西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

長唄正本

2017-04-04 | 役者絵
これは鳥居清経(生没不詳・江戸中期の絵師)の長唄正本、
「六出花吾妻丹前」(むつでばなあづまたんぜん)だ。
制作年は不詳となっているが、明和4(1767)年だろう。
市村座の顔見世にこの演目が出されているから。

タテ唄は荻江露友。
「水仙丹前」(1755年市村座初演)のタテ唄を勤めた
松尾五郎次の名も並ぶ。

露友は1766年の顔見世から市村座に呼ばれ、1768年には芝居から遠のいたので
これは貴重な資料だ。

タテ三味線は西川奥蔵。
この年に初めて荻江露友のタテ三味線を勤めた。
後に「二人椀久」(1774年)を作曲する、錦屋金蔵の名も見える。

白拍子あやめの前、を勤めるのは市村亀蔵(2)か。

この長唄は途中で消滅して今は残ってはいない。
このように途中消滅した曲は五万とある。
理由は単に面白くないか、時代に合わなくなったかだ。

    
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