哲学以前

日々の思索を綴ります

第三権力についての私の結論

2017-01-25 14:02:54 | 日記
思うに、滝村は『家族・私有財産・国家の起源』を誤読したのだ。

ディーツゲンの『人間の頭脳労働の本質』では労働者階級を第四階級と呼んでいる。

おそらく当時のヨーロッパでは「第一階級、第二階級、第三階級、第四階級」という区分けは「王、貴族、資本家(中産階級)、労働者」に対応していたのだ。

だから「第三権力」という言い方をするとしたならば、第一権力=国王の権力、第二権力=貴族の権力、第三権力=資本家・中産階級の権力、第四権力=労働者の権力となり、マルクスやエンゲルスが熱望した「プロレタリア独裁」というのは第四権力支配ということになったはずだ。

だが、滝村は『家族・私有財産・国家の起源』の「dritter macht」という記載を「時代を超越した国家原理」だと錯覚した。

これは大学院で文献読解を徹底的にやることなく、26歳で法政大学の学部を卒業した不良学生の恣意的な読書がもたらした珍説だったのかも知れない。

因みに、全く別の話だが、ディーツゲンの『人間の頭脳労働の本質』に記載されている「純粋思惟、一般的思惟を認識するためには、全てを度外視しなければならない」との考えには賛成しない。「純粋思惟」なる思考の仕方をすべきだとは思わない。度外視をするのではなく、総合的に判断するのだ。




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