同クリニックは一般的な小児科のほか、発達障害などによる困難がある子が多いことに着目し、2014年に「こどもの心と発達科」も設けた。

 仲島大輔(なかじまだいすけ)理事長(46)ら医師3人や看護師が専門外来を担当。臨床心理士2人と聴覚言語士3人がさまざまなプログラムを通じて、その子の抱える困難を減らす療育にも当たる。これまでに市内や近隣市町の幼児から高校生計約300人に対応してきた。

 発達障害の子どもは自宅、学校、クリニックなど場所や場面によって状況が異なることがある。子どもが一日の長い時間を過ごす学校や園は支援の大きな鍵を握る。