鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

50代後半の中年オヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1376~闘う純米酒

2017-06-16 12:36:08 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「闘う純米酒」です。

以前、上原浩著「純米酒を極める」を読んで感動したことを書きました。
「本物の日本酒を飲んでもらいたい」という理想を掲げ、技術指導をしながら闘い続けた男の自叙伝でした。
今回読んだ上野敏彦著「新版 闘う純米酒」も同様。
醸造用アルコールを添加した日本酒が主流を占める中、技術的に困難であり、しかもコストの高い純米酒造りに挑んだ造り酒屋の社長の一代記です。

AMAZONの内容紹介を引用します。
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アルコール添加なしの純米酒だけを造る!
国税局、販売店等と闘いながら賛同者を獲得していく蔵元の、30年以上にわたる敢闘の日々。
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醸造用アルコールが添加された酒が、今なお主流の座を占めるなか、「酒は純米酒」を決意して立ち上がった酒蔵がある。
酒どころとはいい難い埼玉県蓮田市の小さな蔵元、神亀酒造だ。
四半世紀に及ぶ、その知られざる闘いに迫った初のノンフィクション。
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大手メーカーのアル添酒は1升、2~300円で出来るそうです。
それに比べ神亀酒造の純米酒は1900円もかかるそうです。
コストでは比べようがありません。

丁寧に発酵させた純米酒は味わいが濃く、酸味も強くなります。
その酒を数年寝かせると、実にまろやかになるそう。
ところが日本酒を寝かせることを税務署がなかなか認めず、随分闘ったそうです。

孤軍奮闘する男の元には、本物を愛する男女が集まってきます。
「そんなバカな男がいるとは! よし、応援してやろう!」
魂の付き合いが始まりました。
また男は、自分同様に苦しむ酒蔵や農家に温かい手を差し伸べます。
やがて純米酒造りは、宗教のように強く深い絆で広がっていきます。
が、そこにたどり着くまで40年の苦労がありました。

本物の日本酒造りという伝統を絶やさないために、米農家が報われるために、男はこれからも闘い続けることでしょう。
日本酒造りに真剣に取り組む男たちの感動的なドラマをもっと多くの人に知ってもらいたいです。

さて男が造った「純米神亀」は、燗を付けて味わう前に空になってしまいました。
近々また買いに行きます。
そのときは同じ酒蔵の「ひこ孫」も買う予定。
男が、蔵を守り通した祖母に贈った酒です。
どちらも行きつけの地酒屋さんに置いているのを確認済みです。

日本酒はもう純米酒しか飲みません!と宣言することで、純米酒にこだわる全国の造り酒屋さんを応援し続けます。


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