紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

腹掛紋と岐阜祭

2008年04月06日 13時59分17秒 | 
  
例の腹掛に紋を入れた衣装姿。
友人はご機嫌で、その気なってイザ!御輿を担ぐぞ!!!!!!!!!!!
実家の前です。
何とか様になって、作った本人として一安心!
「木造町御輿」のメンバーには顔見知りもいて、宣伝宣伝・・・・
『三河・遠州組』も御輿の前で ↓ の通り!
  
  
景気をつけてイザ!伊奈波神社まで出陣!!!!!!!(暗くてスンマセン)
  ↓は地方からの参加の『松坂太鼓』・毎年参加でナカナカの太鼓演奏です。
 


去年の宵宮を思い起こしました。
昼の休憩にへべれけに酔っ払い、夜の笛の演奏を抜け出し、夜の祭の街中をさ迷った事を・・・・・・・(涙)
  
右に白く見えるのは、満開の枝垂桜で、道の両脇に植わっています。
  ↓ は宵宮へ出発する前の「安宅車」
  
ここでは、幼友達が車力の頭で頑張っていました。

<物価情報> ガソリン 122円

「岐阜祭」(10)始末記

2007年04月09日 18時46分50秒 | 
年始め早々、気軽に引き受けた岐阜祭のお囃子の笛役は、昨日の祭をもって無事?終える事が出来ました。?は私事、何かズッコケル所があるからで、困った性分です。

  
山車の中の様子で、畳三枚分の広さで、この中に小太鼓の子供三人、鼓手四人、笛手四人、大太鼓一人の総勢12人が乗ります。

  
  
全員が乗り合せると、身動きできない状態です。新しい張り紋も映っています。

  
これは山車を後から見たもの。交代要員の笛手がゾロゾロ歩いています。

  
正面からの絵。紅白の綱は地区の子供たちが引きます。子供人口減少の中、いろいろな人が参加しています。
白装束の神主役が幣を振っています。

  
子供たちの小太鼓。三人7グループに分かれ交代で演奏します。笛手・大太鼓・鼓手は午前の奉曳のなかで2~3回の交代です。

  
車力も女性参加で頑張っています。
山車は真直ぐしか進めませんので、街角を曲がる時は車力の力が必要となります。その時の笛の曲は「車切」で、真直ぐ進む時は「道行」です。

  
ハッキリとしませんが、各町内では一回からくりを披露します。

7日の午前中は少し酒を呑みながら笛を吹いて、お役目をシッカリ果たしておりましたが、昼からの休憩がいけなかった。
車力手他お偉いさんのお昼は、近くの料理屋での割御弁当でしたが、私達は呼ばれず、丁度その場所が、笛手の一人の店だったので、ミヤくんと二人で呑みに入ったのが最後となりました。

後は朧・オボロ・・・・・・・・帰って昼寝をしたのですが、祭の真骨頂『宵宮』に合わせて行った事は行ったのですが、酔いが回って笛の音が出ない、頭はふらふ~ら。まともに吹けません。
下の写真と同じ感じです。
  

おりしも夕方から小雨になり、伊奈波神社に近くなった頃には本降りとなり、私は雨に打たれ、酒に呑まれて、あっちフラフラ、こっちフラフラの状態で、祭の中をさまよっていました。更に肝心のお囃子交代を一度サボってしまいました(汗)
雨のお陰で、宵宮のからくり奉納は中止。

途中、あーちゃんが参加して来ましたので、かろうじて何とか酔いを押さえて、祭にくっついておりました。あーーーーーーーーーーーあ

翌日の8日は、二日酔いが効を奏したのか、昨晩の汚名挽回か、笛はしっかり吹けて?、お役目を果たす事が出来ました。

いろいろとハプニングがあるのが私の習いですが、いい思い出が出来ました。次回は8年後ですが出きるかどうか、又生きてるかどうかも分かりません。

岐阜祭の事に関して、近所の「ヤンジジ」さんがブログをやってますので、覗いてみて下さい。

岐阜祭(9)着物の張り紋

2007年04月06日 19時40分23秒 | 
お囃子の合同練習も、昨日からくりのメンバーも加えての練習で終わりました。
猛?練習の成果はイマイチですが、明日の本番・祭ではベテランの笛の音の陰に隠れて一生懸命吹くのみです。
今日は練習は休みです。

前に祭りに着るドテラ着物の背の張り紋について書きましたが、新しい張り紋を作りました。

     

 

やはり、着物の背に『紋』-見本紋「結び抱き稲に左三巴」をつけると、着物自体が引き締まります。
この紋は伊奈波神社の社紋という事ですが、この神社には正式には「五七の桐に十六枚菊」の比翼紋があり、たぶん氏子の祭用の社紋だと思われます。
この張り紋を、笛手と鼓手の人に、新しく着物に付けるべく差し上げました。

この着物に付いていた張り紋について、新たな事が発見できましたので、後日祭の様子と合わせて報告します。

さあ~明日明後日と、呑んでのんで&吹きまくって頑張るぞ~!!!!!!!!!!

岐阜祭(8)合同練習風景

2007年03月21日 10時45分29秒 | 
最近仕事が忙しくなったのに加え、姪っ子の結婚式もあったりして更新できなかった。

祭のお囃子の稽古も、15日から子供たちの小太鼓と鼓との合同練習が始まりました。
    
子供たちは、小学3年から6年生までの総勢20人前後。3個の小太鼓を7グループに分けての小刻みな練習です。
鼓は子供が2人と後は大人で、合わせて9人余り。

   

   

子供たちは、これで15、16、19日と今日の練習ですが、呑み込みが早い!
4日間の練習で「道行」「車切」「早神楽」と3曲習い、個人差はありますがだいたい覚えた様です。こちらが一曲2週間もかけてヤット覚えた?のに・・・・・・・

私達笛隊が、曲のテンポ・調子を「唱歌」で憶えた様に、小太鼓はラジオ体操よろしく手振りで憶えます。膝を叩いたり、手を挙げたりしてです。

子供達の小太鼓・鼓の練習の時は、私達笛と大太鼓は見てるだけで待機してます。これが結構長い。子供達がある程度覚えてから、合同で練習になり、それまでは酒を呑んで?待ってます。
昨日は、2時間の練習時間の中、ほとんど子供達の小太鼓の「早神楽」の練習で、合同で練習したのは最後の15分程度。少々時間の取り方に疑問がありますが今の所仕方ありません。(最初の15日は仕事が残っていた事もあり時間が勿体無くて途中で帰りました)
しかし、19日の練習の時は、「道行」を小太鼓7グループが連続して稽古するので、笛はそれに合わせて延々と吹きっぱなしで、私は息が切れるやら、唾が飛ぶやら、指が吊って来るやらで焦って吹いてました。

これから子供達が全曲覚えてからの練習は、私にとって過酷なお稽古となりそうです(涙)

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岐阜祭(7)衣装

2007年03月09日 18時16分37秒 | 
先日岐阜祭に着る衣装合わせがありました。
衣装を見てビックリ!前もって聞いてたのですが、旅館のどてらみたいな着物で、色は(新品の時は茶色だと思う)カーキ色に色あせて(紋の中の色)、何とも言えない感じでした。

     
紋が背に一つついてましたが、これが今まで何度となくクリーニングされた性で、着物と同様色が抜けてました。(スキャナーからで着物もこの色目ーまだ実際は薄いです)
見本紋「結び稲に左3つ巴」紋で、祭の衣装用の紋だと思われる。

おまけに、何回も着続けられた性で、背紋の張り紋が剥がれているのが多くありました。
    
デジカメで撮りましたが色が忠実に表現されなかったが、ご覧のとおりで張り紋が取れて、張りつける時の糊の後だけが残ってる。
で、このまま着ては『紋や』の名折れだと思い、私の独断で張り紋を新調する事にしました。

又、このドテラ着物、何十年も前に作られた為、丈が短い。
私くらいでも、「大」の着物で裾が短い。ましてや若い者、180センチの男が二人もいる。彼らにとってはミニスカートをはいてる感じになるらしいし、4月とは云えまだ寒い気候のためジャージをはいたようです。
何とも情けない着物姿になるでしょう。

予算が足りないとは云え、お囃子の大先生(直接教えてもらっている先生の上です)に、謝礼何十万包むより、衣装を新調した方がいいのだろうけど・・・・・・・・・

岐阜祭(6)詰込み

2007年02月26日 19時47分58秒 | 
先週新曲「早神楽」が出て、まだ指が曲に追い付かない内にマタマタ新曲「三番そう(さんばそう)」と「狂言神楽」を覚えよ!と連続して出てきました。
    

    

   
これで、祭のお囃子に使う曲が五曲全部出揃った事になりましたが、頭が混乱!
ヤット「道行」と「車切」を暗譜出来た所なのに、これから更に全曲覚えて吹けるかどうか心配になりました。
一度経験したメンバーは八年前を思い出しながら練習すればいいのですが、こちら未経験者(特に頭の硬くなった私)にとってはだいぶ時間が足りない。

これも、後二週間で笛の稽古を完了しなければならない事情があるからなんです。(先生によるとスタートが二週間遅れたー上部役員のミス)
4月7日の祭に向けて、子供達の小太鼓・鼓との合同練習が3月12日頃から始まるため、それまでに笛・大太鼓の全曲をマスターしなければならない、という先生からの至上命令が出ました。

更に笛は9人を二つに分け、交代で演奏する事になるのですが、交代時間までの30分間、曲を吹き続けなければなりません(山車が遅いと更に延長ー恐怖)。一曲例えば「道行」は一分半位の曲ですが、交代まで延々と繰返し吹き続ける事らしいです。
今の段階で4,五分吹き続けても、指は痛くなる、腕は引きつって来る、笛口に唇の当て所が狂って来て音が出なくなる、唾が飛ぶ・・・・・・とてもじゃーない。

こんなに大変な事とはつい知らず気軽にこの役を引き受けましたが、一度乗った船、引き下がる訳にもいかず、頑張るのみです(涙)
最悪、本番では息を吹く真似だけでもしましょうか????????????(笑)


岐阜祭(5)マイッタ―

2007年02月19日 19時49分36秒 | 
何かかんかしてる中に、笛を覚え始めてから4週経ちました。
「道行」と「車切」は何とかまがりなりに暗譜出来?音が漏れながらも又調子が狂いながらも吹ける様になりました????????

昨日の日曜に、またまた新曲「早神楽」が出てきました。 ↓  
       

「道行」のテンポを早くしたような曲ですが、これが早い早い・・・・・・
331/3回転のLPレコード(懐かしいでしょ)を45回転か70回転で掛けたようなテンポです。
指は動かない、息は続かない(息をユックリ吹いてていいんですが)で、トンと皆さんについて行けません。
新米の相棒のミヤさんは、若いから指がスムーズに柔らかく動いている様に見えます。こちらは指が硬直して、アプアプしてる始末。

これから先、老指に鞭打って頑張らなければなりません(涙)
楽しみは、仕事と違ったある種の達成感があることと、土曜の帰りに皆で軽く一杯出来ることかな~

岐阜祭(4)

2007年02月11日 10時19分15秒 | 
  
 

お囃子の稽古風景です。丁度お茶が入り休憩の時間ですが、皆さん熱心に練習・練習。
先週から女性二名が新たに加わり、笛の吹き手は総勢9名になり、又大太鼓も稽古に合流しました。

新米が4人で、指導者にとっては不安が残るでしょうが、私にとっては薄まる(へたで目立たない)分、気が楽になります(汗)
とは云っても、私も結構自分なりに練習し、「道行」は暗譜して、家の練習では音が出るようになった、と、思ってた(息継ぎはマダマダで息が切れる状態ですが)のですが、いざ、今日の稽古の場では全然音が出ません(涙)
うまい人の高く通る音に圧倒されて、焦り、散々です。

  
今日からまた新たに一曲増えました。「車切・しゃぎり」です。
これは、山車が豪快に回転する時(からくりと並んで山車のハイライトです)に演奏する曲で、テンポが速く、歯切れのいい曲です。

やっと一曲覚えかけたのに、もう一曲、頭が混乱しそう。残り三曲もあるというのに・・・・・・・・・・
これから友人に誘われてゴルフの練習。その後昼からは、夜の稽古の為にまたまた笛の練習となります。
仕事、暇でよかった(涙・涙)

岐阜祭(3)練習・練習

2007年02月02日 18時25分26秒 | 
  

今日は、上の裃に「丸無の亀甲に剣片喰」を入れるのに午前中を費やした。
        「裃の紋入れ」についてはこちら

よくしたもので、何かやらねばならぬ事があると、仕事は暇な状態になる。
今日はその様な日で、昼から仕事が空いてしまいました。(この時期こんなに暇では困るのですが)
で、懸案の祭の笛の特訓?をしました。

先日録音した先生の笛の音と「しょうか」を聞きながらの練習です。
まず、「しょうか・唱歌」、曲の抑揚、音を出すべき所、息継ぎなどいろいろなポイントがその中に含まれています。最近は配達の折にテープを持ちこんで聞きながらの運転です(涙)
この「しょうか」を聞きながら笛を吹くのですが、
一 音は少し出るようになったが、音程にバラツキが出る
二 一と重なるけど、笛の穴をうまく指で押さえられない為、音程が狂う
三 吹き方が悪く、これまた音程が狂い、且つ息が続かないので息継ぎがバラバラ

正座(お尻に台は置いてるが)してるので、二,三回吹くと足が痛くなり、又おさえる指に余計な力が入るのか痛くなり、休憩してお茶とタバコ。この繰り返しです。

うーーーーーーーーーん。マダマダ、まだまだ大変。
ここに、音を紹介できたら・・・・・・・・イヤイヤまだまだ・・・・

道三祭(2)

2007年01月30日 17時47分33秒 | 

上の文章?図?は祭りに使うお囃子の曲、五曲の中の1曲「道行」の譜面?です。

三味線など邦楽をやられる方はご存知でしょうが、訳の分からない譜面です。
以前三味線をやっている友人に、その楽譜を?見せてもらいましたが、これと似たり寄ったりでした。

数字は、笛の音というか穴の位置で、これに合わせて指を置き吹きます。
ひらがなは、調子というか『しょうか(唱歌?)』(小学校唱歌ではなく曲の調子かな?)で、これを腹から声を出すように歌います。これを最初に先生に合わせて大声で歌い、曲の音程と音の引っ張り具合を覚えます。

一昨日の稽古では、皆さん出来るのですが、私一人だけサッパリ分かりません。ましてやこれに合わせて音を出すことも出来ませんでした。
どうなるやら・・・・・・・・・・・

で、今晩先生の所に伺って一曲演奏してもらって録音を取る積もりにしています。
これを頭に叩き込んで覚え、少しづつ吹く練習をしようと思ってます。

たかが、当番のお祭に動員されただけで、こんな思いをするとは想像できませんでした。でも、チョッピリだけ笛に興味を持ち始めたのも事実です(笑)

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