残像の遊戯

俳句・音楽・映画・ジャズ・小説などをめぐるコラム。日々過ぎていく目のまえの風景と心象は儚い残像なのかもしれない。

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空間を埋めるための音楽。

2016年12月28日 | 音楽
先日あるセレモニーホールで行われた告別式で、開式前に場内に流れている音楽が気になった。
参列者が席に座るまでに流れる曲だったので、静かな、じゃまにならない曲だったが、
「あれ、昔よく聴いたけれど、なんだったろう」とすぐには思い出せなかった。
曲が終わり、司会者が話し始めてようやく思い出した。
ポール・モーリアの「シバの女王」だった。

いわば客入れの際のBGMだから、
ほとんどの人は注意して聴いたり、曲名に思いを馳せることもないだろう。

でも、葬祭ホールで告別式に使われるとは、時代が変わったのか。
静かで雰囲気のある曲であればいい、といった感じで使われているのか。

デパートやスーパー、病院の待合室に流れている音楽は、
あれはどんな人が演奏しているのだろうか。

だれも聴いていない音楽。
感動も関心ももたれない音楽。

そもそも、それらは音楽と呼べるものなんだろうか?
無くてもよさそうなものなのに、空間を埋めるためにだけ生産される音の飾り。

ふと、そんなことを思った。

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