで選んだから、最初は東山動物園だと思い込んでいて、まさか植物園まで併設されてるなんてことにも気付かなかったくらい。

でもですね、動物がいる場所って、足を踏み入れただけでテンション上がっちゃうんですよ。だって、楽しいんだもん。

このサイ、最初に通りかかった時はこんな感じでぐーたらしてたけれど、最後にもう一度通りかかった時にはビックリするくらい暴れまくっていて、どうしたのかと思ったら、柵にへばりついて見ている人間の皆さまの目の前で、思いっきりトイレタイム。もしかすると、極度の便秘体質なのかも(笑)。


シカはなぜか最初は1頭だけ囲いの中から出してもらって、ひとり(1頭)優雅にお食事タイム。そのシカのお腹が落ち着いた頃に、やっと他のシカ軍団もごはんにありつけていました。それぞれの個体の様子を見ながら、餌をあげるタイミングを飼育員さんは見計らっているんですね。


このクマさんはバシャバシャと豪快に水しぶきをあげて、延々とお風呂タイム。どうやら足裏がかゆかったようで、何度も後ろにバランスを崩しながらも自分の右足裏と格闘してました。


そして同じクマさんでも、シロクマさんにとってはこの季節は暑すぎるらしく、昔K-1か何かでKOされた曙みたいになってました。動物園のガイドさんいわく、シロクマさんの足裏を見れるのはラッキーって話でしたよ。


クジャクとか鳥によっては、私たちが同じ柵の中に入って、すぐ近くでお目にかかれる感じ。頭の後ろに後光がさしてるような鳥さんもいました。


動物園と植物園は自由に行き来できるので、植物園にももちろん足を延ばしました。


結構な散策ができるくらいな広大なエリア。アジサイを見たり、ひまわりを見たり、合掌造りの中を見学した後に縁側でぼけーっとしたり、はたまた大きな温室の中でサボテンやら、果物の木やら、シダやら、いろんな色のハイビスカスやら、たくさんの植物を見学。中でも一番かわいらしかったのがフクシア。


女王様のイヤリングと称されることもあるんだって。本当にかわいらしい。

そして温室エリアから出ると、レプリカとは言え、なかなか立派な屋久島杉が!


屋久島でホンモノ見たいなぁ~。

そして、また動物園エリアを通って向かったのが、『東山スカイタワー』。


標高214mにある展望台からは、お天気も良かったので、なかなか良い景色を眺めることができました。


そして、締めを飾るのはイケメンゴリラのシャバーニ。


遠目に見てもなかなか渋い感じでした。なんだか自分でも男前だということが分かっているのか、長めの拍子木切りにされている野菜を、まるで葉巻のようにくわえてこちらにチラッと視線を送ってみたり、サービス精神も旺盛でした。そりゃ、モテるわぁ。

気付けば、入園してから6時間ほど滞在。むちゃくちゃ満喫しました。今度は『どこに行こうかなぁ~。他に行くところないから動物園行く?」のノリじゃなくて、最初からこの動物園に行くのを目的に名古屋に行きたいくらい、本当に楽しかった~☆。


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青木屋のかちがらす

2015-07-12 23:37:33 | グルメ
10年くらい前に2年間だけ住んでいたのが府中。その時には知らなかったけど、毎年7月20日に大國魂神社で行われている『すもも祭』というお祭りがあるそうです。このお祭りでは五穀豊穣・悪疫防除の意味からからすが信仰されているらしいです。そう言えば、すもも祭のことは知らなかったけど、からすの絵が描かれたウチワを持っている人たちを見かけた記憶があります。

7月20日はまだ少し先だし、大國魂神社に行く予定があったわけでもないけれど、たまたま久しぶりに府中に降り立つ機会がありました。駅周辺をちょろっと歩いただけだったけど、上京してきて初めて住んだエリアの近くだったから、何だかちょっと懐かしい気持ちになりました。

懐かしついでに立ち寄ったのが、和菓子屋の『青木屋』さん。和菓子が食べたい時にお世話になっていたお店なんです。

立ち寄ったのは夕方だったから、人気商品の黒糖が入った皮を使ったどら焼き、くろどらやその他のいくつかの商品は既に売り切れだったけれど、代わりにすもも祭限定、プラス私が行った府中フォーリス店でしか売っていないお菓子『かちがらす』を買うことができました。


はい、からすをイメージした黒色のお菓子です。この黒色は竹炭パウダーの色。


上から見ると分からないけれど、中には胡麻餡(クリーム?)がサンドしてあるんですよ。これは胡麻好きな人には食べて欲しいお菓子。胡麻の香りがいいし、胡麻のプチプチ食感も残っている本当においしいお菓子。甘すぎないところもポイント高いです。和菓子と言うより、ブッセのような感じで、中の餡には生クリームも使われているから、洋菓子寄りの和菓子っていう感じかな。

すもも祭に行く目的じゃなく、このかちがらすを食べたいがために、来年のカレンダーに印をつけておきたいくらい。良いお菓子に出会えて幸せ。
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