鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

50代なかばの中年オヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1265~いせひでこ

2016-10-19 12:10:37 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、いせひでこ です。

いせひでこの絵本「大きな木のような人」。
彼女の柔らかくて温かい絵がお気に入りです。

AMAZONの内容紹介を引用します。
=====
パリの植物園で、植物学者と少女が出会う。
少女は植物の面白さに目覚め、心に何かが芽生えたことを感じる。
雄大な植物に囲まれた、小さいけれど感動的な出会い──。

・作/いせひでこさんからのメッセージ
パリには2本の樹齢400年のアカシアがある。
その一本の大樹のある物語はすでに描いた。
もう一本の樹ははじめから植物園で大切にされ、樹齢を重ねていた。
私の足が、植物園に向かうようになったのは自然のなりゆきだった。
パリの大きな植物園を訪ねては、目が追いつかないほど、四季折々の樹や花や芽を観察することになった。
そんな春のこと、私は自宅裏庭のちっちゃな一角に、生まれて初めてひまわりのタネを蒔いた。
朝、昼、夕、毎日芽が出ていないかと庭の土におでこを這わせる姿は、まるでチャペックのにわか『園芸家の一年』みたいだった。(あとがきより抜粋)

・担当者のうちあけ話
カバーや帯の惹句を考えるのはふつう編集者の仕事ですが、この絵本ほど、それが難しいと感じたことはありませんでした。
とにかく何を書いても、作品を表現するには物足りない言葉のように感じてしまうのです。
それは、いせひでこという画家が、歩いて、見て、聞いて、嗅いで、触れて、感じて、そして何度も何度も考えたこと、それを筆だけでなく、全身で表現しているからだと思います。
『大きな木のような人』は、独立したひとつの作品ですが、そんな作者ですから、これまで描いてきた作品と深いつながりが生じるのは必然です。
『ルリユールおじさん』(理論社)の少女ソフィーが大きくなって、植物学の研究者として登場しているのを見て、私はゾクッとしました。(若)
=====

珍しく長い紹介文ですね。

本書には、担当者が書いている通り、「ルリユールおじさん」の主人公ソフィーが植物の研究者として登場します。
植物学者が女性研究者に「ソフィー」と声を掛けるシーンでもしかしたらあのソフィー?と思わせ、彼女が本書の主人公サエラに「わたしの植物図鑑、みる?」と声を掛けるシーンでやっぱりソフィーと確信します。
上手い登場のさせ方、いいですね。

本書の主人公サエラは「ルリユールおじさん」の主人公ソフィー同様、植物が好きな女の子。
毎日のように彼女は植物園の立ち入り禁止の場所にまで入り込んで植物をスケッチをする問題児。
やがて植物園のスタッフたちと親しくなりますが、急に日本に帰国してしまいます。
植物学者は彼女が残したたくさんの植物画を使って見学者に説明することを思いつきます。

ほのぼのとした絵とストーリーにいやされる絵本です。
「ルリユールおじさん」と姉妹編のようですが、私は「ルリユールおじさん」の方が好きです。

ところで「大きな木のような人」という題名の意味が、作者の解説を読んでも理解できませんでした。
「大きな木」は植物園にある樹齢400年のアカシアだとわかりましたが、その木に例えられる人って誰?
おそらく主人公のサエラのことでしょうが、どうしてサエラは大きな木に例えたのでしょうか?
読み返してもよくわかりません。
「大きな木がみた人々」というならわかるんだけどなぁ・・・。

これは想像力の欠如からくるものなのでしょうか?
そうだとしたら恐ろしい・・・。


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