植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

ローマの力その16「属州ヒスパニア・ルシタニア」

2017年04月08日 09時47分18秒 | ゲームシステム
もっとローマの力を! で追加された属州の紹介です。

今のポルトガル全土とスペインの一部です。長くルシタニア人が居住していた地域ですが、ルシタニア戦争を経てローマに編入されます。
州都はエメリダ・アウグスタ(現メリダ)で、この地の中心地として栄え、多くのローマ建築が立ち並び、小ローマと呼ばれたほどです。
この地はオリーブと葡萄の栽培が盛んで、ルシタニアの名はワインと饗宴の神バックスの息子または従者とされるルススに由来しています。

【初期行政】
ローマに特にワインを輸出していた為、葡萄からワインを作りそれを輸出する[造酒所]、メリダに水道橋が残っており、この水道橋で運ばれた水によって農業が盛んだったことから[水道橋]、隣のバエティカが大市を持っているので、それに対比して[闇市]、そして麦3つで奴隷を民に出来る[神殿]と言う構成です。
葡萄2で金を得られる[造酒所]はこの属州オリジナル、資材を1つを交換してさらに別の行政を行える[闇市]は、拡張カードに入っている行政です。

【オススメの戦略】
資材を交換できる[闇市]、金を有効に作り出せる[造酒所]に、民を作る[神殿]と揃っており、ともすると行政カードを得なくても良いぐらいバランスが取れている属州です。しかし、本当に行政カードを一切取らないと、【贈賄】アクションが無駄になってしまうので、このバランスが取れた中、どのように追加の行政カードを獲得していくのが良いのかを考えるのが悩ましいです。
また[水道橋]は、何度も使えるタイミングは無いでしょうが、自分の民や奴隷の集落への配置状況だけでなく、他のプレイヤーの状況を見ながら、ここぞと言うタイミングを見計らってみましょう!
コメント
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