つぶやき・ツッコミ・つれづれ語り

言わないけど内心でツッコミ入れている、日常語り。

気持ちを汲める人の話。

2016年07月28日 | 日常のこと
Aさんから聞いた話、
後日Bさんから補足を聞いた話。

Aさんの職場の裏口に
中学生の女の子が2人訪ねてきたそうです。

Aさん、
こんな所から訪ねてくるなんてと
不思議に思いながら対応に出たそうです。

女の子「すみません」
女の子「これをどうしたらいいでしょうか」

女の子が大事に持っていたのは
弱っている野ネズミ。

もう死にそうな小動物を見て
Aさんはどうしたものか困ったそうです。

そこへやってきたBさんが
「自然に帰してきな」と言ったそうです。

もしネズミにまだ生きる力があるなら
そのネズミはきっと自然の中で生きていけるから。

何か病気があって
あなたたちに感染したらそちらの方が大変、
元に戻してきなさい。

そうに言われて
その子達は元の場所に戻したようです。

Aさんが、Bさんをすごく褒めていました。

子どもの優しい気持ちを無にしない
一番的確な方法を示し
しかも説得力に満ちていて
とても素晴らしかったそうです。

Bさんに聞いたところ
「捨てろって言うわけにいかないでしょ」

Bさんにとっては
たいしたことじゃ無いわよって感じだったのですけど

これを自然体でできるって
たいしたことだと思いました。

奈良俣ダムへ

2016年07月26日 | 日常のこと
先日、奈良俣ダムに行ってきました。

山の中を道をくねくねと運転していくと
目のまえが突然開けて

緑の木々を両脇に従えて
白い大きな壁がドンと構えている、
そういうコントラストの美しいダムです。

いつもなら
水が自然に流れるようになっているので
ダムの水路を伝っていくのを楽しめるのですが

今年は城のように
静かに立っているだけでした。

今年は洪水量が少なくて
ダムから水があふれるほど水がないのです。

この日はダムの上へ。

ダムの周囲は残念な光景でした。

山の上だけは緑に覆われて
山の麓、ダム湖だった所は
土がむき出しで、乾いた黄土色をしていました。

上流からダムの水面へ下りてみました。

予想以上に急な下り坂で
乾いた砂利は崩れやすく、歩くとズズッと沈みます。

水面にちょこっと触ってきました。

いつもは天端から眺めるだけなので
ダム湖の水面を触ったのは初めてかも。

ダム湖畔から見て
水の無い部分というのがあまりに広大で
中途半端に雨が降ったくらいじゃ
ぜんぜん水が足りないんだとショックでした。

雨が降るといいですね。
災害にならない程度に。

ダムについて詳しい(有名な)人が来ていて
その人の話が聞こえたのですが

関係者がカヌーに乗って
ダムの背面がよく見えますねって言ったのが
ショックだったそうです。

じゃあ湖から見るのは背面じゃ無いって事?
それとも、両方とも表とか!?

後でダム本を読んだら
ダムの表は上流から見て言うのだそうです。

上流(ダム湖)から見て、表。
カヌーから見たなら、それは表。

あぁ、川が主体なんだなぁと思って。
いかにも日本人感覚でいいなぁと思いました。

この日、
奈良俣ダムでイベントをしていたのですが
ぐんまちゃんが節水の協力を呼びかけていました。

そちらも良かったです。

気象天傑

2016年07月19日 | 日常のこと
最近のマイブームは天気予報です。

天気予報に興味が出て
気象の図鑑を買ってしまいました。

きっかけは
気象予報士さんの講演を聞いたことです。

ラジオでおなじみ、
私はこの方の天気予報がとても好きなのです。

ラジオだから
絵面がないのだけど

その方が地名を並べて読み上げると
不思議と天気図が頭に浮かぶのです。

季節の便り、天体の珍しい現象、
五七五で分かりやすく天気のポイントを伝えるところなど、
聞いていて面白いのです。

天気予報で
傘を持っていった方が安心ですと言えば
必ず傘を持って出かけるくらい生活に密着しています。

さて、講演。

災害から身を守るために
気象情報をどう活用するかという内容だったのですが
いろいろためになりました。

最初に天気の基礎を
クイズ形式で話してくれました。

それから注意報と警報について
説明をしてくれました。

栃木県に大雨が降った時
この気象予報士さんは茨城県に注意を促したそうです。

栃木に降った雨は茨城に流れるから
茨城で降らなくても河川の増水に注意と呼びかけそうです。

地域に合った警報を流しているとのことでした。

また警報が出ている時は
それが耳に残るように工夫したいとも言っていました。

地球温暖化により
2100年にはどう天気が変わるか
未来の天気予報をその場で演じてくれました。

日本で一番気温が高い群馬県の館林が
未来天気予報で「最高気温44度」とさらっと言ったので

聞いていた人達が
驚いてブハッと吹き出したのが
なんだか可笑しかったです。

いい反応だったので
館林から来た人だったのかもしれません。

次の日、
ラジオを聞いていたら
疲れを見せずにいつもの天気予報が流れました。

この時、群馬では、大雨警報が出ていました。

注意して聞いていたら
この方は警報を読み上げる時に
声を低くして「大雨、警報」と区切って伝えました。

講演会で工夫したいと言っていたのはこれか~!

気付くとすごく分かりやすいです。

この日はいつもより早く家を出て
余裕を見て出かけるなど気をつけました。

ますます朝の天気予報がお気に入りになりました。

本の整理をしました。

2016年07月11日 | 日常のこと
我が家は
床から天井まで本棚になっています。

家族共用で使っているため
いろんな本が適当に詰め込まれています。

あまりにバラバラだったので
週末に本棚整理をしてみました。

料理、手芸などの
婦人雑誌系を一カ所にまとめたり

歴史、郷土、旅行や地図、
日本語、民俗学、小説などの読み物、
だいたい同じ系列でまとめてみました。

本の高さも揃えてみました。
できる範囲で、ですけど。

おかげで
本を探しやすくなったし
見た目もスッキリv

買ったことを忘れていた
とても面白そうな本を3冊発掘したので
こちらは自室に移動しました。

逆に自室の本を
共用の本棚に追加してみたりもしました。

お客さんが見て
楽しそうな本棚だと
思ってもらえるような感じになった気がします。

待ち時間に読んだ本。

2016年07月04日 | 日常のこと
今日は、待ち時間が長いことを見込んで
手持ちの中から手つかずの本を一冊もって出かけました。

好きな作家さんの日常を綴った書物です。

この本の中に
古い三味線にまつわる話が載っていたのですが
妖しいほどに美しかったです。

言葉を駆使して褒め称え
その三味線を擬人的かつ魅惑的に描いていたのが良かったです。

私は知らなかったのですが
三味線は長持ちしない楽器だそうです。

なので作中で三味線がダメになってしまうのも
寿命だよと言えばそうなのかもしれないけど

幕を下ろすように
三味線が身を引いたみたいで
さらに妖しく美しかったですねぇ。

こんな面白い本を
手つかずにしてあったとは
とてももったいない事をしていました。

珍しくSF小説

2016年07月01日 | 日常のこと
小松左京さんの短編集が読み終わりました。

SF作家さんなので
あまり縁が無かったのですが

ある書評で、
怖い話を集めた自選短編集があると知り
読んでみたいなぁと思ったのです。

これがとても人気があって
なかなか手に入らないとのこと。

貴重な本が手に入ったのはブックオフ・オンラインのおかげです。

SF作家さんはやはり違うなぁと思ったのは
文章で書き表した世界観がしっかりしているところ。

独自の世界を持っていて
足がしっかり地面に付いている感じです。

短編なので
文章自体は短いのに
ここまで書けるのかと驚きました。

久しぶりに満足のいく小説でした。