鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

50代後半の中年オヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1394~高野和明

2017-07-29 12:15:20 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、高野和明です。

久しぶりに高野和明を読みたくなり、選んだのがこれ。
「グレイヴディッガー」

2002年発行ということは15年前。
随分前の作品です。
名作「ジェノサイド」の興奮を思い出しつつ読みました。

AMAZONの内容紹介を引用します。
=====
中世の魔女裁判期に登場した殺人鬼「グレイヴディッガー(=墓堀人)」をまねた大量殺人事件が発生した。
煮えたぎった浴槽に浮かぶ変死体。
偶然にもそれを発見してしまった主人公・八神は、謎の集団に追われることになる。
今までの悪行をかえりみて挑もうとしている、人生初の人助け「骨髄提供」を全うするため、八神は逃げる。
カルト集団や公安警察の手をかいくぐっての逃亡劇。
はたして無事病院にたどり着けるのか…。
現行の死刑制度に対する深い考察を交えた珠玉のミステリー『13階段』で、第47回江戸川乱歩賞に輝いた新鋭による受賞後初の長編。
主人公の逃亡を主軸に連続殺人を扱った本書はスピード感と臨場感にあふれ、前作より一層エンターテイメント性を強調した作品に仕上がっている。
とくに、冒頭に描かれた変死体の様子やクライマックスの「グレイヴディッガー」登場場面などの描写は、これまで映画やテレビの脚本を手がけてきた著者ならではの迫力に満ちている。
また、フィクションとしてのおもしろさを追求する一方で、中世の魔女裁判の残虐さや、現代日本で「正義のため」に違法行為が許される公安警察をひきあいに、「正義とは何か」を問う姿勢も感じられる。
これは、前作から一貫した著者の主題でもある。
本書は、この重い主題を巧みに料理した娯楽大作といえよう。(冷水修子)
=====

本書はサラサラ読むことができ、スピード感ある展開を楽しむことができます。
読みながら、何度も既視感に襲われました。
初めて読んだはずなのに。
ストーリー展開が見え見えだからでしょうか?
AMAZONの内容紹介がネタバレだからでしょうか?

なかなか予想外の展開にならないため、いまいち盛り上がりに欠けます。
そんなことをちょっぴり残念に思いながらも、全体的にはノリノリで読み切りました。

「ジェノサイド」を二回り小さくした作品として、十分満喫することができました。

でも最後の最後まで既視感から逃れることができませんでした。
なぜかな?
まさか、と思い、自分のブログを検索しました。
すると何と、4年前に本書を読んでいたという衝撃の事実が明らかになりました。

もともと海馬の小さな私ですが、わずか4年前に読んだ本を忘れるとは情けない。
親の老いばかりを心配している場合ではないな、と自戒した出来事でした。

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