よったろーのせーさく日記3

よったろーのせーさく日記からの引き継ぎです。
ちょちょいのよったろーと申します。
改めましてよろしくお願いします。

ファーブラ・フィクタ タティー編第004話15

2017-06-14 15:37:50 | 日記
 【リーチェニー】は、
「はい……お姉様」
 と頬を赤らめ頷いた。
 彼女だけはまだ洗脳されたままだった。
 だが、【ヴィホヂット】は理解した。
 彼女に【ヴェール】の起動キーを見せたら彼女の洗脳も解けてしまう。
 そうなったら、自分は一人だ。
 それはまずい。
 それだけは避けなくてはと思うのだった。
 その日の夜、【ヴィホヂット】は悪夢を見ることになる。
 これまでの様に【プライス】にフラれるという悪夢では無い。
 なんだかわからないものに追い回される悪夢だった。
 本能の部分では【ヴェール】の起動キーを恐れているのだ。
 だが、表層意識では、理解して居なかった。

 その後、逃亡を図った盗賊達はタティー達に捕まっていた。
 【クインスティータ】は、
「白状なさい。あの優勝賞品をどこに隠しましたの?」
 と問い詰めた。
 盗賊Hは、
「バカな女が持って行ったよ。ありゃ、やべぇ」
 と言い、盗賊Iは、
「悪いことは言わねぇ、あんた達も関わるのを止めた方が良いって。その方が利口だって」
 と言った。
 【クインスティータ】は、
「そのような事を聞いているのではございませんの。どこに隠したかを聞いているんですのよ」
 と威嚇した。
 タティーは、
「しゃべっちゃった方が良いよ。【クインスティータ】さん、怒らせると怖いから」
 と言った。
 盗賊Cは、
「勘弁してくださいよ~俺たちもう、あんなもんに関わりたく……」
 と涙を流して懇願した。
 【リセンシア】は、
「とりあえず、アイテムを渡した女の名前と特徴だけでもゲロッちゃいなよ。後は私達で探すからさ」
 と助け船を出した。

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