よったろーのせーさく日記3

よったろーのせーさく日記からの引き継ぎです。
ちょちょいのよったろーと申します。
改めましてよろしくお願いします。

ファーブラ・フィクタ タティー編第004話14

2017-06-14 15:37:00 | 日記
 【ヴィホヂット】は、
「大の男が揃いも揃って情けない。これがなんだって言うのよ、クアンスティータ関係じゃ無いのは確かなんでしょ?だったらビビる必要なんてないじゃない。良いから消えなさいよ。目障りだわ」
 と言った。
 盗賊Eは、
「俺たちは忠告したからな。本当にやべえって言ったからな」
 と言った。
 盗賊Fは、
「あんた、おろかだよ、マジで」
 と言い、盗賊Gは、
「良いぜ、行こうぜ、死相が見えている女とこれ以上関わっても俺たちまで危なくなる」
 と言った時、【ヴィホヂット】は、
「消えろって言ってんのよ。うざいんだよ」
 と怒鳴り散らした。
 その光景を見ていた【ヴィホヂット】に執心(しゅうしん)していた女の子が、
「ごめんなさい、お姉様、私――さよなら……」
 と言い、それに合わせるかのように他の女の子達も
「あ、私も……」
「私もその……」
「さよなら……」
「私、帰る……」
「もう、話しかけないで……」
 などの様に口々に言い、【ヴィホヂット】の元を去って行った。
 決して盗賊の慰み者にされそうだったからではない。
 【ヴィホヂット】のためならばそれさえもかまわないと思えるくらいに彼女達は心酔していたのだ。
 だが、まるで魔法が解けたかのように【ヴィホヂット】の虜だった女の子達は離れていった。
 それだけ、【ヴェール】の起動キーは禍々しいアイテムだという事だった。
 闇コスもこの余りにも恐ろしいアイテムの処理に困り、優勝賞品として、出していたのだ。
 何も知らない参加者達が価値があるものと思っている内に放り出したかったのだ。
 大会本部としては、盗み出してくれるのであれば、どうぞ持って行ってくださいという感じだったのだ。
 だから、本来であれば、大会を汚した行為として、盗賊を追いかけ処罰することをしたはずなのに、大会本部は追っ手を差し向ける事に消極的になっていたのだ。
 やば過ぎるアイテム【ヴェール】の起動キー。
 そのやばさに気づかない鈍感な【ヴィホヂット】はやはり愚かな女と言わざるを得ないのかも知れない。
 しばらくして、偵察に言っていた【リーチェニー】が戻って来た。
 彼女には他の使い道があるとして、盗賊の慰み者にはせずに偵察という名目で離れた位置に行かせていたのだ。
 【リーチェニー】は、
「あれ?お姉様、他の先輩達は?」
 と聞いてきた。
 【先輩】とは去って行った女の子達の事だ。
 【ヴィホヂット】の虜になって日が浅い、【リーチェニー】にとっては先輩にあたっていたのだ。
 【ヴィホヂット】は、
「去る者は追わずよ。これからしばらくあなたと二人だけになるわね。その分、かわいがってあげるわよ。今夜もね」
 と言った。

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