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映画音楽史(202) 『ピアニストを撃て』 1963年公開

2014-08-10 00:40:27 | 映画音楽



『ピアニストを撃て』 Tirez sur le pianiste (仏) 1960年制作
監督 フランソワ・トリュフォ
音楽 ジョルジュ・ドルリュー
主演 シャルリー … シャルル・アズナヴール
    テレーザ … ニコール・ベルジェ
    シコ … アルベール・レミー
    レナ … マリー・デュボア
    ヌテシオ … ミシェル・ピッコリ
主題歌 『ピアニストを撃て』 ( Tirez sur le pianiste ) 演奏・サウンドトラック

デイヴィッド・グーディスの小説をもとに自由奔放な演出と映像で綴るヌーヴェルヴァーグ作品。
シャルリーはかつて国際的なピアニストのエドゥアル・サロヤンであったが今では名前を変え心を閉ざしてパリの
カフェでピアノを弾いている。そんな彼も店のウエイトレスのレナに励まされてようやく心を開きはじめる。そこへ
シャルリーの兄弟が悪事を働き仲間と山分けするはずの現金を持ち逃げしたため仲間のギャングに追われて
シャルリーの店に逃げ込んできた。しかしギャングはシャルリーの幼い弟を人質にしてシャルリーたちを山岳の
山小屋におびき寄せた。シャルリーたちとギャングの銃撃戦がはじまり、レナが撃たれて雪の中に倒れる。

主題歌の『ピアニストを撃て』はジョルジュ・ドルリューの作曲によるものです。映画ではタイトルバックで
使われていました。

↓はサウンドトラックによる『ピアニストを撃て』 YOUTUBEより


本来、人気歌手であるシャルル・アズナヴールを差し置いて映画の中で唄ったのはボビー・ラポワントでした。
ボビー・ラポワント自身も歌手でありまた作曲家でもあるそうです。冒頭で彼が唄ったシャンソン『フランボワーズ』
( Framboise ) もインパクトの強い歌曲で、映画館を出てもそのメロディーが頭から離れませんでした。
作詞はわかりませんが、作曲はジョルジュ・ドルリューによるものです。

↓はサウンドトラック(ボビー・ラポワント)による『フランボワーズ』 YOUTUBEより


しかしながら『ピアニストを撃て』というタイトルはなかなかシャレていますね。