鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

50代後半の中年オヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1354~北海道絵本

2017-04-24 12:21:59 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、北海道絵本です。

更科源蔵・文、川上澄生・画の「北海道絵本」を読みました。

1955年発行の古い本です。
ソフトカバーというには余りに薄くて弱々しい表紙。
それとバランスを取るように、中にも薄い紙が使われています。
これだけ腰のない本なのに、60年以上も傷みがない状態で保管されてきたことに驚き。
とても大切にしてきたということでしょうか?

本書は1949年が初版らしく、書かれている内容は70年近く前の北海道の状況です。
変わらないこと、すっかり変わってしまったこと。
いろいろでした。

面白かった内容をいくつかピックアップします。

=====

「シバレる」は、マイナス20度を下回ることで、札幌は入らない、と言い切っている。
札幌在住のドサンコとしては納得しがたい・・・。

ポプラは木材としてほとんど利用価値がない。
強度が低いため、マッチの軸にも使えず、安いゲタくらいしか使い道がない。
防風の目的だけで植えられたそう。

札幌では2月に金魚売が歩く風習があったそう。
まったく知らなかった。

春が近づき堅雪の上を子どもや犬が走り回る、という描写がある。
堅雪って何?
思い出した!
降雪がなく寒暖だけを繰り返すと表面が硬くなり、雪の上に乗れるようになる。
そうなると雪深い原っぱが、自由に走り回れる広場に変わり、遊んだものだ。

アイヌの伝説からもいくつか。

神の国から柳の葉が一枚、地上に落ちた。
神はその葉が川の流れの中で朽ちていくのを憐れんで魚に変えた。
魚の名は柳葉魚(ししゃも)。
アイヌは、ししゃもを神がアイヌを飢えから救うための贈り物と考えた。
何と素敵な伝説だろう。

アイヌは、ヒグマを神として崇めたのに対し、えぞ鹿を神からの贈り物と考えたる。
これは獲りきれないだけの頭数がいたから。

クマゲラは神が落とした手袋だった。
アイヌはクマゲラに丸木舟の作り方を教わった。

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簡潔明瞭な文章でとても読みやすかったです。
もっと読みたかったなぁ。
続編があるかもと思い調べたら、過去のネットオークションがヒットしました。

「北海道絵本 全3冊」
北海道絵本 文 更科源蔵 画刻 川上澄生 昭和52年8月14日 第2刷
続 北海道絵本 文 更科源蔵 画刻 大本 靖 昭和51年6月25日 初版
続々 北海道絵本 文 更科源蔵 画刻 松見八百造 昭和53年4月25日 初版

へー、全3冊なんだ。
そのうちに続きを読みたいと思います。


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