チヨケンの市

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ギターを作ろう②

2004年11月26日 | 音楽が鳴るころに
で、買って来ました、クリアラッカーとサンドペーパー。
二子玉川の東急ハンズで。
ついでに恐らく必要になるであろう、普通のヤスリも買いました。
で、まずはサンドペーパーでボディを磨く。
このボディ、若干表面に塗装のクラック(ひび)が入ってたんで、それが目立たなくなるまで磨いて磨いて………無理!!
根性無しだわ、やっぱオレは!
5、6回程ダウンピッキングで磨いてはみたものの疲れたんで、とっとと「こんなもんだろう」と自分に言い聞かせ、スプレー作業に移行。
まあ、写真は撮影用でありまして、やはり基本的には外に出てスプレーしてたんだけど、それでも部屋がクセーーーーー!!
小学生のときは良くプラモ作ってて、このニオイを家中に充満させて怒られたっけなあ。
そんな甘酸っぱい想い出はいいとして、夜中にアパートの階段とこでスプレーを「シューーー!」やってる男もどうなんだろうなあ。
パトロールのパトカーが通過したとき、本気でオレは「通報!?」と思ったよ。
で、スプレーについて。
使ってるのは「アクリルラッカー」のスプレーですが、通常ギターには「ウレタン塗装」と「ラッカー塗装」があります。
じゃあ、「このアクリルラッカーというのは、ラッカー塗装なんだね?」と思われるかもしれませんが、実は違ったりして。
ギターの場合で「ラッカー塗装」と言われてるのは「ニトロセルロース」と言う特殊な塗料を使ってる場合のことなんだね。
まあ、簡単に言ってしまえば、実はウレタンだろうがアクリルだろうがシリコンだろうが木材に使う塗装なんて本当は「ラッカー塗料」なんだろうけど、ことギターの場合は高級な塗装としてのニトロセルロースを区別する為に、それだけを「ラッカー塗装」と呼んでいる、と。
多分、そんなとこ。
で、そのギターの場合の「ウレタン塗装」と「ラッカー塗装」とはどう違うかと言うと、ウレタンの場合は別名「潰し塗装」とも言われるように、基本的には普通のペンキみたいな発色で木目は出にくいカンジ。当然皮膜が厚いから、木の音も出にくくなると言われてます。
けど頑丈。
ラッカーはまさにその真逆で、薄く透明感があるんで木目が良い出るし、皮膜が薄いから音も良いと言われてるけど、とにかく脆い。
時間が立つにつれ、大体ひび割れるし、あとずっと固いものに触れていると(例えば立てかけたりしてて)、そこが溶けたようになっちゃいます。
あと、高いんだよね、このラッカー塗装したギターってヤツは。
まあ、ギブソンやフェンダーの高いモデルは大体ラッカー塗装です。
余程神経質に扱わないと表面になんらかのダメージが出るんで、ビンテージもので「フルオリジナル!」「残念ながらリフィニッシュ!」なんて言ってまず第一に値段に抜群の差が出るのはこの部分だったりします。
ま、オレに言わせりゃクラックなんかはいいギターの味だと思うんだけどね。

ここまでかかったお金。 ボディ…6250えん(ヤフオク、送料込み) 、クリアラッカースプレー…650えん、サンドペーパー…200えん

合計…7100えん

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